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ダイアスパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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ダイアスパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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2001年宇宙の旅 ★★★ (2013-05-19 11:38:00)

言わずと知れた映画史上最高の作品。SF映画のエポックでありながら、後の世のどんな作品よりも哲学的で遠大な世界観を持っているところが凄い。結局この映画を超えるSF映画は未だ登場していないと、僕は思う。

60年代の作品とは思えない映像の美しさも特筆すべきもので、特に後半のディスカバリー号の冒険譚の部分は、色彩感覚や特撮技術の素晴らしさも去ることながら、レンズの選択や役者の顔に至るまで、現代の作品に非常に近い洗練が徹底されている。

余りにも抽象的なラストには賛否両論が激しいが、いずれにしても誰の記憶にもはっきりと残る異常なインパクトを持ったシークエンスである。

美術館で抽象絵画や彫刻を楽しむ感覚で見ることも可能であるし、それこそアーサー・C・クラークの小説のように、深遠なSFを体験する意味でも楽しめる、完璧な完成度を持った名作だと思う。


3 INCHES OF BLOOD ★★★ (2011-04-24 23:44:33)

出オチ感が凄まじいバンドです。確かに正統派っぽい演奏ですが、ヴォーカルはまるっきり正統派ではないです。申し訳ありませんが、キング・ダイアモンドにもロブ・ハルフォードにも全く聞こえません。

予想ですが、このバンドは恐らくオーバーキルのフォロワーなんだと思います。ヴォーカルのスタイルは特に似ていると思います。


3 INCHES OF BLOOD - Advance and Vanquish ★★★ (2011-04-24 23:48:41)

ヴォーカルは一度聞いたら絶対忘れられない声ですね。ダットサンズとオーバーキルを足した感じです。バックの演奏は哀愁の正統派なんですが、ヴォーカル・スタイルと歌メロにまるっきり哀愁が無いという。しかし意外とコレが合うんですね。僕としては「アリ」です!!

この凄まじい出オチ感はある意味、新機軸じゃないでしょうか。古き良き正統派とはまた違った音だと僕には思えます。


3 INCHES OF BLOOD - Advance and Vanquish - Wykydtron ★★★ (2011-04-25 00:20:12)

メイデンやジューダスの影響は正直、ほとんど感じない。もっと破壊力に特化した現代型のパワーメタルだと思う。ジューダスのような哀愁の要素はないし、メイデンのようなグルーヴもない。

ここにあるのは、ともかく前へ前へと突進する破壊衝動だけだと思う。


AC/DC - Back in Black - Rock and Roll Ain't Noise Pollution ★★★ (2011-04-14 22:37:53)

ロックンロールは汚染じゃない!
ロックンロールはただのロックンロールだ!

ってところで思わず笑ってしまった。
真っ直ぐですばらしい魂を持った曲。


ACCEPT ★★★ (2011-03-05 03:25:08)

 ヘヴィメタルの頑固一徹で愚直な側面を徹底的に前面に押し出した作風だと思う。だからウドの声は当然あれで良いと思う。聴きやすいとかじゃなく、いつでも限界・全力で歌っているように聞こえる声だから。
 それからウドの顔も好き。一般的に見たら美男子の要素皆無。出来の悪い地蔵みたいな顔だけど、これほどヘヴィメタル的なキャラクターって他にいるだろうか(笑)。

 そしてライブの異常とも思えるほどのパワー!
 もともと完成度の高いが楽曲がさらに荒々しく、想像しうる最高のレベルのハイテンションで演奏されている!アクセプトこそヘヴィメタルの王者、ゲルマン民族の、いや全世界のメタラーの誇りじゃないか!!


ACCEPT - Blood of the Nations - Rolling Thunder ★★★ (2011-03-05 03:36:33)

この曲はかっこよすぎる!
上手いのに、無骨でドイツ人的な猪突猛進さも兼ね備えたトーニロのヴォーカルスタイルが最も炸裂している曲じゃないだろうか。

なんせ発音がいい!
「ロリン・タンダー!!!!!!!」って(笑)

余りのかっこよさにウンコちびること確実の名曲!!


ACCEPT - Metal Heart - Midnight Mover ★★ (2011-04-14 22:39:14)

非常に80年代らしい曲だと思う。この時代のメタルは明るくてスカっと抜ける感じがあっていい。


ACCUSER ★★★ (2011-11-26 08:38:12)

リフのセンスと独特の叩きつけて伸ばすようなタイム感が凄く良い。脳の下側の痒い部分をゴリゴリとこすられるような快感がある音。

個性的で凄く良いバンドだったと思う。


ALTARIA (2011-04-23 23:29:39)

んー曲も良いし、アレンジもプレイもいいけどヴォーカルが下手ですね。発声はいいけど、音程が一曲のうち何回も外れる。これは痛い。

せめてテンションで押し切るような強引さがあればいいけど、じっくり聞かせるミドルテンポのメロディアス・ハードでこの歌唱力はキツい。


ANGEL DUST - Into the Dark Past - I'll Come Back ★★★ (2011-12-17 02:02:04)

これはほんとすごい曲ですね!歌詞も含め、ヴォーカルの音を外さないギリギリのヤケクソ感が最高(笑)。演奏の爆発的な疾走感、アグレッションに圧倒されます。

しかし、攻撃的とは言ってもスラッシュメタルのような暴虐性はあまりなく、一方で正統派のような哀愁は皆無、メロスピのような透明感も全くなし、というジャンル分類厨を困惑させるようなちょうど「中間」の音が逆にヘヴィメタルの王道を体言しているようで非常に好感が持てます。


ANGUS - Warrior of the World ★★★ (2011-10-09 22:54:54)

まるっきりスラッシュではなくなった2nd。
非常に完成度の高い正統派メタルとなっています。メロディがはっきりしていて、それを歌い上げる実力のあるVoが良いですね。演奏は怒りに任せた激しさよりも勇壮さに重点を置いている感じです(でもメロハー的な大人しい哀愁みたいのはないです。そういう意味では完全にメタルです。)

正統派ならではのバランス感覚に秀でた好盤だと思います。捨て曲がまったくありません!


ANVIL - Forged in Fire ★★ (2011-04-24 23:30:03)

4曲目辺りから気合が入ってくる、というか吹っ切れるアルバムという印象。それでもラストまで気迫の大爆走で痛快にカッ飛ばしてくれます。アルバム全体の印象としては捨て曲がなくはないが、アンヴィルらしい個性が良く出た曲が多く収録されている好盤です。


ANVIL - Forged in Fire - Free as the Wind ★★ (2011-04-24 23:31:18)

正統派とは言えども、このリフの個性はなかなか凄いと思う。他のバンドのどっかで聞いたような感じがしないリフってなかなか作れないもんだよ?


