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WARLOCK - Hellbound - Earthshaker Rock ★★★ (2014-03-19 22:18:37)

THE80年代!って感じの真っ当なヘヴィメタルですね。Bang your head! Bang your head!なーんて歌詞がピッタリはまる物凄い迫力のヴォーカルがイイ!ドロ・ペッシュこそ本物のメタルクイーンだと思いますね。


DORO ★★★ (2014-03-19 22:11:42)

確かに楽曲が良いかというと、そーでもない感じなんだけど、圧倒的なカリスマ性がある人ですね。年齢を重ねてなおその傾向が強まっている感じがする。女性のメタル・ヴォーカルはどうしてもパワー不足だったりで、ある種客寄せパンダになってしまう人も多いと思うんだけど、ドロ・ペッシュに関しては完全に自分の世界を確立している。

女性らしさも残しつつ、しっかりとドスの効いたヘヴィメタルらしい歌い方ができるのが凄い。若い頃の浜田麻里よりも、ちゃんとしたメタル声をしてると思う。やらされてる感が全くない。

普通にパツキン巨乳美人なんだけど、メタル・ファッションが堂に入ってるというか、もはやこのユニセックスな雰囲気が、ひとつの様式美になってますね。

商業的な全盛期はWarlock時代の最後のアルバムで、シングルは「All We Are」が一番売れたみたいなんだけど、今でも変わらぬ押しの強さを持って活動を続けているのは凄い。応援したくなる人です。


Dealer ★★★ (2013-11-07 22:53:35)

1980年結成、イギリスのグローセスター出身のNWOBHMのバンドです。1987年に1stアルバムのFirst Strikeを発表するまででも苦節7年だが、いきなり分裂。13年後の2000年に再びアルバムをリリースし、1stアルバム収録曲の再録も収録するが、全体の雰囲気は初期の正統派の臭いが消えうせ、もはやメタルですらない。

だが1stアルバムの男らしい攻撃的な正統派の音楽性は、80年代のヘヴィメタルのファンなら一聴の価値があるはず。


イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) ★★★ (2013-09-12 05:18:12)

音楽グループなんだけど、なんとなく「現象」って感じがする三人。圧倒的な情報量と、シュールすぎるノリで、一気に畳み掛けてくる物凄いパワー。今の音楽ファンでも充分に虜になれるはず。

世界の音楽の歴史の中でも、本当に特異点というか、個性という点でズバ抜けたものを持っていたグループだと思います。結果的には大ブームを巻き起こし、莫大なセールスを記録したわけだけれど、本来ならこの人たちの存在感は「アングラ」として括られてもおかしくないタイプのものだと思う。

ひねくれていて、おちゃめで、飄々としていて、ときどきヤケに手厳しくて、ぶっ壊れているのに、物凄く厳格でもある。音楽性のみならず、存在も含めてサイケデリックの極致を突っ走った怪物的なグループだと思います。


イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) - イエロー・マジック・オーケストラ (Yellow Magic Orchestra)(US盤) ★★★ (2013-09-12 05:07:23)

サイバーパンク発祥以前の作品だけど、サイバーパンクな雰囲気をもったアルバムですね。インパクトのあるジャケットの絵も、やや無個性なオリジナル盤よりも、そうした雰囲気をよく体現していると思う。

アレンジは細野にしてみると、あんまり納得が行っていないみたいだけど、こっちのほうが好きという人もいて、なかなかフクザツ。

結果的にはアメリカで結構売れて(ビルボード最高81位)、日本での逆輸入ブームの切欠としては、上々のスタートを切れた作品ではないかと。


PETER GABRIEL - Up ★★★ (2013-09-11 09:37:06)

10年という長すぎる充電期間を経て発表された作品だが、その作風はもはや孤高の境地といった感じで、内省的で沈潜した雰囲気を感じる楽曲ばかりだ。

しかし、思い切った冒険と、聴きやすいポップネスの間のバランス感覚は相変わらず絶妙で、同時に最先端の音に対する飽くなき追求という点でも衰えていない。

この作品はチャートアクションでは健闘したものの、全体的には満足に売れなかったらしい。しかし、この作品の圧倒的な「名盤感」は一体なんなのだろう。一つ一つ、徹底的に選び抜かれた音色と、その組み合わせ。全盛期を過ぎて、逆にこのアーティストの本当の末恐ろしさが分かってきたような気すらする。

そして、この音の中に確かに過去の作品との共通項を見出すことができるという点が、何よりも凄いことだと思う。この作品によって、過去の作品に対する印象も確実に違ってくる。

