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ダイアスパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200
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ダイアスパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200
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HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy ★★★ (2011-03-07 17:57:18)

 みんなに聞きたいんだけど、このアルバムって「メロスピ」かなぁ?僕には全くの正統派か、パワーメタルにしか聞こえないんだけど??メロスピと呼ぶには流麗さより荒々しさが前面に出すぎているし、アンディのVoもハイトーンではなく、もっとブルータルで力強い中音域の正統派シンガーという感じになっていると思う。

 僕はもともとメロスピの狂信的な信者ではあったけれど、このジャンルの線の細さに疑問を感じていたのも事実で、同時にパワー系や漢メタル系の攻撃的で男らしいジャンルにも手を出してきた。

 そうした耳から聴けばこの作品はかなりの好盤だと思う。ハロウィンならではのメロディに、攻撃的で荒々しいサウンドが組み合わさって、有無を言わさぬ突進力と、ねじ伏せるような強引さがいい。
 僕にとってジャーマンメタルとは、男が男であることを証明する、「破壊の中の美と哀愁」である。この作品はその王道を真っ直ぐに突き進む、ヘヴィメタルの中のヘヴィメタルであると思える。


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy - Liar ★★★ (2011-03-07 18:05:49)

この曲のブレイクの暴虐ぶりにはぶっ飛んだ。ハロウィンもここまで攻撃的になっかぁー!という驚きと共に、僕の考えるヘヴィメタルの理想形に近づいたなという感じがする。

徹底したメロディ派には間違いなく「いらない子」な曲だろうけど、ヘヴィメタルのマッチョイズムを愛する人には、むしろハロウィンというブランドを超えて愛せる曲じゃないかと!!


HELSTAR - A Distant Thunder ★★ (2011-07-12 01:14:20)

火薬バカ一代さんのおっしゃるとおり、⑧のWinds Of Warは超名曲だと思います。様式美的で非常に練られた曲構成と、盛り上がる瞬間の圧倒的なカオスっぷりに度肝を抜かれます。

この曲だけはヘヴィメタル史上に残る傑作だと僕は思います!!


HELSTAR - A Distant Thunder - Winds of War ★★★ (2011-07-12 01:15:58)

この曲は圧倒的だと思います。曲の構成、骨組みがしっかりしていて、各パートそれぞれのメロディにフックがあり、盛り上がるサビ部分の攻撃力・突進力たるや数ある80年代メタルの中でも屈指のものがあると思います。

超名曲に認定します!!


ICON - Icon ★★ (2011-04-24 22:53:38)

いわゆるLAメタル的な能天気で明るい音楽性ではありません。これはもう完全に正統派メタルと言って良いんじゃないでしょうか。硬質なリフに吐き捨てるようなドスの効いたヴォーカルがカッコイイです。

プロダクションは非常に80年代らしい哀愁漂う感じに加工されていますが、何せ音楽性が硬派なので、メロハー風味に傾くこともなく、全うな正統派って感じに仕上がってます。


IRON BUTTERFLY - In-A-Gadda-Da-Vida - In-a-Gadda-da-Vida ★★★ (2011-12-18 05:15:26)

これが300万枚も売れた時代ってすげえ。


JOE BATAAN ★★★ (2013-05-13 01:48:31)

フィリピンとアメリカの黒人の間のハーフとして生まれたが、ラテン音楽に傾倒し、サルサとソウル・ミュージックを独自に混合した音楽性に到達。「ブーガルー」の旗手として一挙に有名になった。

その圧巻のグルーヴとオリジナリティは、現在でも全く古びていない。

ラテン音楽としては珍しく、英語で歌う楽曲も多いため、サルサのみならずソウルのファンにも馴染みが深いだろう。

60年代から活動しているが、近年は来日も多く、日本のファンの間で人気を博している。


JOE BATAAN - Salsoul ★★★ (2013-05-13 01:49:41)

ラテン/ソウル音楽史上屈指の名盤。そのタイトルのとおり、サルサとソウルの融合を目指した独自の音楽性の評価は高い。


JOSE ALBERTO EL CANARIO ★★★ (2013-05-13 01:27:47)

ドミニカ出身だが、プエルト・リコ→ニューヨークと移住しながら、サルサ音楽の旗手として活躍。

メロディアスな歌モノとしての音楽性と、ダンス音楽としての鉄壁のグルーヴを完璧に融合させたその音楽性は、まさにサルサの永遠のクラシック。

最近のアメリカのサルサ・シーンは非常に「歌モノ」化が激しく、歌い手主体でグルーヴが後ろに引っ込んでいるような音楽が多いような気がするが、この巨人のトラックにそうした心配は無用。

明るく、楽しく、時に哀愁。絶妙のバランスで繰り出されるサルサ史上稀に見る名曲の数々は、いつまで聴いていても飽きない。


KROKUS ★★ (2011-03-28 14:01:42)

知名度と実力のギャップが激しいバンドだが、これが全くの正統派メタルかと言うと「???」となってしまう。確かにプリーストそのまんまとしか思えないリフとか展開はあるけど、プリーストの中のバイカーっぽい要素だけ抜き出したような感じがする。

そして、もう確信を持ってZZトップそっくりな音楽性だと思う(笑)。でも実力はあるよ。明るくカッ飛ばすアメリカン・ハードロックが好きな人には超お勧め。


MANDRAKE ★★★ (2012-10-13 07:15:51)

このバンドがメジャー・デビューできなかった、あるいはしなかったのは、明らかにプログレというジャンルが日本国内で受け入れられる素地が無かったからだが、それにしても、ここまでやった後で諦めたというところに平沢進という男の業の深さがあると言えないだろうか。

ともかく冒頭の一曲「飾り窓の出来事」に尽きる。これを聴かずして日本のロックの歴史を語るなかれと言いたいほどに凄まじい気迫の篭った作品だ。


MANDRAKE - UNRELEASED MATERIALS VOL.1 ★★★ (2012-10-13 07:21:40)

「テクノ御三家」としてYMOのパチモンのような扱いで登場したバンドのうちの一つ、Pモデルの前身は世界的に見ても稀有なほどのクオリティの楽曲を作り上げた生粋のプログレッシブ・ロック・バンドだった!!!

その事実は僅かにコアなPモデルのファン、あるいは平沢進を師匠と呼び習わす馬の骨どもにのみ知られていたことだったが、本作のCDリリースによって、ついに世にその真実を問うことが可能となった。

震撼せよ!震撼せよ!! ここに日本のプログレ史に燦然と輝く至上のオーパーツの存在を宣言する!!!