ANVIL - Plugged in Permanent ★★★ (2011-08-13 23:51:10)

こいつぁとんでもなくかっこいいアルバムだ!

かなりスラッシュメタル化した音楽性にシフトしたが、それでもメロディアスでノリの良いヴォーカル・スタイルは、言葉を吐き捨てるばかりの凡百のスラッシャー達とは一線を画す。

そして何より、使い込まれた筋肉のような、ツボを突いたリフのセンスが耳に心地よい。そしてドラムはいつもどおり超人的に上手い!(この人はほんと、知名度のあるバンドに入っていたらスターになっていたと思う)

アンヴィル史上最もアグレッシブなアルバム!捨て曲なし!


ANVIL - Plugged in Permanent - Five Knuckle Shuffle ★★★ (2011-08-13 23:53:08)

非常にスラッシュ的なノリを感じる曲だが、どこかパーティ的なパッと発散するようなノリがあるところがアンヴィルらしい。

ずたばたどかどか、徹底的に騒々しい狂人のようなドラミングも爆撃のように脳髄を刺激する。かっこいい!!


ANVIL - Speed of Sound - No Evil ★★ (2011-12-18 09:14:13)

変態的な展開に思わず唖然とさせられる曲です。のんびりミドルで始まったかと思うと、唐突にグシャグシャの大爆走(笑)。あまりのハイテンションぶりに、しまいには失笑が漏れるほど。意表を突かれるという意味で個性的な曲だと思います。


AQUARIA ★★★ (2012-12-30 09:07:43)

凄いバンドです。素直に夢中になれる素晴らしい楽曲。

そして適度に予想を裏切ってくる曲展開などの小技のサジ加減もにくいですね。メロスピ好きなら聴いておいて損はないバンドだと思います。


AQUARIA - Shambala - Liberty ★★★ (2012-12-30 09:05:29)

バンド名のなんとなくB級っぽい感じを見て、あんまり期待せず聞いてみたら、こいつはすげえ掘り出し物!

演奏やVoも上手いですが、何よりサウンドがしっかりしていて、ドラマティックこの上ない。曲は複雑な展開も見せますが、ふわっと不安定になった直後に、ガッツポーズ必至のウルトラ王道フレーズを叩き込んできたりなど、聞き手の心理を知り尽くしているかのような仕事ぶりに思わず拍手!

メロスピ好きなら聴いておいて間違いない名曲だと思います。


ASH RA TEMPEL - New Age of Earth ★★★ (2012-10-13 08:36:13)

冒頭の一曲で、ともかく全員が宇宙の彼方へと吹っ飛ばされる永遠の名盤。

ただ音がオーパーツ級に先進的であるだけでも凄いのに、さらにここにたち現れるサイケ感は、もはや全時代のロックを見渡しても比肩すべきものがないほど個性的なものではないか。

ロック史上最高の名盤の一つとして名前を挙げたい作品。


ASH RA TEMPEL - New Age of Earth - Sunrain ★★★ (2012-10-13 08:38:03)

時代を先取りしすぎて宇宙の彼方へとぶっ飛んで行く桃源郷のごとき音世界。もはや完璧すぎて何も言うことが思いつかないレベルの名曲。

ウルトラ・サイケ・・・

そうウルトラ・サイケなんだよ うああぁぁ


ASTRAL DOORS ★★★ (2011-04-25 01:16:18)

パトリック・ヨハンソンの強靭無比なヴォーカルは、確かにディオ風であるのに、何かそれだけではない、プラスアルファを感じさせる、まさに個性派の声だと思う。正統派の音なのに、どこかドゥーミーな荘厳さを感じさせるのだ。

ディオもそうであったように、実力派のヴォーカリストとはその声質に合った質の高いソング・ライティングに支えられて初めて、そのエネルギーを解き放つことができる。

このバンドにはそれだけの作曲能力がある。どの曲もフックがあり、さまざまなタイプの曲を自分流にまとめるクレバーさもある。正統派ヘヴィメタルの未来を見るようなバンドだと思う。


ASTRAL DOORS - Astralism ★★★ (2011-04-27 23:30:51)

今どき珍しい、完全にヴォーカルで引っ張るタイプのこのバンド、このアルバムでもその方向性が明確。覚えやすいサビに、壮大なギター・アレンジ、そして思わずプッツンしてしまいそうなほど爆発的な声量で脅迫的なハイテンションを表現するヴォーカル。

いやー凄い凄い。全くこれはタダモノではない!!


ASTRAL DOORS - Evil Is Forever ★★★ (2011-04-25 00:33:20)

確かにディオ大先生にそっくりな声!!!

しかし、ディオ自身もそうだったように、自分の声に合った質の高いソング・ライティングと同期して初めて発揮されるのが本来の歌唱力というもの。その点、このアルバムでバンドが見せるソングライティング能力はズバ抜けて素晴らしい。

今時ミドルテンポでここまで聞かせられる正統派メタルバンドがどれだけいるだろうか。これは本当に名盤だと思う!!


ASTRAL DOORS - Evil Is Forever - Bride of Christ ★★★ (2011-08-19 19:07:51)

Astral Doorsの代表曲だと思う。

演奏はそつないが、曲が良いため、正統派で案外ひねりのない音楽性が逆に真正面から勝負する気迫に転化していて素晴らしい。

それを可能たらしめるのは、何と言ってもニルス・パトリック・ヨハンソンの凄まじい歌唱。ディオに声質が似ているだけでなく、楽曲のイメージを完璧に支配する叩き潰すような強引さ、「俺が主役だ!」という感じですね。

余りの迫力に震えが来るほど凄まじいヴォーカルです!


ATLAIN ★★ (2011-12-14 07:22:08)

物凄く暴力的な曲はアルバムの中に一曲くらいしかなくて、後は一定の速度で延々と疾走する不思議な音楽性のバンドです。

同じような曲ばかり並んでいるんですが、これがずっと聴いていると妙なトランス状態に誘われます。メタル聴いてる人なら誰もが記憶にある、メタル連続摂取一時間を超えた辺りでやってくる「脳の下側をこすられるような不思議な快感」これです!

このバンドはそういう聞き方で楽しむのが一番だと思います。


ATLAIN - G.o.e. ★★ (2011-12-14 07:24:50)

ドイツのバンドらしいですが、この曲調にはNWOBHMの魂が息づいていますね!といってもドラムもさほどドカスカしてはいないし、ギターの音もモッサリしてなくてクリアですので、もっとクレバーな部類に入るかもしれませんが。

なんにしても正統派らしい素晴らしい作品ですね!