この作品からさらに十年以上が経過し、いまだオリジナル・アルバムの発表はないが、このレベルの作品とまでは言わないまでも、死ぬ前にあと一枚くらいはどうしても聴きたいと思う自分がいる。


PETER GABRIEL - So ★★★ (2013-09-11 09:27:38)

時代を考えると、この音の良さはちょっと事件だったんじゃないかと思う。それくらい、時代を超越したクオリティを誇るアルバムだと思う。

捨て曲がなく、バラエティに富んだ構成で、ヒット作として準備万端で制作されたことが分かる。

一見ひねくれて見えるけれど、根はどこまでも誠実なピーター・ガブリエルのキャラクターが、しっかりと作品を一つの印象に纏め上げている。

ワールド・ミュージックの影響が深いけれど、音色的には徹底した白っぽさで統一されていて、その二律背反の緊張感が、独自の音楽性に到達していると思う。

日本ではその作風や出自の分かりにくさから、ほとんど評価されてこなかったピーガブだけど、この作品は間違いなくロック・ポップスの歴史に残る大名盤だと思う。


悪魔のいけにえ ★★★ (2013-08-14 18:29:48)

1974年公開のアメリカ映画。予算はわずか8万ドル、当時の基準で言っても、とても商業映画とは思えない、極限の低予算映画である。しかし、これがデビュー作である監督のトビー・フーパーの才気と、撮影現場の劣悪な環境、それに起因するスタッフ・出演者の真に迫った精神異常が作品にそのまま反映され、映画史上稀に見る「本物のキ●ガイ映画」が誕生した。

ワゴン車に乗って旅をする、ヒッピー風の若者の一団が、テキサスのド田舎に住む狂人一家の手にかかって、次々と虐殺されるというストーリー。しかし後のB級ホラーに定番のスプラッター描写は、わずかに2カット程度しか存在しない。

狂いまくったデザインセンスや色彩感覚、徹底してリアルな演技(いや、これは演技じゃないのかもしれない・・・)、不快すぎる情景カットに、ぶつ切りで意味不明な音楽など、様々な方法を駆使して、「映画史上最も怖い」と評されるホラー映画が誕生した。

通常の劇場用35mmではなく、学生映画や自主映画で使用される16mmフィルムで撮影されたせいか、画質の粗い。それが、この作品の異様なリアリティに一役買っている。終盤はカメラの故障で、前半よりさらに画質が悪化して楽しませてくれる。

パッケージに描かれたレザーフェイスの顔面マスクの造形だけでもそのヤバさが理解できるとは思うが、後の「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」のようなコケ脅しではない、本物の恐怖を味わえる作品だと思う。


BACK TO THE FUTURE ★★★ (2013-08-14 18:15:20)

当時は最先端だったヴァン・ヘイレン。色んな意味で80年代のアメリカ文化の底抜けの明るさを凝縮したような映画だと思う。タイムパラドックスがどんどん積み重なって、シリーズが進むごとに複雑になっていくストーリーだけど、ともかくこのポップさとお約束のギャグ、当時は最先端だったチープな特撮の微笑ましさで、一気に楽しんで見られる。現在でも、アメリカ映画界が生んだ最高の娯楽映画のうちの一つだと思う。


平沢進 - 配線上のアリア ★★ (2013-06-08 22:15:42)

初期の実験的な電子音楽系の楽曲が集められたアルバム。どっかで聴いたよなシンセ・ポップが並んでいるが、あくまでもアングラ的なジャーマン・プログレへの接続を感じさせる音に拘っている点に好感が持てる。

よく歴史を勉強しているのである。


HELDON - Interface ★★ (2013-06-08 22:12:33)

70年代にこのテクノ感というと、どうしてもジャーマン・プログレかと思ってしまうが、フランスにもこのようなバンドが存在していたわけで、そもそもこういうサウンド自体がオーパーツではないのかもしれない。

ジャーマン的なサイケ感はやや抑え目ではあるが、これはこれでやはり楽しく聴ける。


高橋幸宏 - Neuromantic - Something in the Air ★★★ (2013-06-08 21:57:50)

80年代ニューウェーヴの理想形とも言うべき名曲。YMOでの高橋楽曲と言うと、どこか歌謡曲風味が抜けていない、メロディの点では三人の中では最も垢抜けない部類に入るのだが、逆にアレンジのニューウェーヴっぽさは一番で、その冷たい手触りが、うまいこと中和している。

そのバランス感覚が、ソロの代表作のラストトラックである、この楽曲にもよく出ている。


細野晴臣 - Cochin Moon ★★★ (2013-06-08 21:53:33)