MANDRAKE - UNRELEASED MATERIALS VOL.1 - 飾り窓の出来事 ★★★ (2012-10-13 07:17:59)

すさまじいアグレッション、疾走感、そして複雑な展開とわずかに東洋的な歌メロ・・・平沢進はデビュー後も徹底的にトンガっていたが、デビュー前にはもっともっとトンガっていたことが分かる。

初めて聴いたときは文字通り脳天に雷が直撃し、全身が痺れたようなって硬直した!!!なんだこの音は、これが70年代日本のロックバンドだと・・・!??


MANIA ★★ (2011-12-21 02:22:20)

B級もB級、バンド名通りのマニア向けとも言うべきバンドです。ミニアルバムではメロスピ、1stフルレンスではスラッシュめいたなんか良く分からんクソメタルという、ジャンルまであやふやなところはさもありなん。

でも、こんなバンドでも一曲くらいは名曲らしきものを出してたりするところが、メロスピ・バブル時代の恐ろしさ(笑)。その一曲を紹介するだけのために、とりあえず項目、追加しときますよ!!


MANIA - WIZARD OF THE LOST KINGDOM ★★ (2011-12-21 02:24:59)

確かデビューミニアルバムだと思います。これがフルレンス・アルバムになると、早くもメロディが枯渇したか、中途半端なスラッシュ風のクソ田舎メタルになって脳死してしまうというのがB級らしくてウケるところですが、この作品では一応、基調はメロスピになってます。

まあはっきりと「イイ!」といえる曲は一曲しかないですが、初期メロスピのあの空気が好きで好きでしょうがない人には一聴くらいはしてほしい作品ではあります。

しかしジャケットの凄まじいダサさは…(笑)


MANIA - WIZARD OF THE LOST KINGDOM - WIZARD OF THE LOST KINGDOM ★★ (2011-12-21 02:27:03)

メロの部分では疾走するんだかしないんだが、色々ゴニョゴニョと小細工をしておいて、サビではまっとうといえば余りにもまっとうでバカ正直なメロスピに変化するという、いらないフェイク感を味わわせてくれる名曲です。

メロスピ・バブル時代の輝かしき落し物ですね。


MANUEL GOTTSCHING ★★★ (2012-10-13 07:06:13)

ジャーマン・プログレのジャーマン・プログレらしい部分を全方位的に網羅し、その上さらに完成度においても絶対的にトップだったのは、何をさしおいてもこのマニュエル・ゴッチング氏でありましょう。

現代音楽をルーツに持つミニマルの系譜を継いだ電子音楽によって、デトロイトテクノより十年も前に現在のテクノの原型を作ったのみならず、卓越したギターテクによって、バンドとしてのロック音楽にも革命をもたらした。彼こそまさに天才でありましょう。


MANUEL GOTTSCHING - E2-E4 ★★★ (2012-10-13 07:10:35)

この作品が現実には1980年の時点で完成していたという事実の衝撃には、本当に唸らされるものがある。それがウソではないことは、アシュラのSun Rainという曲に、既にその萌芽があることから分かる(この作品は1976年発表だ)。

現代のテクノ・ミュージックの原型であるという言い方ももちろんできるほどにオーパーツめいた作品ではあるが、それ以上にこの清涼感のある天上的なサイケ感はどうだ。ジャーマン・プログレのこうした方向性は、下手をすれば80年代のデトロイトや、90年代初頭のアンビエント・テクノさえ飛び越えて、2000年代直前のエレクトロニカにまで影響を与えているのではないか。

僕にはそう思えてならない!!必聴あるのみ!!!!!!!


MANUEL GOTTSCHING - E2-E4 - E2-e4 ★★★ (2013-05-13 02:00:52)

明け方の街を散歩しながら聞けば、どこまでも思索が広がり、帰ってこれなくなる。音楽史の上でどのように革新的か、という議論を全く差し置いたとしても充分に通用する、この名曲にはかける言葉みつからない。


MEAN STREAK - Declaration of War - Sons of Metal ★★★ (2011-07-22 18:37:39)

冒頭のはオマージュでしょう(笑)

イントロ以外には出てきませんから。
音楽性から言ってもこの連中、ラウドネス好きそうだし(笑)


METALUCIFER - Heavy Metal Drill ★★★ (2011-04-01 16:06:16)

夢想家さんのおっしゃるとおり、マジメなバンドで、NWOBHM大好き人間の集団であることは聴いた瞬間に分かります(笑)。よくぞここまで似せられるなとニヤついてしまうくらい、完璧にNWOBHMです。逆に言うと80年代後半のメタル全盛のリバーブ音や、90年代の洗練されたメロスピ・スラッシュ・デスなどの要素は全くありません! 徹頭徹尾、愚直なまでに哀愁の正統派で突っ切る痛快で明快な作品です!


METALUCIFER - Heavy Metal Drill - Heavy Metal Drill ★★★ (2011-04-01 16:08:47)

いや、これはもはやジューダスではない。これはAngel Witchであり、Cloven Hoofであり、StormwitchでThorでGrim Reaperなんじゃぁないかぁっ!!

要するに「NWOBHM」!!!
それに尽きる名曲!!


MOEBIUS-PLANK-NEUMEIER - Zero Set ★★ (2013-04-08 21:08:41)

まあドラムが生なんで、さすがにハコでは無理かと思うけど、それが逆に特異性になっていて、今聞いても個性的という感じがする。ジャケットもかっこいいね。


MONOLAKE ★★★ (2011-12-21 03:55:19)

個人的に21世紀のKraftwerk的な立ち位置だと思っているミニマル・テクノの巨人です。固定メンバーはロバート・ヘンケのみですが、相方が途中で交代しています。ソロ名義とも使い分けているので、一応ユニットってことで合ってると思います。


MONOLAKE - Cinemascope ★★★ (2011-12-21 04:00:25)

Monolakeの最高傑作と思われる作品。微かなクリックだけが聞こえる静謐の中に、都市の鳴動をスキャンしたフィールド・レコーディングがひたひたと流れる様は、さながら現代の「ブレード・ランナー」型サウンドスケープか。

ジャケット絵どおりの寒々しくも美しい音響空間が絶品です。


MONOLAKE - Cinemascope - Television Tower ★★★ (2011-12-21 04:01:45)

ミニマル・テクノをエレクトロニカ寄りに接近させた音楽性、その頂点に座するのがこの名トラックではないだろうか?