ATTACK ★★★ (2013-03-02 23:16:06)

いやちょっと待て、ヘリコンよりはかなりマシなバンドのような気がするんだが、気のせいか? …気のせいかも。

まあ~、あんまりと言えばあんまりなB級要素が満載のバンドですが、何より曲が書けるんですよね。コンセプトに技術が追いついていないだけで、基本的に「良いヘヴィメタルとは何か」が良く分かってる人だと思うわけです。

だからちょっとくらいヘタクソでも我慢して聞けるし、何度か聴いてるとかっこよく聞こえてきたりもするんだと思いますYO!


ATTACK - Revitalize ★★★ (2013-03-03 01:44:38)

ちなみに本作の後に一枚だけ出して姿を消したリッキー・ヴァン・ヘルデンですが、どうもYoutubeに自分の楽曲をアップロードしているっぽいです。アカウントは、まんまRickyvanHeldenです。履歴を見ると7ヶ月前にもアップロードしているので、とりあえず生きてはいます(笑)。

コメント欄でファンの質問にも少しだけ答えたりしているっぽいので、近況が気になる方がいたら、覗いて見ては?

…いないか。


ATTACK - Revitalize - Death Rider ★★★ (2013-04-14 04:43:33)

いやー、まさに「曲は書ける」というAttackの特色を全力で現したような曲ですね。じっくり盛り上がる構成もいいし、全面的に哀愁を巡らせた旋律も完璧、さらに正統派に必要な攻撃性も適度に盛られていて、サビもまた非常に覚えやすく、かっこいいです!

Heavens Gate同様、曲は書けるけどそれ以外はヘタレってイメージありますが、この曲だけ聴いたら、結構凄いバンドだと思う人も多いのでは?


AVENGER ★★★ (2011-12-16 04:56:43)

のちにSatanに加入するブライアン・ロスが以前在籍していたNWOBHMバンド。1stアルバムはそのブライアンのVoで、初期のパワーメタル風の正統派を演奏しています。ほとんどが疾走曲で、ブライアン特有の早口で疾走感のある演奏が楽しめます。

しかし、本当に凄いのはこのAvengerとSatanがお互いにヴォーカリストを交換し、Ian Swiftが加入して発表されたアンソロジーKiller Elite。このアルバムはなぜかヴォーカル以外の録音状態が非常に悪いんだけど、以前と比べて楽曲の完成度が以上にアップしている。

英国らしい哀愁のツインリードに、NWOBHM特有のドカスカドラムで大爆走!メロディも非常に煮え切らない、完璧なまでのNWOBHM!!多くの人が想像する「ヘヴィ・メタル・サウンド」そのまんまとも思える、素晴らしい正統派の大伽藍!!

この素晴らしいバンドが、ふっつりと消えてしまったというのは惜しすぎる。圧倒的な激情、徹底した疾走感、哀愁という点において、下手をすれば全盛期のSatanを超えているのではないかと思う。


AVENGER - Killer Elite ★★★ (2011-12-16 05:00:13)

Avengerが、Satanとヴォーカルを交換して作り散らかした正統派メタルの隠れ名盤。NWOBHM特有のヤケクソめいた激情がほとばしる、凄まじい迫力のヘヴィメタルだ!キックの音は今みたいにクリアではないが、それでもドカスカとやかましく鳴り響くスネアの音はまぎれもない大英帝国の印!!

捨て曲全くなし!超おすすめ!!


AXEL RUDI PELL - Wild Obsession ★★★ (2011-04-01 15:58:59)

80年代らしさの塊のような音楽性のアルバムだと思う。クッサいメロディに、リバーブの効いたドラム、そして哀愁たっぷりのヴォーカル。楽曲のレベルは総じて高く、ギターソロも後のアルバムほどモタったりはしていない。音質はさほど良くはないが、それがまた楽曲に独特の風情を与えていて良い。これは名盤と呼んでも差し支えないレベルの作品だと思う。もちろん、ヘヴィネスが炸裂するスピードチューンもいくつか入っているので、正統派好きにも十分アピールすると思う。


AXXIS - Paradise in Flames ★★★ (2011-02-09 02:35:58)

 初期の作風から路線変更し、完全にメロディック・スピード・メタルと化したAxxisのアルバム。プロダクション過剰とも言えるほどの、畳み掛けるようなアレンジと、多彩な音色で楽しませてくれる。曲もメロディアスで耳に残りやすいものが多い。
 クサメタル好きにもお勧めできる。非常にエンターテインメント性に富んだてんこ盛りの「娯楽作」だと思う。


BACK TO THE FUTURE ★★★ (2013-08-14 18:15:20)

当時は最先端だったヴァン・ヘイレン。色んな意味で80年代のアメリカ文化の底抜けの明るさを凝縮したような映画だと思う。タイムパラドックスがどんどん積み重なって、シリーズが進むごとに複雑になっていくストーリーだけど、ともかくこのポップさとお約束のギャグ、当時は最先端だったチープな特撮の微笑ましさで、一気に楽しんで見られる。現在でも、アメリカ映画界が生んだ最高の娯楽映画のうちの一つだと思う。


BENGAL TIGERS - Metal Fetish ★★★ (2011-12-16 05:43:08)

リフ中心で、ギターの音がそんなに分厚くないので、人によってはハードロック扱いかもしれませんが、グルーヴよりも直線的な疾走感が感じられ、ギターソロも割りとしつこいのでメタルと感じる人もいるかもしれません。

スコーンと何か一本ネジが抜けたようなシンプルな音作りの中に、ロックのダイナミズムがむき出しで収められているような、そんな荒削りな感覚が魅力です。飛びぬけた名曲がない代わりに捨て曲が全く無く、アルバム一枚一気に聴きとおせる安定感が素晴らしい。

売れるわけがない音楽性かもしれませんが、レインボーとか好きな人には聴いてもらいたい作品ですね。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell ★★★ (2011-05-04 21:51:05)

 ディオの凄いところは、HR/HM史上に屹立する天才的ギタリスト達と作業を共にしながらも、生み出す作品の色を「ディオ色」に完全に染め上げてしまう圧倒的な個性と、それに整合性を与える技術的な上手さだと思う。

 この作品でも、ブラック・サバスの篭ったダークなギター・サウンドは残っているが、グルーヴ感は完全にディオの作品と言って良い代物。歌はもう今更言うまでもないが、天才的に上手い。
 天才と天才がぶつかって、名作が生まれる。その最も良い例が、レインボーのライジングであり、ディオのラスト・イン・ラインであり、このブラック・サバスのヘブン・アンド・ヘルなんじゃないだろうか。