YMO前夜の1978年に、横尾忠則との連名で発表されたアルバム。

ジャーマン・プログレからの影響が強烈な、サイケ風味に溢れた楽曲で構成されている。

異形の音楽を追求し続けてきた細野が、完全に自己の経験則自体を捨てるという選択肢に走ったことがうかがい知れる。

ある意味ではYMOに到達するために必要なアルバムだったのかもしれない。

今聴いても音の衝撃度は変わっていない。


細野晴臣 - S-F-X - Alternative 3 ★★★ (2013-06-08 21:48:30)

この楽曲の持つ先進性は、今の耳で聴いても素直に凄いと思えるものだと思う。

このアルバムは時代から考えると信じられないほど先進的な楽曲で満ちているが、どこか無邪気に遊んだ結果というような、良い意味の自由度が詰めの甘さとして残ってしまっている部分もある。

しかしこの楽曲に限っては批判する部分が見当たらない。


細野晴臣 ★★★ (2013-06-08 21:45:55)

なんか文句でもあんのかコラ


イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) - BGM ★★★ (2013-06-08 21:44:33)

いかに攻撃的な楽曲を意図的に集めたバンドとは言え、それはやはりポップソングとして成立しうる範囲での話・・・と高をくくっていた自分に真の驚きを与えてくれた楽曲。

こういう異常なトラックを(ドラムにディレイを使用したとは言え)平然と仕込んでくるあたりにYMOというバンドの恐ろしさがあると思う。

ちなみにYoutubeには長いこと原曲がアップロードされず、フラストレーションがたまって、結局自分でアップした(笑)


イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) - After Service ★★★ (2013-05-19 12:40:40)

「つかみどころのない暗さ」に賛否が分かれたということだそうだが、「つかみどころのない暗さ」以外のことに興味がない僕にとっては、当然のように理想のアルバム(笑)。

YMOの全盛期の音の方が、僕にとっては違和感バリバリで、「洋楽好きなリスナー達が、どうしてこんなJ-POPみたいなメロディのフュージョンに、揃ってハマったんだろう?」と思っていた。

しかしこの作品辺りから本格的にこのバンドの業の深さが分かり始めて、逆に遡ることで全体の作品を評価できるようになった。

何はともあれこの作品の暗黒具合と、自由奔放な実験精神、そしてそれを超えるほどの異常なほどの自信は凄まじいものがある。

ニューウェーヴの攻撃的な側面だけが凝縮されたような、猛烈にとんがった名作だと思う。


BUENA VISTA SOCIAL CLUB - Buena Vista Social Club ★★★ (2013-05-19 12:25:56)

この作品の正式な名義はRy Cooder & The Cuban Musiciansなのだが、もはやこのタイトルのほうが正式名義として流通してしまっている。

ルーツ・ミュージック特有の「最初の一音から持っていかれる」感じが強烈な作品。これは久しぶりにとんでもない傑作が登場した。

彼らはボブ・マーリーなどが登場するよりも以前から活動していた、正真正銘のベテラン達なのであるから、この使い込まれた味のある歌声も故なるかな。


BOB MARLEY - Kaya ★★★ (2013-05-19 12:17:29)

レイド・バックした雰囲気が全編に漂う作品だが、ガンジャの影響を感じさせるサイケ感が、音に独自の個性を与えている。

人として生きることの素朴な素晴らしさを、箱庭的な世界観の中で実直に表現した名作だと思う。

他の作品のような暗黒のグルーヴは存在しないが、時にはリラックスして聴けるこうした作品も素晴らしいと思う。


ブルース・ブラザース ★★★ (2013-05-19 11:51:13)

やたらと深刻ぶった批評筋のオールタイム・ランキングには、コメディ映画はほとんど登ってこない。しかしこの作品に限っては、最初から最後まで圧巻の「名作感」がみなぎっていると言っても過言ではない。

アメリカのルーツ・ミュージックの大御所たちを多数迎えた、汗臭く泥臭いグルーヴが全編を支配し、その楽しさと問答無用の迫力はまさに「アメリカってすげぇ!」の一言。

ジェームス・ブラウン、ジョン・リー・フッカー、キャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズなどがノリノリの演奏を繰り広げてくれるが、特に中盤で登場するアレサ・フランクリンが歌う「Think」の爆発的な迫力には唖然とさせられる。

終盤のバカバカしいカーチェイスと、重力の法則を無視したようなメチャクチャな台数のカークラッシュなどは、1980年という時代を考えれば凄まじい代物。数々の楽しいゲスト出演者などを見つけるのも楽しみどころ。

ここまで「楽しさ」に根拠のある映画が他にあるだろうか?