夜の都会を一人で散歩しながら、耳を傾けよう。


MONOLAKE - Hongkong ★★★ (2011-12-21 04:06:07)

香港を題材とした作品。フィールド・レコーディングがとらえるのは、猥雑な土壌を感じさせるラジオのお喋りなどなのだが、それらですらMonolakeの手にかかると、閉じた箱庭的な雰囲気のある近未来のアトモスフィアの一部として再構成されてしまう。


MONOLAKE - Momentum ★★★ (2011-12-21 04:09:27)

孤高の天才、ロバート・ヘンケが今回挑むのは、現代文明の象徴である機械たちの内部世界。鋼鉄製の内臓が緻密に時を刻み、赤錆の散り舞い落ちる音が通奏低音として聞き取れるギリギリの繊細さの中でグルーヴを生み出す…。


MONOLAKE - Polygon_Cities ★★★ (2011-12-21 04:14:46)

コンピューターが作り出す立体構造物が事象の臨界地点まで延々と立ち並ぶ都市…それがPolygon City。突如出現した地平が重層化を繰り返し、聞くものに音のグリッドを幻視させる…。

今回はフィールド・レコーディングをほとんど取り入れず、生っぽいシンセ音のみで真っ向から勝負を挑んでくる本格的テクノ・アルバムだ。ここでもMonolakeの構築する世界観は磐石で、一切揺るぐことがない。


MONOLAKE - Silence ★★★ (2011-12-21 04:21:26)

今回Monolakeが挑むのは、厳寒の大地の音楽。凍てつく大地を雹が打つ、しんしんと降る雪の中で、静寂は破られることなく、延々と地平線まで続いていく…。

例え大自然の中でも、機械文明を生きる我々人類の頭の中に響き続ける、あの懐かしい近未来のグルーヴは死ぬことはない。


OBSESSION - Carnival of Lies ★★ (2011-12-16 05:37:08)

アルバム全体の中で名曲と言えるのが二曲と、過去の名曲のリメイクがオマケでついてくる程度の作品ですが、やっぱりヴェセーラは上手いと思いますね。声量とかはそりゃあ若い頃に比べれば落ちるとは思いますが、あの余裕を持った焦らないタイム感が好きですね。バンドもバッキングで上下にうねりまくる感じが、初期のObsession時代から変わっていなくて、そういう部分では安心して聞ける正統派メタルじゃないでしょうか。


OLIVER MAGNUM - Oliver Magnum - Trapped ★★★ (2011-12-21 02:42:47)

このバンドの音楽性は正統派と言っていいけれども、ヴォーカル・スタイルはどこかLAメタル的な荒っぽいリズム重視のものがあったと思います。しかし、この曲だけはしっかりとしたメロディを追っています。

非常に完成度の高い名曲だと思いますね。一聴してマイナー臭さが全くない!


ORQUESTA DE LA LUZ ★★★ (2013-05-13 01:14:46)

日本のラテン音楽史上最大の世界的成功を収めた、正真正銘のサルサ・バンド。

日本初のサルサ・バンドであるOrquesta Del Solを前身とし、実力派のメンバーが集まって結成された。1stアルバムはビルボードのラテン音楽チャートで実に11週連続で一位を記録。世界ツアーも盛況で、2ndはプラチナム、3rdはゴールド認定、4thはついにグラミー賞にもノミネートされ、もはや「日本発」という色物的な受け取られ方さえ過去のものとしてしまった。

その音楽性はまさに王道!オールド・スクール・サルサのド真ん中とも言うべき、明るく詩情あふれるメロディのみならず、ノリノリで正確な演奏技術も相当なもの。

NYでのライブではティト・プエンテやオスカル・デ・レオンなどのサルサ界の巨匠がゲスト出演し、もはやその影響力は完全なる世界レベル。


ORQUESTA DE LA LUZ - Salsa caliente del Japón ★★★ (2013-05-13 01:20:05)

ビルボード・ラテン・チャート11週連続一位の金字塔を打ち立てた大ヒット作。明るくノリノリで踊れる、王道サルサの真髄が楽しめる。


ORQUESTA DE LA LUZ - Salsa caliente del Japón - Salsa caliente del Japón ★★★ (2013-05-13 01:18:59)

ラテン世界で大ヒットを記録した、知られざる日本のバンドの代表曲。この曲は本当に有名で、20年前のラテン音楽に興味がある人なら、一度は聞いたことがあるはず。


OZ ★★★ (2011-07-24 22:28:33)

追加ありがとうございます ^^

NWOBHMの隠れた名バンドだと思います。ドイツのStormwarriorがTurn The Cross Upside Downをカバーしていて、その曲が異様にかっこよかったので集めました。

このバンドの面白さは、歌メロに独特のシアトリカルな雰囲気がある部分でしょうか。一聴した感じでは典型的なNWOBHMに聞こえるかもしれませんが、聞き込むうちに彼ら独自のセンス、世界観のようなものが感じ取れると思います。

特に2ndアルバムに収録された "Stop Believin'" という曲は名曲だと思います。


OZ - Fire in the Brain (2011-12-16 05:26:49)

さて、ちょっぴり意見の分かれたバンド紹介(笑)。しかしこのバンドを知っている人が他にも居て嬉しかった!

それはともかく、このアルバムは2枚目。全体の楽曲の完成度は…という感じだけれども、なんとなく全体の雰囲気に独自のものを感じる。なんとなく(笑)。どこが?と聴かれると本当に返答に困る。

ただの一曲、ピンとくる曲があって、それがアルバム全体の印象を決めている感じもする。あんまり説明になってなくてすいません。


OZ - Fire in the Brain - Stop Believin' ★★★ (2011-12-16 05:31:15)

さて、アルバム全体の完成度はパッとしないものの、この非常にリフのハッキリした一曲だけは非常に印象に残った。正統派のお手本のような展開を持つ素晴らしい曲だと思う。

メロ、ブリッジ、サビとそれぞれ別のリフが用意されているけれど、どれも非常に耳に心地よく残る感じで、カッコイイ曲だと思います。


P-MODEL ★★★ (2013-04-08 21:13:11)

90年に二度目の再結成をして以降は、以前の前衛ニューウェーヴ志向は完全に消え去り、電子音バリバリの文字通りの「テクノポップ」になっていった。

平沢ソロが一気に作風を固めていくにつれて、Pモデルの音楽性もよりメロディアスで複合的な要素を持つようになり、完成度が一気にアップしたように思う。

しかしこれだけの神曲を連発しながら、チャートアクションではほぼ完全無視を決め込まれていたとは、なんたるオーパーツか。

デビュー以来三十数年、今やっとオーバーグラウンドに再び顔を出した平沢。この機会にP-MODELの輝かしい変態テクノの歴史も掘り返すべし。


P-MODEL - P-Model - Speed Tube ★★★ (2013-04-12 03:42:16)