BLACK TIDE ★★ (2011-04-23 23:46:36)

このバンドは基本的にLAメタル的な明るいロックンロールに正統派的な演奏が融合した音楽性だと思います。たまにメロディまで完全に正統派メタルになってる曲もありますが、曲数の多いアルバムの中の3~4曲程度です。

完成度はまあまあという感じ。歌も演奏も上手いですが、曲がもう少しフックがあってもいいかなという感じ。


BLACK TIDE - Light From Above - Warriors of Time ★★ (2011-04-23 23:51:28)

このバンドは基本的に歌メロには一切哀愁が無いんですが、この曲だけは別ですね。良い曲だと思います。かっこいい。


BLITZKRIEG - A Time of Changes - Blitzkrieg ★★★ (2011-12-17 01:45:54)

リフのセンスが良いですね。今聞くとドロ臭いというかイモ臭いんだけど、その臭みがなんとも言えずヘヴィメタルっぽくてかっこいい。ドシドシと重量感のあるドラムも気持ちいい。名曲だと思います。


BOB MARLEY ★★★ (2011-12-21 04:25:02)

メタル以外は音楽じゃないと思っていた高校二年生の僕に、本物の魂の歌声でひと打ちしてくれた偉大な存在!

Hit me with music!

これが本物の生命の躍動か!生きとし生けるもの全てが持つ感情の一つ一つに語りかける、優しくも気高い名曲の数々。言葉も出ないほど素晴らしい。

Bob Marleyの音楽に出会えて本当に良かった。


BOB MARLEY - Burnin' ★★★ (2011-12-21 04:28:58)

1stアルバムに続いて、少し重苦しい印象の曲も含まれているが、徐々に被害者意識の呪縛から逃れ、自分の権利を自分で主張する力強さが芽生えてきた印象。

楽曲の一つ一つがキラ星のように輝いている。ボブ、ピーター、バニーの三頭政治時代の最も充実したアルバムだと思う。


BOB MARLEY - Catch a Fire ★★★ (2013-05-19 12:10:43)

ウェイラーズの記念全てメジャー1stアルバム。派手さのないドロドロとした音で、日々の不満をとつとつと語るような作風だが、その染み入るような音楽の魅力は何者にも代えがたい。

自由の象徴として世界を背負って戦い始める以前の、素朴な一人の青年であった時代のボブ・マーリーの、等身大の魅力が詰まった佳作だと思う。

また、ピーター・トッシュがメイン・ヴォーカルをとった作品にも名曲が多い。


BOB MARLEY - Confrontation ★★★ (2011-12-21 04:34:10)

ボブの死後に残された音源を編纂して発表されたアルバム。それだけに今までの作品のようなトータル・アルバムとしての個性はないが、それでも一曲一曲に込められた魂の叫び、ルーツ・レゲエの根源的な躍動感は全く衰えていない。

(ボブ本人の意思かは定かではないが)来るべき80年代を見据えたシンセ・サウンドなども取り入れられ、良い意味でイモ臭さがとれて爽快で透明な空気を感じるアルバムに仕上がった。

もちろん、ゴリゴリ特濃のルーツ・ロックの名曲もしっかり収録されているのでご心配なく!!!


BOB MARLEY - Exodus ★★★ (2011-12-21 04:41:49)

ボブのポップ・サイドを集約したようなアルバムではないだろうか。全てがシングル・カット可能なほどの耳に残りやすい印象的なメロディで溢れている。

アップテンポで攻撃的なナンバーから、チルアウト向けのやさしいラブ・ソング、童謡のように耳馴染みの良い典型的なレゲエ・ナンバーまで、至れり尽くせりの娯楽作だ。


BOB MARLEY - Kaya ★★★ (2013-05-19 12:17:29)

レイド・バックした雰囲気が全編に漂う作品だが、ガンジャの影響を感じさせるサイケ感が、音に独自の個性を与えている。

人として生きることの素朴な素晴らしさを、箱庭的な世界観の中で実直に表現した名作だと思う。

他の作品のような暗黒のグルーヴは存在しないが、時にはリラックスして聴けるこうした作品も素晴らしいと思う。


BOB MARLEY - Natty Dread ★★★ (2013-05-19 12:14:26)

ボブ・マーリーの作品の中では比較的特色が薄く、これといったトータルな印象のない作品だが、その分、生のままの才能がむき出しになっている作品だと思う。これはボブの作品というよりはレゲエ・ミュージック全体の名盤として捉えたほうが近いだろう。

楽曲のレベルは総じて高いが、あまり深刻にならず、純粋に娯楽作として楽しむことができるアルバムだと思う。


BOB MARLEY - Rastaman Vibration ★★★ (2012-10-13 09:19:11)

1976年発表。アイランド・レコードから発表されたオリジナル・アルバムとしては四枚目となる本作は、トータル・アルバムとしての完成度が非常に高い。個人的にこのアルバムから先の音楽性こそがボブの音楽の真骨頂だと思う。

チャート・アクションにおいても最も健闘し、全米チャート8位に達した。

ボブのチルアウトな側面、攻撃的な側面、ルード・ボーイとしての側面、優しさ、そして厭世的な側面まで、まさに人の感情の持つ多面性を全て取り込んだかのような音楽世界は、レゲエ万華鏡とも言うべき美しさに満ちている。

全ての作品が、人生の、そして世界の核心を真っ直ぐに突いている。まさに圧巻の名盤!!


BOB MARLEY - Survival ★★★ (2013-05-19 12:07:41)

ボブの政治的で攻撃的な側面が特に際立つ作品。リゾート的なレゲエを希望する人はこの作品は買わないほうがいい。

ルーツ・レゲエ特有の真っ黒いビートで鋭角な音が選ばれているが、その中にもどこかアンニュイでとぼけた味わいも残るところが、ボブ・マーリーの優しさなのかもしれない。

批評精神に満ちた歌詞の奥深さには感じ入るものがある。楽曲のクオリティは総じて高く、他の作品と同様、全くの名盤と言えると思う。


BOB MARLEY - Uprising ★★★ (2011-12-21 04:46:16)

ボブ・マーリー生前最後のアルバム。自らの死期を悟っていたとはまさか言うまいが、最後の力を振り絞って挑んだと思えるほど充実したアルバムだ。最後にして最高傑作と言っても過言ではないだろう。

本当に一曲の捨て曲もないばかりか、一曲一曲が人の一生を変えうるほどのパワーを持って迫ってくる。キャリア随一の攻撃的なスピード・ナンバーも収録され、痛烈な文明批判を炸裂させている。