メイド・イン・ホンコン ★★★ (2013-05-19 11:43:26)

1997年、インディーズ不毛の地と呼ばれた香港に、一つの傑作が誕生した。主演は路上でスカウトされて本作に主演し、現在でも数々の香港映画に出演するスターとなったサム・リー。

この作品は、香港の貧困層における少年達の典型的な悲劇を描いている。しかし、そこには社会学的な冷徹な視野ばかりが存在しているわけではなく、飽くまでも青春の群像劇として登場人物の心理に寄り添っている。

奔放に躍動する主人公達の肉体と裏腹に、そのにわか作りの共同体が、最初から崩壊の色、いわば儚さを備えているところが切ない。公開当時はティーンエイジャーの間で大きな話題を呼び、大ヒットを記録した作品だが、現在では忘れられているのが悲しい。

個人的には映画史上に残る名作だと思う。


2001年宇宙の旅 ★★★ (2013-05-19 11:38:00)

言わずと知れた映画史上最高の作品。SF映画のエポックでありながら、後の世のどんな作品よりも哲学的で遠大な世界観を持っているところが凄い。結局この映画を超えるSF映画は未だ登場していないと、僕は思う。

60年代の作品とは思えない映像の美しさも特筆すべきもので、特に後半のディスカバリー号の冒険譚の部分は、色彩感覚や特撮技術の素晴らしさも去ることながら、レンズの選択や役者の顔に至るまで、現代の作品に非常に近い洗練が徹底されている。

余りにも抽象的なラストには賛否両論が激しいが、いずれにしても誰の記憶にもはっきりと残る異常なインパクトを持ったシークエンスである。

美術館で抽象絵画や彫刻を楽しむ感覚で見ることも可能であるし、それこそアーサー・C・クラークの小説のように、深遠なSFを体験する意味でも楽しめる、完璧な完成度を持った名作だと思う。


平沢進 - このゆびとまれ - 地球ネコ ★★★ (2013-05-16 06:55:03)

一部の少年少女にトラウマを植え付けたと評判の必殺曲(笑)。ボックス・セット「HALDYN DOME」に収録されたバージョンでは、平沢自身がヴォーカルを取っている。

ちなみに自動リンク動画では「夢の島思念公園」と「地球ネコ」がマッシュアップされたものが紹介されているが、この二曲が似ているのは偶然ではない。

「夢の島思念公園」は今敏監督のアニメシリーズ「妄想代理人」の主題歌として平沢に発注されたものだが、今監督自身が「地球ネコっぽい曲を希望」したらしい。

周知の事実だとは思うが、今敏監督は平沢進の大ファンで、自作映画の主題歌とサントラを何度か依頼している。


平沢進 - Blue Limbo - Ride the Blue Limbo ★★★ (2013-05-15 07:26:48)

大和久CG神によるPVが完全にイッてしまわれていて笑えるが、曲は文句なしのクオリティ、平沢印とも言うべき完璧なメロディ・構成・アレンジ・変態性に大満足。


MANUEL GOTTSCHING - E2-E4 - E2-e4 ★★★ (2013-05-13 02:00:52)

明け方の街を散歩しながら聞けば、どこまでも思索が広がり、帰ってこれなくなる。音楽史の上でどのように革新的か、という議論を全く差し置いたとしても充分に通用する、この名曲にはかける言葉みつからない。


FELA KUTI ★★★ (2013-05-13 01:54:32)

アフリカン・サイケの臭いもソコハカとなく漂う野生的ビートで、世界的に見ても独自の音楽性に到達したアフロ・ビートの開拓者。

そのパンキッシュな思想性と、わが道を往く音楽性はカッコイイの一言。


DENGUE FEVER ★★★ (2013-05-13 01:52:21)

カンボジア人の女性ヴォーカルを擁し、伝統的なカンボジア音楽とガレージ・リバイバルのUKロックの融合を目指したアメリカのバンド。

そのカオス的なコンセプトと裏腹に、音楽的な整合性は鉄壁のもので、非常に聞きやすい。


JOE BATAAN - Salsoul ★★★ (2013-05-13 01:49:41)

ラテン/ソウル音楽史上屈指の名盤。そのタイトルのとおり、サルサとソウルの融合を目指した独自の音楽性の評価は高い。


JOE BATAAN ★★★ (2013-05-13 01:48:31)

フィリピンとアメリカの黒人の間のハーフとして生まれたが、ラテン音楽に傾倒し、サルサとソウル・ミュージックを独自に混合した音楽性に到達。「ブーガルー」の旗手として一挙に有名になった。