アルバムの冒頭を飾る圧巻のハイスピード・チューン。終盤のロングトーンが人間の領域を超えている。

この曲を友人に聞かせたら、「これ、凄い。まじ、凄い」しか言わなかった。


P-MODEL - 音楽産業廃棄物 - Moon Plant Ii ★★★ (2013-04-12 03:36:44)

ゆっくりしたペースで、これだけ人を惹きつけるリフとリズム。さすがと言うしかない。一時期この曲が延々と頭の中を回ってしまって困った。


P-MODEL - 音楽産業廃棄物 - 論理空軍 ★★★ (2013-04-12 03:38:09)

プログレ直伝の余りにも有り得ない進行が凄い神曲。ただの実験曲に終わらず、エンターテインメントとしてしっかりとしたカタルシスを持っているところはさすが。


P-MODEL - 電子悲劇~enola~ ★★★ (2011-12-21 05:28:08)

このアルバム、ヘヴィメタルのリスナーの耳に実はかなり親和性のある音楽性だと思う。攻撃的で耳に残りやすいシンセリフもそうだが、J-POPにありがちな気弱さが全くなく、徹頭徹尾感情移入を拒否するような冷徹な世界観が貫かれている点が最も印象的。

P-MODELのアルバムは全て持っているが、この作品は特にロックファン、メタルファンに聴いて欲しいと思える作品。


P-MODEL - 電子悲劇~enola~ - Spiritus ★★★ (2011-12-21 05:29:34)

リフがかっこいい疾走曲。まるでメタルのようだ(笑)。しかしこれだけ派手にぶちかましながら、P-MODELとしての個性を微塵も失っていないとは驚異的だ。


PERSUADER - The Hunter ★★★ (2012-10-13 08:54:27)

ブラインド・ガーディアンの完コピ・バンドとして、本家のドラマー、トーメン・スタッシュまで加入して作り上げられたSavage Circusの前身とも言うべきこのバンド。

ハンズィ・キアシュに激似だったSavage Circus時代とは全く違う金切りハイトーン・ヴォイスで大爆走する痛快なメロディック・パワー・メタル作品だ。突進型の音楽性で、音程の上下が少ないため、ある種のメロディック・スラッシュという受け取り方も充分に可能だろう。

ともかく爆発的な加速力、テンションの乗り方は、往年のAngel Dustを思わせる若気の至り感。疾走系パワー・メタルの王道とも言うべき作品だ。


PERSUADER - The Hunter - The Hunter ★★★ (2012-10-13 08:56:52)

ハンズィに似せていないときのこのVoは、当たり前だが全然ハンズィには似ていないが、いかんせん楽曲がある時期のブラガに思いっきり影響されまくっているので、やっぱりどこかブラガっぽい感じもしないでもない。

で、それは置いといてこのアホのような疾走感はどうだ。メロスピ、メロパワのファンにも、大爆走B級スラッシュ好きにもそこそこアピールしそうなヤケクソ具合も感じるし、疾走系のメタルが好きな人なら一聴の価値がある楽曲に仕上がっている。


PETER GABRIEL - So ★★★ (2013-09-11 09:27:38)

時代を考えると、この音の良さはちょっと事件だったんじゃないかと思う。それくらい、時代を超越したクオリティを誇るアルバムだと思う。

捨て曲がなく、バラエティに富んだ構成で、ヒット作として準備万端で制作されたことが分かる。

一見ひねくれて見えるけれど、根はどこまでも誠実なピーター・ガブリエルのキャラクターが、しっかりと作品を一つの印象に纏め上げている。

ワールド・ミュージックの影響が深いけれど、音色的には徹底した白っぽさで統一されていて、その二律背反の緊張感が、独自の音楽性に到達していると思う。

日本ではその作風や出自の分かりにくさから、ほとんど評価されてこなかったピーガブだけど、この作品は間違いなくロック・ポップスの歴史に残る大名盤だと思う。


PETER GABRIEL - Up ★★★ (2013-09-11 09:37:06)

10年という長すぎる充電期間を経て発表された作品だが、その作風はもはや孤高の境地といった感じで、内省的で沈潜した雰囲気を感じる楽曲ばかりだ。

しかし、思い切った冒険と、聴きやすいポップネスの間のバランス感覚は相変わらず絶妙で、同時に最先端の音に対する飽くなき追求という点でも衰えていない。

この作品はチャートアクションでは健闘したものの、全体的には満足に売れなかったらしい。しかし、この作品の圧倒的な「名盤感」は一体なんなのだろう。一つ一つ、徹底的に選び抜かれた音色と、その組み合わせ。全盛期を過ぎて、逆にこのアーティストの本当の末恐ろしさが分かってきたような気すらする。

そして、この音の中に確かに過去の作品との共通項を見出すことができるという点が、何よりも凄いことだと思う。この作品によって、過去の作品に対する印象も確実に違ってくる。

この作品からさらに十年以上が経過し、いまだオリジナル・アルバムの発表はないが、このレベルの作品とまでは言わないまでも、死ぬ前にあと一枚くらいはどうしても聴きたいと思う自分がいる。


PHANTOM - Cyberchrist - Preying With the Mantis ★★★ (2011-12-20 01:47:49)

確かに素晴らしいバンドです。ひとつ間違ったら、今でいうHibria的な扱いを受けていたんじゃないかってくらい、演奏にもヴォーカルにも圧倒的なポテンシャルがありました。

しかし、歌メロ全体に何か人を燃え立たせるような哀愁やフックが足りないのも事実。その点、この曲は強力なリフに全てを託したようなシンプルな構成ながら、よく出来ていると思います。

サビの大絶叫に魂が震えます!これぞヘヴィメタル!!


POWERMAD - Absolute Power - Test The Steel (Powermad) ★★★ (2011-12-21 03:48:29)

スピーディで破壊的なパワーがあると同時に、グルーヴィでタイトな側面もある名曲ですね!ザクザクと耳に心地よい金属質なギターサウンドには独特の個性があると思います!

なんとな~くXのBlue Bloodにリフが似てるな~なんて思いますがっ!(もちろんこっちのほうが先ですが!)