全方位無敵ともいえる才能が爆発している、大衆音楽史上に残る大名盤といえるだろう。


BUENA VISTA SOCIAL CLUB - Buena Vista Social Club ★★★ (2013-05-19 12:25:56)

この作品の正式な名義はRy Cooder & The Cuban Musiciansなのだが、もはやこのタイトルのほうが正式名義として流通してしまっている。

ルーツ・ミュージック特有の「最初の一音から持っていかれる」感じが強烈な作品。これは久しぶりにとんでもない傑作が登場した。

彼らはボブ・マーリーなどが登場するよりも以前から活動していた、正真正銘のベテラン達なのであるから、この使い込まれた味のある歌声も故なるかな。


CAIN'S OFFERING - Gather the Faithful ★★★ (2011-02-28 15:25:04)

プログレッシブでありながら美メロという独特のバランスが良いですね。改めてコティペルトの歌唱力には驚かされます。下手な人が歌うと安定しない複雑な展開の曲も、余裕の安定感でしっかりと曲として聞かせてくれます。

ストラトの時は割りとシンガロングしやすい曲調が多かったので気付かなかったけど、小ティモの音感の良さは本当に凄いんですね!


CELIA CRUZ ★★★ (2013-05-13 01:40:06)

キューバ生まれのサルサ界のスーパー・スター。ラテン世界で彼女の名前を知らない人はいない。70年代にはファニア・オールスターズとも共演し、その驚愕の声量と発狂寸前のグルーヴ感で世界中にサルサ・ブームを巻き起こした(全盛期のファニア・レコードの副社長でもあった)。

50年代に活動をスタートし、キューバ革命後はアメリカに亡命した。

2008年に没するまで現役を続け、晩年にはデジタル・ビートを取り入れた現代的サルサにも挑戦。おなじみ「AZUCA!」の掛け声と共に、聞く人のテンションを一瞬で最高地点まで導く、衝撃の歌唱力には追随するものがない。

彼女の葬式には実に7万人を超えるラティーノ達が参列した。


CHARIOT - Burning Ambition ★★★ (2011-07-24 21:36:41)

このアルバム大好きです。

NWOBHMって、曲の完成度を楽しむジャンルじゃないんだと思う。ただただ似たようなリズムの似たような楽曲の、あのイギリス的な臭みを連続的に味わって、トランス状態に入るための音楽なんだと思う。

そういう意味ではChariotの音楽は素晴らしい。我々の考えるNWOBHM以外の何者でもない。楽曲の完成度なんかそこそこでいいじゃないか。男らしく適度に疾走する心地よい全き正統派ヘヴィメタルがここにはある。


CHARIOT - Burning Ambition - Strangers ★★★ (2011-12-17 01:53:52)

Blitzkriegを思わせる独特のイモ臭さを感じさせるリフの曲だが、歌メロは洗練されていて爽快感のある疾走曲に仕上げられている。疾走の中に独特のグルーヴが練りこまれている辺り、ただものではないですね!


CHROMING ROSE ★★★ (2011-12-21 02:09:33)

ドゴスギアさんの挙げられたバンド、いわゆるハロウィン直系の第一世代たちの音楽性は、現在で言うところの「クサメタル」とはちょっと違うと思うのです。もっと明るくてスカっと抜けるような雰囲気があるんですね。音に小細工も少なく、疾走感と勇ましさがほどよくブレンドされたシンプルながら味わい深い音楽性のバンドが多かったと思います。

このChroming Roseはそんな彼らの中でもズバ抜けて完成度の高かったバンドだと思います。メロディの独特の明るさ、ユーモアと、ヘヴィメタル特有の勇壮さのバランスもよくとれています。

ほんとにカッコイイバンドでしたね。わずかアルバム二枚でエネルギー切れしてしまったのがほんとに惜しまれます。


CHROMING ROSE - Louis XIV ★★★ (2011-08-14 00:37:16)

上の方でcasaさんが言ってるのがまさに当たってると思います。

このバンドは確かに基本的にハロウィンのフォロワーとしてメロパワの音楽性を追求しているわけですが、メリハリの激しい音楽性はかなりプログレッシブとも言えます。

しかし、決して分かりにくくない。明快で哀愁の効いたメロディセンスは他に比べるもののない絶対的な個性だと思います。

そして曲中で唐突に疾走する瞬間の刻みの異様なスピード感と、リズミカルなシャウトが不思議な爽快感を与えてくれます。同じ疾走にしても、これだけ個性的な疾走感を出せるバンドは少ないと思います。

力をタメてから開放する、ヘヴィメタルならではの叩きつけるようなパワーと、メジャーキーの明るさが融合した、素晴らしく個性的な音楽性のアルバムです。


CIRITH UNGOL ★★ (2011-04-24 22:33:46)

尻すウンコる。

普通のメタルのノリで聴くと、やけに揺らぎのあるリズムに一瞬つんのめってしまうが、ブルージーなノリのハードロックだと思って聴くとしっくりくる。しかし、その割には曲構成が複雑でメタリックな面白みもあるところが一筋縄でいかない。

非常に個性的名バンドだと思う。事前に思ったよりずっと良いバンドだった。


CLOVEN HOOF ★★★ (2011-02-09 01:21:49)

NWOBHMの隠れた名バンドではないだろうか。2nd発表前にメンバーがベーシスト以外総入れ替えになったようだが、そこから奇跡の名盤を連打しながら1990年ごろまで活動を続けて解散。

その後17年のときを経て復活。

とくに2nd、3rdの完成度はそう考えてもB級のレベルを超越しているように思える。捨て曲なし、ブリティッシュらしい陰りある旋律、ツインリード、そしてヴォーカルがまた上手いんだ。再評価が待たれる。


CLOVEN HOOF - A Sultan's Ransom ★★★ (2011-12-16 05:15:32)

大傑作だった2ndアルバムから、さらに楽曲のバリエーションを増やし、最後に大作志向の楽曲を配して、アルバム単体としてのクオリティを高めた3rd。

前作で見られたバンド内の確かなケミストリーがさらに深みを増し、ベテランのような風格さえたたえている。とくにラストに配された大作志向の名曲が、アルバムの印象を強く引き締めている。

良い意味でNWOBHM特有のB級臭さがまったくなく、メジャー・クラスの音が収められた作品だと思う。


CLOVEN HOOF - A Sultan's Ransom - Mistress of the Forest ★★★ (2011-12-16 05:18:54)

アルバムの最後に配された7分に及ぶ大作志向の曲。静かなイントロでスタートし、ゆっくりとテンションが上がり、後半にメインリフが入ってくると、一気に様式美的な興奮が高まる。同時に疾走がスタートし、NWOBHMらしい煮え切らないヒロイズム溢れるサビへと突進する。