それはともかく非常にかっこいいスラッシュ・チューンだと思います。


PRIMAL FEAR - Devil's Ground - Heart of a Brave ★★★ (2011-12-21 03:34:50)

ファンの皆さんごめんなさい。僕Primal Fearのどこがいいのか分かんない。演奏も素晴らしくハイテンションでタイトだし、ヴォーカルも超人的にウマいけど曲がつまんなすぎてダメなんです。

でも、この曲だけは…この曲だけは聞きましたよ100万回くらい(笑)ブチキレたヴォーカルとギラついたバッキングが非常にかっこいい。正統派らしい正統派の名曲ですね!!


R.E.M. ★★ (2011-04-27 21:30:46)

REMの音はパッと聞き、凄く普通で分かりやすい個性が見つけにくい。だがずっと聞いていると徐々に徐々に効いてくる。そんなバンドなのだ。非常にブリティッシュな作風だが、アメリカのバンドであるというところも、ねじれていて面白い。

しかしこういうバンドが毎回一位になる辺り、アメリカのロック需要層の懐の深さを感じる。


ROB ROCK - Holy Hell (2011-05-08 19:59:31)

皆様の意見に反して、僕にはB!誌の採点が妥当なように思えました。ただし、確かに80点台を与えられるレベルではあります。メロディも良いし、ロブ・ロックのヴォーカルも素晴らしいのですが、どうも曲構成に異常性がないというか、ヘヴィメタルならではのオセオセの攻撃性が感じられず、ダラっと中たるむところが各曲にあるのが気になります。

この煮え切らなさは何かに似てる…と思ったら、ダメなときのPrimal Fearのアルバムに似ている感じがします。


ROVO ★★★ (2012-10-13 08:30:51)

世界的にライブトロニカとも呼ぶべきフリーキーな電子音楽が流行していることを敏感に感じ取った日本の精鋭たちが作り上げたのは、よりによってそのうすぼんやりしたジャンルのようなものを、最もハッキリと形にした異形の音宇宙だった。

このツイン・ドラムとエレクトリック・バイオリンの天上的な調べを聴けば、誰もが昇天必至である。


ROVO - Flage ★★★ (2012-10-13 08:33:30)

変態的な構成が突き抜けると、逆にそこには神がかった「王道感覚」がたち現れるというロック・ミュージックの裏法則を、ここまで完璧に形にしたアルバムは、世界中を見渡してもほとんど存在しないだろう。

聴いていると陶酔のあまり、徐々に体から力が抜けて思わず失禁してしまう。


ROYAL HUNT - Paradox ★★★ (2011-11-26 09:47:16)

私にはロイヤル・ハントの目指すものが分からなかった。どのアルバムでも、何を目指しているのかハッキリつかめず、イライラした。はっきり言ってメタルじゃないとすら思っていた。何が人々をこのバンドに惹きつけているのか、全く理解できなかった。

…そう、よりによってこのアルバムを最後に聴く事になろうとは(笑)。聴いた瞬間、全ての疑問が解けた。凄すぎる。圧倒的な世界観、楽曲の凄まじいまでの完成度。これはもうヘヴィメタルとかメロディアス・ハードというジャンルの枠を超えているように思える。

ここにあるのは全き一つの世界。神がかったものすら感じる。最初に聞き通したとき、あまりの体験に立ちくらみがした。これぞメタル史上の名盤中の名盤!!!


RUNNING WILD ★★★ (2011-03-05 03:54:46)

まじな話、このバンドにマンネリを感じたことは一度もない。一度もだ。

本気で好きだった。こんな格好いいバンドはドイツのメタル全体を見回しても数えるほどしかしない。

アルバム一枚一枚にそれぞれ違った試みがあると思うし、初期の完成されていないサウンドですら、意表をつくような発見があって良い。何より世界観が圧倒的。聴いていると、勇猛な男達の姿浮かんでくるじゃないか。

ヘヴィメタルを代表する偉大なるバンドに敬意を表するね!


RUNNING WILD - Masquerade ★★★ (2011-03-05 04:00:55)

Underworldにはガツンとやられた。爆走・爆走・また爆走の、彼らの作品の中でも特に強引なパワーを感じるアルバムで、聴いていてスカっとする。一方で、これだけ暴力的なハイテンションでありながら、各曲に明確なリフと、印象的なサビが用意され、ツボを付くフックが散りばめられていて飽きない。

ヘヴィメタルってのはこういうアルバムのことを言うんだよなぁと、しみじみ思う。


RUNNING WILD - Masquerade - Lions of the Sea ★★★ (2011-05-16 01:45:00)

Masqueradeアルバムは、まさに男のためのアルバム。圧倒的なスピード感とヘヴィなギターサウンド作りが魂を刺激する。中でもこの曲は爆発的な速度と、暑苦しいほどに魂が燃えたつ素晴らしいリフを持っている。

そして小細工無用とばかりの強引なサビでメタルヘッド達の脳髄を叩き潰す!!
こういう曲が聞きたかったんだ!!!


RUNNING WILD - Under Jolly Roger - Diamonds of the Black Chest ★★★ (2011-03-06 23:01:23)

サビにフックがあって凄く印象に残る良い曲ですね!
マイベスト・オブ・ランニングワイルドを作るとしたら必ず入れる曲です!

猪突猛進だけでなく、きっちりと完結した楽曲を作れる辺りがさすがだなぁと思わせられます。


SATAN - Court in the Act - Break Free ★★★ (2011-11-11 01:16:19)

この曲のリフはメタル史上に残ると思います。当時の限界レベルの大爆走とあいまって、凄まじいパワーを発揮する曲です。

今ならもっとアグレッシブでスピーディな曲は沢山あるはずなのに、やっぱりこの時代のSatanにしか出せない音があると感じられる。B級ではあるけれど、偉大なバンドだったと思いますね。

なにせNWOBHMという言葉をここまで明確に表した音って他にあるでしょうか?この曲は歌詞も良いし、大好きです。


SINNER - The Nature of Evil ★★ (2011-05-08 20:39:57)

うーむ、なんともB級バンドの特徴をかなり持ったアルバムだと思う。まず曲数が多すぎて、印象がバラけてるのと、盛り上がるのが終盤(笑)。でも、終盤の数曲は逆ギレしたかのようなハイテンションで強引に盛り上げてくれます。

作り散らかしたかのような統一感の感じられない作品という感じがどうしてもするが、それでもこれだけ聞かせてくれるんだから、やっぱりシナーには才能があるんだなと思う。

願わくばロングトーンだけはキチっと発声してほしかったな。その不満はPrimal Fearを聞けば解消だけどね。


SINNER - The Nature of Evil - Calm Before Stom ★★★ (2011-05-08 20:44:52)

アルバムの説明では微妙な票を投じてしまいましたが、この曲は確かにカッコイイ。爽快でキャッチーな疾走曲ですね。シナーらしいメロディとヘヴィメタルの本質であるパワーがしっかりとした骨組みの上に組み立てられた良曲だと思います。


STORMWARRIOR ★★★ (2011-04-24 22:57:36)

プログレッシブ要素の無いブラガ、Voが中音域な初期ハロウィン、もっと分かりやすく言うと、高速化したランニング・ワイルド!!!!

まあどっちに転んでもジャーマン以外では有り得ないような、非常に明快な音楽性で、しかもクオリティは上に上げた全てのバンドを凌駕するほどのレベルにあると思います。

余りにも疾走曲ばかりでワンパターンと思う人もいるかもしれませんが、メロパワ好きならそんなどうでもいいことは気にしないはず。ゴチャゴチャ考えずにただガッツポーズしたい漢にのみお勧めです!!!

個人的にはHibriaと双璧を為す21世紀メロパワ正統派の旗手です!!!


STORMWARRIOR - Heading Northe ★★★ (2011-04-24 23:05:23)

今回も爆走・爆走・また爆走で押し切ってくれます。その余りの強引さと、それを飽きずに聞かせてくれる尽きないメロディに脱帽です。この若々しく潔いエネルギーの奔流を前にしては、もう平伏すしかない。

爆発的なパワーで眼前に迫る音の壁に感涙を禁じ得ない!!!
これぞジャーマン・メタルの理想形!!


STORMWARRIOR - Northern Rage ★★★ (2011-04-11 14:50:35)

僕もゴンザレスさんがおっしゃる通り、初期Helloweenよりは明らかにMasqueradeアルバムの時期のRunning Wildに良く似た音楽性だと思います。それと、当たり前かもしれませんが発祥当時のメロスピより段違いにスピードが速いです。Voはカイ・ハンセン風とよく言われますが、さほどハイトーンではなく、中音域のやや高いくらいです。


STORMWARRIOR - Signe of the Warlorde - Sons of Steele ★★★ (2011-04-24 23:09:00)

まさにど根性(笑)

こいつらバケモンだろ、このテンションと体力・持久力!!
もう褒める言葉も尽きるくらい。凄すぎるね、ストームうぉりあーーーーーーー!!!!!!


STORMWARRIOR - StormWarrior ★★★ (2011-04-24 23:01:58)

いやほんとこいつら最高(;▽;)

もうジャーマン好きなら泣いて喜ぶほどのクオリティだと思う。圧倒的な疾走感、男らしい哀愁のメロディ、整合性のあるアレンジ、ガッツポーズ必至の力強いヴォーカル(カイ・ハンセンより上手いです)、ソロも曲調にしっかりと合ったフレーズをビシバシと決めてくれます!!!

ヘヴィメタルのパワフルな部分、漢らしい部分だけを抽出したような、ストロング・スタイルな音楽性です!!


STORMWITCH - Tales of Terror - Arabian Nights ★★★ (2011-12-21 03:29:43)

僕この曲だけなぜかハマっちゃったんですよね~(笑)

最近の彼らはなんか意味不明なクラシック路線に走っちゃって、ちょっとアレだと個人的に思うのですが、この当時はちゃんとヘヴィメタルしてるじゃーないですか!

サビにもうちょっと盛り上がるメロがあれば…と思うとこもありますが、この踊るようなリフは結構耳に残って僕は好きですね!


STRANGER(GERMANY) ★★★ (2011-12-21 03:21:10)

ドイツのパワーメタル・バンドで、Chroming Roseの前身となったバンドです(アメリカのハードロックのバンドとは別です)。

1stアルバムはハロウィンのデビューと同時期かちょっと前くらいですが、もうここにはハッキリと「メロスピ」の萌芽が見て取れます。もちろんメロスピの様式が確立されるにはハロウィンの守護神伝という偉大な金字塔が必要だったことは言うまでもないですが、ドイツのメタル・シーン全体がそれ以前に既にそうした偉大なジャンルの断片を胚胎していたのかもしれませんね。


STRANGER(GERMANY) - The Bell ★★★ (2011-12-21 03:23:07)

1stアルバムです。ジャーマンらしい大爆走パワーメタルですが、メロディの哀愁具合とか、楽曲の構成がもうほとんどメロスピと言っても間違いではないレベルです。ハロウィンのデビューとほぼ同時期か、ちょっと前くらいのアルバムなので、そう考えるとちょっとフシギな感じですね。

完成度も非常に高く、アルバム一枚爽快に聞きとおせる作品だと思います。


STRANGER(GERMANY) - The Bell - The Bell ★★★ (2011-12-21 03:25:51)

随分シンプルな構成の曲ですが疾走感があり、なかなかタイトでかっこいいパワーメタルとなっています。サビの感じとか、ちょっとヒネれば後のメロスピとそんなに違わない感じすらしてきます。

CDでは大分音がよくなっています。


STRATOVARIUS - Episode - Tomorrow ★★★ (2011-03-05 03:48:42)

歌詞が凄く良い。勇壮でありながら、陰りのある哀愁。まさにヘヴィメタルだけが表現することのできる世界観じゃないですか?演奏も確実、アレンジも的確、ドラムはワンパターンと言う人もいるけど、個人的にはヨルグのスネアの独特の硬い響きが好きだな。名曲ですよ。


STS 8 MISSION (2013-02-06 01:39:34)

ヘブンズゲート全盛期の来日に前座で帯同していたそうですね。ヴォーカルが死去したので、もはや再結成は望めませんが、メロスピ・バブル時代の輝かしい記憶を思い起こさせるに充分なバンドではないでしょうか。

小気味良い疾走感はいいのですが、楽曲の練りこみが足りず、どうもサビが無いみたいな局が多いのが難点です。しかしリフの方は結構センスがあって、ワクワクさせてくれるものがあります。

B級好きの方々に聞いてもらいたいバンドです。


STS 8 MISSION - SLIPPING INTO FICTION ★★ (2011-12-21 02:14:21)

この2ndは明らかに1stより完成度が上がっていると思います。イントロのワクワク感は数あるメロスピ第一世代の中でもトビ抜けたものがあると思います。

しかし、そのテンションがサビにくるとガクっと落ちて消えてなくなるというクセは1stのときより若干マシになっている程度で、あんまり変化はないです(笑)

こんなバンドが前座とは言え来日していたとは…というよき時代の墓碑銘としてとっておきたいアルバムではありますね。


STS 8 MISSION - SLIPPING INTO FICTION - BETTER PLACE ★★ (2011-12-21 02:17:43)

これこれ!このイントロのワクワク感!!メロスパーとして至福の瞬間ですね!