構成が良く練られていて、長くても最後まで飽きずに聞ける正統派メタルの名曲だと思う。


CLOVEN HOOF - Dominator ★★★ (2011-12-16 05:07:08)

セルフタイトルの1stアルバムから、ベーシスト以外総入れ替えでTredegar出身のメンバーで再編成されたCloven Hoof。結果的にこのメンバー入れ替えは大成功で、楽曲の完成度が段違いに上がった。

特に広い音域を余裕でカバーするヴォーカルが素晴らしく、NWOBHMらしい哀愁の旋律を朗々と歌い上げる。NWOBHMにしては疾走感は少なめで音質も良すぎる(!)が、コンパクトでクセのない、全うな正統派メタルの名曲が全編にびっしりと詰め込まれている様は圧巻だ。

マニアだけの楽しみにしておくには余りにも勿体無いアルバムだと思う。


CLOVEN HOOF - Dominator - Fugitive ★★★ (2011-12-16 05:10:48)

第二期Cloven Hoofを代表する名曲だと思う。ともかくこの哀愁のサビ!!涙ちょちょ切れんばかりの完全なる大英帝国メタル!!

他のアルバムに入っているライブ盤はどうもヴォーカルが違うらしく、コメディチックな歌い方でよくないが、このスタジオ版はクリアなハイトーンを余裕で発声する二代目ヴォーカルの実力が良く発揮されていると思う。


CLOVEN HOOF - Eye of the Sun ★★ (2011-02-09 01:17:23)

以前のCloven Hoofとはかなり音楽性が変わったという印象。以前のNWOBHMの権化のような臭みが減って、2nd以降のプリティ・メイズのようなクレバーで明快な音になったという印象。

ではそれでつまらなくなったのかというとそんなことはなく、これはこれで再デビューにふさわしい完成度に仕上げてきたという感じ。以前のCloven Hoofを期待するとズッコけると思うが、普通に正統派メタルの傑作を聞きたいという人には聞いて欲しいです。


COWBOY BEBOP ★★★ (2012-10-13 08:43:36)

1999年にテレビ東京で抜粋版が、WOWOWで全編が放送されたアニメ史上屈指の名シリーズ。洗練された台詞回しや、圧巻のSF的世界観、当時としては先進的な3DCGを大胆に取り入れた背景、キャラクターの動きもシリーズ物とは思えないほど緻密でダイナミックだ。

ともかくアニメーションの素晴らしさをこれでもかとてんこ盛りした娯楽超大作とも言うべきシリーズだ。その大人びた雰囲気から、お子様お断り感が漂うが、良い意味で中2病魂を熱くさせてくれる耽美的な要素と、スッポ抜けたようなギャグが絶妙にかみ合っており、結果的には全世代にオススメできる。

結局この斬新すぎる作品が、99年アニメ界最大のヒット作となったのは、本当に驚くべき、だが当然のことである。


CRACK JAW ★★★ (2011-12-21 03:03:34)

1985年、たった一枚のアルバムを残して消えたバンドですが、その楽曲の完成度は非常に高い!!音楽性は縦横無尽のツインリードを軸にした正統派です。

みんなが想像する「ヘヴィメタル・サウンド」そのものという感じです。


CRACK JAW - NIGHTOUT ★★★ (2011-12-21 03:04:48)

Crack Jaw唯一のアルバムです。音楽性は全うな正統派。攻撃性と叙情性のバランスが非常に最適なところで保たれていて快感です。


CRACK JAW - NIGHTOUT - STRUCK BY THUNDER ★★★ (2011-12-21 03:06:31)

アルバム中随一の疾走ナンバーです。ツインリードで聞かせるイントロのフレーズが、サビの直後にお約束のように流れ出したときの感涙!

これが80年代・全盛期のメタルだっ!っていう感じでガッツポーズ必至です。アルバム全体で見ると歌メロがちょっと弱いかな?と思う部分もなくはないですが、この曲だけは名曲認定してもいいと思いますね。


CRYING STEEL ★★ (2011-12-17 02:38:27)

イタリア出身の正統派メタルバンド。87年にOn The Prowlを出して消えて以降、20年の時を経て復活、2007年にアルバムThe Steel Is Back!(誰も待ってねーよ!)で大復活。一体誰がこんなバンドのことを気にしているんだろうか。


CRYING STEEL - On the Prowl ★★ (2011-12-17 02:41:15)

イタリア出身の正統派/パワーメタルのバンドです。例によってこの一枚で消えましたが、なぜか20年後に再結成して2007年に2枚目を出してます。演奏の実力はあるけど作風にややバラつきがアリ。

ただ、コレという感じの押しの一曲はそれなりに名曲だったりするのであなどれません。


CRYING STEEL - On the Prowl - No One's Crying ★★★ (2011-12-17 02:43:00)

アルバムのオープニング・ナンバー。恐らくこのバンドのテーマ曲的なものなんでしょう。アルバム全体の作風にはバラつきがあるけれども、この最初の一発はガッツポーズできそうな爆走パワーメタルです。

ヴォーカルもクセが無くて聴きやすく、高音に行くに連れてパワーを増すタイプの上手い感じです。かっこいい!


CRYING STEEL - The Steel Is Back! (2011-12-22 15:16:55)

さて、項目を追加した義理で誰もウワサしてない復活作を聞いてみました(笑)。内容は…1stとは違って、音楽性は普通の正統派にほぼ統一されたよう。ヴォーカルの安定感がかなり増して、いい感じ。

ただ曲がともかくつまらない。これじゃB級から抜け出すことはできないね…。


CRYING STEEL - The Steel Is Back! - Raptor ★★ (2011-12-22 15:18:50)

アルバム中で唯一、なかなかのフックを持つ曲。複雑な展開のバッキングが印象的です。まあこの程度の曲がハイライトというのもどうかとは思うんだが…(笑)


DARK STAR - Dark Star ★★ (2011-04-24 23:35:41)

出ました、B級バンド特有の「何がやりたいのか分からない」とっ散らかった感じ!!

せっかくの楽曲のクオリティが勿体無いほどに、アルバムに収録された曲の音楽性のバラつきが大きい。ブルーズロックかと思えば、メロディアス・ハードであり、ときにミドルテンポの正統派メタルなのだが、全体的にはやっぱり能天気なアメリカン・ハードロックなんだと思う。

だけど面白いのは、ちょっとマイナー調のNWOBHM的な楽曲の方に名曲が多いこと(笑)ほんとにこういうバンドをレビューするときって困りますね ^^;


DENGUE FEVER ★★★ (2013-05-13 01:52:21)

カンボジア人の女性ヴォーカルを擁し、伝統的なカンボジア音楽とガレージ・リバイバルのUKロックの融合を目指したアメリカのバンド。

そのカオス的なコンセプトと裏腹に、音楽的な整合性は鉄壁のもので、非常に聞きやすい。


DIO - Dream Evil - Faces in the Window ★★★ (2011-12-17 02:49:42)

この曲、マイナーな割には「これぞDIO!!」って感じがする曲だと思いますね。作風としてのDIO、アイデンティティとしてのDIOサウンド、その真骨頂って感じがしますね。

元のメロディをちょっとアレンジして、曲の後半に変化をつけるディオならではのメロディも素晴らしい。ほんとノリノリの曲。


DIO - Holy Diver ★★★ (2011-12-17 09:14:33)

ヘヴィメタルが頭良さそうなジャケばっかになったらそれこそ世も末だと思ってる僕にとっては、このアルバムのジャケットの何が悪いのか分からない!

このアルバムはディオらしい「歌」の妙味をふんだんに楽しませてくれるヘヴィメタルを代表する名盤だと思う。ミドルテンポ中心の楽曲が並ぶけども、ドスの効いた声質や独特の節回しなど、堂に入った安定感のヴォーカルが何者にもかえがたい快感を与えてくれる。

ヴィヴィアン・キャンベルのギターもなかなか好きなんだけどな!もうちょっと評価してあげてほしい!!


DORO ★★★ (2014-03-19 22:11:42)

確かに楽曲が良いかというと、そーでもない感じなんだけど、圧倒的なカリスマ性がある人ですね。年齢を重ねてなおその傾向が強まっている感じがする。女性のメタル・ヴォーカルはどうしてもパワー不足だったりで、ある種客寄せパンダになってしまう人も多いと思うんだけど、ドロ・ペッシュに関しては完全に自分の世界を確立している。

女性らしさも残しつつ、しっかりとドスの効いたヘヴィメタルらしい歌い方ができるのが凄い。若い頃の浜田麻里よりも、ちゃんとしたメタル声をしてると思う。やらされてる感が全くない。

普通にパツキン巨乳美人なんだけど、メタル・ファッションが堂に入ってるというか、もはやこのユニセックスな雰囲気が、ひとつの様式美になってますね。

商業的な全盛期はWarlock時代の最後のアルバムで、シングルは「All We Are」が一番売れたみたいなんだけど、今でも変わらぬ押しの強さを持って活動を続けているのは凄い。応援したくなる人です。


DRIVE ★★★ (2011-07-24 22:20:49)

このバンドは演奏の能力とアレンジ・センス、ヴォーカルの上手さも相当なものですが、何より男らしい徹底した正統派の世界観を持っているところがいいですね。

楽曲も総じて疾走感があって爽やかに、しかしパワフルに楽しませてくれます。確かに明らかにB級のレベルを超えたバンドです。再評価されてほしいですね。

1stアルバムしか持ってないですが、こちらのほうの内容は完全なる正統派
/パワーメタルです。ヘヴィメタルの本質を体現するような、猛烈にハイテンションで、美しい統一感も感じられる、隠れた名盤だと思います。


DRIVE - CHARACTERS IN TIME - (NEW REIGN) THE PHOENIX ★★★ (2011-12-17 03:00:06)

グルーヴ感のあるメロから、疾走感のあるサビへと美しく転換する曲調、耳をつんざく圧倒的なハイトーン・ヴォーカル!!

これほど痛快な正統派メタルの名曲がB級のまま埋もれているとは!!
ヘヴィメタルとはかくも奥深い音楽だったのか!!


DRIVE - CHARACTERS IN TIME - KAMIKAZE ★★★ (2011-12-17 03:03:06)

オープニング・トラックとは一味違って、今回は大爆走で幕を開け、サビ前で一息ついてから声帯を一杯に開いて大絶叫!!!!

カーーーーーーモーーーーーーカーーゼーーーーーー!!!!!!!!

ってあんた!!
日本語の発音はともかく、曲としては完璧と言っていいほどの完成度を誇る正統派の名曲です。言うことないですね!


DRIVE - DIABLERO - BRUJO ★★★ (2011-12-17 02:53:53)

インストでこれだけ聞かせてくれるバンドというのはなかなか居ません!
ましてやこの知名度でこの完成度となると、なんともフシギというか…。

非常にかっこいいです!!


DRIVE - DIABLERO - REMEMBER ★★★ (2011-12-17 02:57:09)

リッメーーーーンバーーーーー!

って感じが1stのカーーーーミーーーカーゼーーーーーと被ってますが、それが「作風」ってやつでしょう。サビはただ絶叫してるだけなのに、非常に凝ったバックが変化に富んでいるので、かっこよく聞こえます。

アルバム全体の印象に反してこの曲は正統派っぽくて、メタルファンにアピールするでしょうね!


Dealer ★★★ (2013-11-07 22:53:35)

1980年結成、イギリスのグローセスター出身のNWOBHMのバンドです。1987年に1stアルバムのFirst Strikeを発表するまででも苦節7年だが、いきなり分裂。13年後の2000年に再びアルバムをリリースし、1stアルバム収録曲の再録も収録するが、全体の雰囲気は初期の正統派の臭いが消えうせ、もはやメタルですらない。

だが1stアルバムの男らしい攻撃的な正統派の音楽性は、80年代のヘヴィメタルのファンなら一聴の価値があるはず。


EXCITER ★★ (2011-12-18 23:37:46)

なにこれ(笑)

小細工なしとか、純粋とか言うと聞こえはいいけど、逆に言えば単細胞で愚直で変化球に乏しい、究極の金太郎飴サウンドだと思う。

曲の区別なんかつきやしないし、アホのような大疾走で盛り上げた果てのサビが、よりによってただタイトルを絶叫・連呼して終了だったりという安易さ。

しかし、そこが良いって言い出すと、良いような気もしてきちゃうんだよな~(笑)。バカも極めると味になるっていうか、ずっと聴いてると不思議なトランス状態に迷い込んで気持ちよくなってきます。


FELA KUTI ★★★ (2013-05-13 01:54:32)

アフリカン・サイケの臭いもソコハカとなく漂う野生的ビートで、世界的に見ても独自の音楽性に到達したアフロ・ビートの開拓者。

そのパンキッシュな思想性と、わが道を往く音楽性はカッコイイの一言。


FENNESZ ★★★ (2013-04-08 21:06:55)