もちろんこのバンドのことですから、サビに来ると急にトーンダウンして、メロディもヘナヘナ、スピードまで落ちてしまってガックリなんですが、それでもブレイクやブリッジで見せる強引な盛り上げはなかなかの見せ場を作ってくれます。

B級バンドも時代の波に乗れば、それなりにイケイケドンドンになって頑張っちゃうっていう感じですね。一回聞いてみても損はないですよ!


SWORD - Metalized - The End of the Night ★★★ (2011-12-21 03:10:46)

LAメタル的な早口ヴォーカルですが、明るさよりもギラついたメタル感が心臓をバクバクさせる正統派な曲です。イントロのドラムの金属質な音が聞こえてきた時の、ワクワク感はパネエっす。


TALON ★★★ (2011-12-21 06:23:06)

ドイツのバンドです。80年代中ごろに二枚くらい出して消えました。音楽性は典型的なジャーマン・メタルより、ちょびっとだけシンプルな正統派でしょうか。それでも(当時の)全力爆走チューンも収録されていてなかなか憎めません。

ヴォーカルが結構クセがなくてかっこよく、ギターサウンドに独特の厚みがあっていいです。


TALON - Neutralized ★★★ (2011-12-21 06:25:10)

なかなかの力作ですね。ギターサウンドが独特の厚みを持っているのと、リバーブの効いたVoが結構ウマいのがB級にしては楽しませてくれます。

ただし、ときどきVoの声がひっくり返って素っ頓狂なハイトーン・スクリームをやるのには、驚きよりも笑いが先行してしまいます。

それ以外はまあB級としては充分及第点でしょう。


TALON - Neutralized - Overlords Supreme ★★★ (2011-12-21 06:27:03)

この曲はB級のバンドとしては名曲クラスと言っても差し支えないでしょう。子気味良く刻みつつ疾走する爽快感、印象的なサビメロ、ヴォーカルも安定感があって好印象。ジャーマン・メタルの隠れまくった名曲ですね。


THE BOOMTOWN RATS ★★★ (2011-04-27 21:37:26)

ライブエイドの主催者としてばかり有名なボブ・ゲルドフだが、彼のバンド、ブームタウン・ラッツは80年代初頭の最もハイテンションなニューウェーヴを演奏するバンドのうちの一つだった。

シングルでは全英一位も獲得し、十分成功していているバンドだったのだが、ゲルドフの名声が違った部分で高まるにつれて闇に葬られるように消えていった。今聞くと、純粋に音楽として楽しい。


TITO PUENTE ★★★ (2013-05-13 01:33:00)

50年代に日本を含む世界中で吹き荒れたマンボ・ブーム期を経て、70年代のファニア・オールスターズによるサルサ旋風の時期にいたるまで、絶大な影響を与え続けたティンバレス奏者のパイオニア。

ジュリアード出身の音楽エキスパートであり、サルサに必要な全ての楽器を演奏できるマルチ・プレイヤーでもあるが、何より彼の本職は爆発的なグルーヴを生み出すパーカッションの花形、ティンバレス。

強面の見た目とは正反対の、明るくチャーミングな笑顔で、自身の信じるサルサを追求し続けた一生は伝説的なレベルのもの。


TRIUMPH ★★ (2011-04-24 22:15:08)

良きバンドだ。Voも演奏もアレンジも作曲も小慣れてる。でもアルバムに収録された曲の印象がバラバラで、どんな音楽性で売ろうとしているのかが全然分からない。少なくともジャケを見てメタルだと思って買った人には確実に肩透かしを食らわせていると思う。


TRON ★★★ (2011-12-21 05:45:34)

素晴らしい映画ですね。CGの場面は多くはなく、大半がディズニー・スタジオによる手書きの書割なのですが、80年代当時のパソコン特有のレトロなデジタル感が作品全体にうまくいきわたっていて、不思議な浮遊感が味わえる名作だと思います。

「ブレード・ランナー」と同年に公開されたというのも何か運命めいたものを感じます。Kraftwerkの音楽をランダム再生しながらこの作品を見るとナチュラル・トリップできるという裏技を試したことがあるのは僕だけじゃないはず(笑)


U2 ★★★ (2012-10-13 07:59:55)

世界で一番売れているロックバンドに対して、何をいまさら書くことがあるだろうかと思って書き込みを躊躇してきたが、やっぱり僕はこのバンドの大ファンだ。出してきた全てのアルバムが名盤であると思うし、個性的な音作りに対する絶対的な自身、そして何より楽曲に込めた魂の熱さが違う!!

アイルランドの荒野、あるいは近未来都市を思わせる寒々しい音像の中心をつんざくボノの余りにも感情のこもりまくったロング・トーンの美しさはロック史上最高のアンサンブルだろう。

ダンス要素の無い音楽がほとんど一位になることのないアメリカのヒットチャートも、U2の音には勝てないっ!毎度のことながら一位!当然だ!

奴らのサウンドはどんな時代においても、人の感じうる感情の頂点を示している!!


U2 - Achtung Baby ★★★ (2012-10-13 08:10:20)

社会問題を背負って戦う道をいったん外れ、完全に内省の聖域と引きこもったU2の音には、驚くべきことにまた別の世界が開かれていた・・・。

信じられないほど快楽主義的な陶酔的サウンド・プロダクションにため息が出る。また、数曲において珍しくエッジが本格的なギターソロを披露しているが、それがまた涙が出るほど美しい・・・。

夜明け前の近未来都市に鳴り響くかのようなスケールの大きいサウンドに乗せて歌われるのは、その印象とは正反対とも言える極めて個人的な感情の手触りたち。

そのアンビバレンツに「人間」の二文字を感じずにいられない。


U2 - All That You Can’t Leave Behind ★★★ (2012-10-13 08:17:58)

テクノロジーのジャングルから出て、いったんかつての作風に戻ったかのように一見受け取れる作品だが、一部の楽曲には明らかにスッポ抜けたようなサイケ感が残っている。必ずしもロートルを自認したような音にはなっていないところがニクい。さすがといったところだ。

前半の作品は今までで最も陽性の楽曲が立ち並び、その時点で感涙にむせび泣くしかないのだが、後半に入るとまたしてもお約束の内省の領域へと突入。もう何回このパターンにしてやられたのか覚えていないが、今回もともかく完璧なのである。

こいつら、ほんと音楽ってものを分かってる。


U2 - How to Dismantle an Atomic Bomb ★★★ (2012-10-13 08:14:16)

行ってみればU2流の「様式美」的な楽曲がギッチリと隙間無く詰め込まれた作品といえると思う。ここでは若さに任せて突っ走っていた初期や、巨大な世界を背負って歌っていた全盛期とは全く違った余裕が伺える。

いうなれば娯楽超大作。

U2というバンドのポテンシャルの臨界点へ挑んだかのような、いわゆる「良い曲」がテンコ盛り状態の名作だ。


U2 - The Joshua Tree ★★★ (2012-10-13 08:03:19)

いわばシングル用とも言うべき冒頭の三曲だけでもはや歴史的名盤決定とも言うべき作品だが、本格的に凄まじいのは実は内省に傾いた後半ではないか。神秘的で沈潜したその世界観は唯一無二のもの。こうした真に素晴らしい作品が2500万枚もの売上げを達成したということは、世界のロックファンに真に良心というものがあるということを思わせる。

身震いするほどの完璧なアルバム!!