YMOのサポートとして度々ステージに上がっているので、日本でも有名だと思う。しかしソロアルバムの至高の美しさに比べれば、YMOメンツとの交流など正直どうでもいいとしか思えない。

特に坂本とのコラボは完全に失敗としか言いようのない退屈さ。

一人でもっともっとアルバムを出して欲しい。


FENNESZ - Endless Summer ★★★ (2011-12-21 05:24:41)

序盤からじわじわと盛り上がっていくシューゲイザー・アンビエントのような曲展開が衝撃的です。ただノイズが増していくだけのように見えて、良く効くとしっかりコード感があって、終盤にはメロディらしきものがオボロゲに見えてきます。

これがまたポストロにありがちなヤワな情感に逃げず、あくまでもエレクトロニカとしてのアイデンティティを守りとおしているところに男気(?)を感じますね。骨太で、確固たる個性を持った名盤だと思います。


FIFTH ANGEL - Fifth Angel ★★★ (2011-02-09 01:27:45)

僕はともかく正統派メタルが好きなのでこの1stには圧倒されました。アメリカのバンドとは思えない哀愁の旋律。シュラプネルとは言え、ギターは弾きすぎず、要所でキメてくれます。

ヴォーカルもクセがなく、素直に上手いと言えるタイプで、適度な疾走感が全編に満ちていて、全体を爽快に聞きとおすことができます。捨て曲なし。正統派メタルの「らしさ」を完全に貫き通した名盤だと思います。

2ndもメロディの完成度は高いですが、正統派ではなくメロハーになってしまったのは正直残念でした。


FORTE - Stranger Than Fiction ★★★ (2011-07-22 19:10:47)

出オチ感満載の気が狂ったかのような荒れ狂うスピード・スラッシュ!!

声はハイトーンなので正統派のファンにもアピールするでしょう!(このVoが以前所属していたOliver Magnumがまた凄いバンドだった!!)

現在で言えば3 Inches Of Bloodや、System Of A Downに通じるようなカオスなフックの連続!!この時代にこの勢い、スピード、構築美、そして演奏とヴォーカルの徹底した上手さは驚愕のレベルだと思います。


GRAVESTONE ★★★ (2011-07-16 22:39:30)

ドイツ出身の正統派。曲のメロディにはクセがあるけれども、テンションが上手く乗っていて良い。ヴォーカルもギターもうまいし、攻撃力も結構あって痛快に聴けるバンドだと思う。

後にUDOに加入するマティアス・ディートはこのバンドのGです。

若々しい勢いのある正統派を聴きたい人にお勧め。マイナー臭さからは想像もつかないアイデアあふれる音を出してます。


GRAVESTONE - Victim of Chains - Fly Like an Eagle ★★★ (2011-07-24 22:37:12)

これは凄い。
思わず笑ってしまうほど、徹底的にハイテンションな曲です。

ヴォーカルもどこまで上がるんだ!!ってくらい強烈なハイトーンを聞かせてくれます。演奏はもちろん完璧!!

短い中にアイデアをぎっしり詰め込んだ名曲だと思います。


GRIM REAPER ★★★ (2011-12-22 15:33:10)

巨デブVoのスティーヴ・グリメットの圧巻の歌唱力がともかく印象的なイギリスのバンドです。3rdはアメリカで結構売れて、PVも映画並みの手の込んだものに進化していましたが、どっちにしろPVなんだから本人達の顔を映さないと始まらないところが悲しかった(笑)。ついでですが、Rock You To HellのPVには日本のバンドのEZOがゲストみたいな感じで出演してますね。

なにはともあれ、グリメットの音域の広さと安定感は超人的なものがあります。このバンド解散からしばらく後、Lionsheartで好評を博すことになります。


GRIM REAPER - Rock You to Hell - When Heaven Comes Down ★★★ (2011-02-09 01:34:43)

僕にとってGrim Reaperの最高傑作はこの曲です。このバンドはともかく演奏も作曲もいまいちで、ヴォーカルの圧倒的な上手さだけでやってきたバンドだと思うけど、この曲はそこを抜け出して、ほんとによく出来ていると思います。


HEAVENS GATE ★★★ (2011-12-21 01:58:21)

大好きなバンドです。実はまるっきりメロスピ一直線なバンドではないんだけど、メロスピ以外の曲がことごとく「ソレナリ」で、メロスピの曲になると突然「神」だったりするところがほんとに当時のB級メロスパーの典型って感じがしていろいろと最高(笑)。

名盤中の名盤「Livin' In Hysteria」はもちろんのこと、その前後に発表されたミニアルバムに収録された曲までことごとくこの法則が当てはまり、もはやメロスピをやってる時だけ史上最強とも思えるほど人をハイテンションにさせてくれるバンドです。


HEAVENS GATE - More Hysteria - Sidewalker Sinner ★★★ (2011-12-21 02:02:51)

いかにも典型的なメロスピな曲調ですが、やっぱりノッてる時期のバンドというのは勢いが違いますね。アリガチな展開もかっこよく若々しくキメてくれます!名演!


HEAVENS GATE - Open the Gate and Watch! ★★★ (2011-11-26 09:13:17)

ヘブンズ・ゲートというバンドのイメージはほぼ名盤「Livin' In Hysteria」一枚で決定してしまったと思うけれども、そのイメージを全く裏切ることの無い素晴らしいミニアルバムだと思う。曲数は少ないけれども、これは一枚のオリジナルアルバムだと思って聴いたほうがいいと思う。

収録されている曲は全てが完成度が非常に高い。いやほんと、ミニアルバムにこういう言葉を使って良いかは分からないけど、これは名盤!!!


HEAVENS GATE - Open the Gate and Watch! - Touch the Light ★★★ (2011-12-21 02:01:01)

この曲の独特の哀愁を持ったサビが最高です。ある時期の「ジャーマン」を体現するような名曲だと思います。勇ましさ…これがヘヴィメタルの魂ですよね…。


HELDON - Interface ★★ (2013-06-08 22:12:33)

70年代にこのテクノ感というと、どうしてもジャーマン・プログレかと思ってしまうが、フランスにもこのようなバンドが存在していたわけで、そもそもこういうサウンド自体がオーパーツではないのかもしれない。

ジャーマン的なサイケ感はやや抑え目ではあるが、これはこれでやはり楽しく聴ける。


HELLOWEEN - Gambling With the Devil - Paint a New World ★★★ (2011-03-07 18:02:48)

この異様な切迫感というか、生き急いでいる感じは初期ハロウィンには無かった要素ですよね。なにがあったんだー!ってくらい緊急事態な感じというか(笑)ユーモアのカケラもない、本物のヘヴィメタルを聴きたい人にはお勧めの一曲だな!