U2 - The Unforgettable Fire ★★★ (2012-10-13 08:21:15)

ブライアン・イーノとのファースト・コンタクトによって、U2史上最もアッチの世界へぶっ飛んだ、完全に内省的な作品が誕生した。派手な楽曲は一つもないが、前作までの良い意味での荒削りな感覚すら消えうせ、ひたすら自らの持つ音楽性の最も陰性の部分を追求している。

それがただ地味なだけの実験作に終わらないところが、U2という業の深いバンドの末恐ろしいところ。名曲Prideがアルバムの一部でしかないと思わせるほど、個々の楽曲が喚起する感情の奥深さが凄まじい。


U2 - War ★★★ (2012-10-13 08:06:28)

U2史上最も「魂」を感じるこの作品は、もはやリリースされたというより、世の中に一撃お見舞いしたというに近いのではないか。

爆発的な疾走感でぶつかってくるLike A Songのみずみずしい若さも素晴らしい。Sunday Bloody Sundayの悲壮な気高さも特筆べきだ。そしてNew Years's Dayは、後のU2サウンドを先取りしたような大人びた名曲。


U2 - Zooropa ★★★ (2012-10-13 08:25:10)

U2史上最も曖昧模糊としたコンセプトと音像で発表された問題作。

水底でゆらめき、ときどき煌くような不思議な透明感を感じさせるサウンドが素晴らしい。この独自の世界観は今までのU2の音楽性と確実にリンクしてはいるが、良い意味でどこか無責任な自由さも伺える。

耽美的と言ってここまでふさわしいアルバムもそうそう無いだろう。冒頭のZooropaはロック史上屈指の精神的キラーチューンだろう。


VHALDEMAR (2011-04-24 22:17:42)

こいつら・・・ヴォーカル変えろ(爆笑)

曲はワンパターンなメロパワながらも、なかなか男臭くてかっこいい。ヴォーカルがもう少し魅力のある声なら化けると思うんだけどな。ほんとそれだけが残念。


W.A.S.P. - The Crimson Idol ★★★ (2011-05-08 20:54:33)

うわわっ!ワスプが本気出したようです!

見た目からLAメタルっぽい軽さを期待すると、逆の意味で思いっきり肩透かしを食らうと思います。なぜかって、この作品は全くの正統派メタルの名盤であるからです。

リフと曲構成の上手さ、演奏の激しさ、ヴォーカルの表現力、そしてキャッチーで勇壮なサビまで、非の打ち所のない出来です。

NWOBHM的な少し内に篭ったような音像で、ヘヴィメタルらしいパワーと男らしさに満ちた世界を作り上げてくれています。一部の曲にはKISS的なスタジアムロックのイメージもあり、スケール感も物凄いです!!


WARLOCK - Hellbound - Earthshaker Rock ★★★ (2014-03-19 22:18:37)

THE80年代!って感じの真っ当なヘヴィメタルですね。Bang your head! Bang your head!なーんて歌詞がピッタリはまる物凄い迫力のヴォーカルがイイ!ドロ・ペッシュこそ本物のメタルクイーンだと思いますね。


WILD DOGS - Reign of Terror - Man Against Machine ★★★ (2011-12-18 23:18:27)

メロのバックで鳴り響く、わずか三音ほどのリフがここまでギラついて攻撃的に聞こえるというのは、もはやセンス以外の何者でもないですね。まじりっけなしの、非常にヘヴィメタルらしいヘヴィメタルです!


WILD DOGS - Reign of Terror - SpellShock ★★★ (2011-12-18 23:15:58)

独特の踊るようなリズミカルなリフに乗せて、ドラムが入ってきた瞬間の衝撃!!この爆発的なパワー、切り裂くようなヴォーカル!!これはヘヴィメタルが築き上げてきた価値観の総決算のような名曲だと思う!


WITCH CROSS - Fit for Fight ★★★ (2011-10-23 21:26:35)

たった一枚のアルバムを残して消えたB級バンドは数あれど、これだけの完成度の作品を残してアッサリと消え去ったバンドも少ないのではないだろうか?

全般的にBiscayaと似たようなレインボー風味を感じさせる疾走ハードロックが基調なのだが、サビに入ると意表をついたような美旋律が飛び出して楽曲の印象が一変、一気にキャッチーになる。

それも一曲、二曲だけじゃなくて、アルバムの8割がたの曲でそのマジックのような展開を聴くことができる。この不思議なソング・ライティングの妙味にノックアウトされてしまった。

録音状態はそれこそTrojanとかと並び称せられるくらい(と言って分かる人がいるかどうか)酷いもんだが、楽曲の完成度については満点レベルです!!


WITCH CROSS - Fit for Fight - Light of a Torch ★★★ (2011-10-23 21:28:02)

そうなのですベタなんです。

しかしサビはなんか唐突で、しかし非常に完成度の高いサビなのです。この唐突さが彼らの味だったのかもな。ともかく良い曲です。


アーサー・C・クラーク ★★★ (2011-12-21 04:57:35)

時代によって作風がかなり違うSF史上の巨匠です。

デビュー直後から50年代まで、異常なほどの完成度の幻視的な作品群を発表していたのですが、ちょうど「2001年宇宙の旅」に関わったあたりから、科学解説・啓蒙の徒と化していっきに作品のクオリティを落とし、以降元に戻らなかった人です。

しかし、50年代の輝かしい作品群の魅力は今読んでも全く衰えていない。その爆発的なスケール、叙景による圧巻の視覚ビジョン、謎が謎を呼ぶサスペンスな展開、終盤の文字通り宇宙的規模の大転回、筆舌に尽くしがたい。もう読むしかない。