その圧巻のグルーヴとオリジナリティは、現在でも全く古びていない。

ラテン音楽としては珍しく、英語で歌う楽曲も多いため、サルサのみならずソウルのファンにも馴染みが深いだろう。

60年代から活動しているが、近年は来日も多く、日本のファンの間で人気を博している。


CELIA CRUZ ★★★ (2013-05-13 01:40:06)

キューバ生まれのサルサ界のスーパー・スター。ラテン世界で彼女の名前を知らない人はいない。70年代にはファニア・オールスターズとも共演し、その驚愕の声量と発狂寸前のグルーヴ感で世界中にサルサ・ブームを巻き起こした(全盛期のファニア・レコードの副社長でもあった)。

50年代に活動をスタートし、キューバ革命後はアメリカに亡命した。

2008年に没するまで現役を続け、晩年にはデジタル・ビートを取り入れた現代的サルサにも挑戦。おなじみ「AZUCA!」の掛け声と共に、聞く人のテンションを一瞬で最高地点まで導く、衝撃の歌唱力には追随するものがない。

彼女の葬式には実に7万人を超えるラティーノ達が参列した。


TITO PUENTE ★★★ (2013-05-13 01:33:00)

50年代に日本を含む世界中で吹き荒れたマンボ・ブーム期を経て、70年代のファニア・オールスターズによるサルサ旋風の時期にいたるまで、絶大な影響を与え続けたティンバレス奏者のパイオニア。

ジュリアード出身の音楽エキスパートであり、サルサに必要な全ての楽器を演奏できるマルチ・プレイヤーでもあるが、何より彼の本職は爆発的なグルーヴを生み出すパーカッションの花形、ティンバレス。

強面の見た目とは正反対の、明るくチャーミングな笑顔で、自身の信じるサルサを追求し続けた一生は伝説的なレベルのもの。


JOSE ALBERTO EL CANARIO ★★★ (2013-05-13 01:27:47)

ドミニカ出身だが、プエルト・リコ→ニューヨークと移住しながら、サルサ音楽の旗手として活躍。

メロディアスな歌モノとしての音楽性と、ダンス音楽としての鉄壁のグルーヴを完璧に融合させたその音楽性は、まさにサルサの永遠のクラシック。

最近のアメリカのサルサ・シーンは非常に「歌モノ」化が激しく、歌い手主体でグルーヴが後ろに引っ込んでいるような音楽が多いような気がするが、この巨人のトラックにそうした心配は無用。

明るく、楽しく、時に哀愁。絶妙のバランスで繰り出されるサルサ史上稀に見る名曲の数々は、いつまで聴いていても飽きない。


ORQUESTA DE LA LUZ - Salsa caliente del Japón ★★★ (2013-05-13 01:20:05)

ビルボード・ラテン・チャート11週連続一位の金字塔を打ち立てた大ヒット作。明るくノリノリで踊れる、王道サルサの真髄が楽しめる。


ORQUESTA DE LA LUZ - Salsa caliente del Japón - Salsa caliente del Japón ★★★ (2013-05-13 01:18:59)

ラテン世界で大ヒットを記録した、知られざる日本のバンドの代表曲。この曲は本当に有名で、20年前のラテン音楽に興味がある人なら、一度は聞いたことがあるはず。


ORQUESTA DE LA LUZ ★★★ (2013-05-13 01:14:46)

日本のラテン音楽史上最大の世界的成功を収めた、正真正銘のサルサ・バンド。

日本初のサルサ・バンドであるOrquesta Del Solを前身とし、実力派のメンバーが集まって結成された。1stアルバムはビルボードのラテン音楽チャートで実に11週連続で一位を記録。世界ツアーも盛況で、2ndはプラチナム、3rdはゴールド認定、4thはついにグラミー賞にもノミネートされ、もはや「日本発」という色物的な受け取られ方さえ過去のものとしてしまった。

その音楽性はまさに王道!オールド・スクール・サルサのド真ん中とも言うべき、明るく詩情あふれるメロディのみならず、ノリノリで正確な演奏技術も相当なもの。

NYでのライブではティト・プエンテやオスカル・デ・レオンなどのサルサ界の巨匠がゲスト出演し、もはやその影響力は完全なる世界レベル。


ATTACK - Revitalize - Death Rider ★★★ (2013-04-14 04:43:33)

いやー、まさに「曲は書ける」というAttackの特色を全力で現したような曲ですね。じっくり盛り上がる構成もいいし、全面的に哀愁を巡らせた旋律も完璧、さらに正統派に必要な攻撃性も適度に盛られていて、サビもまた非常に覚えやすく、かっこいいです!

Heavens Gate同様、曲は書けるけどそれ以外はヘタレってイメージありますが、この曲だけ聴いたら、結構凄いバンドだと思う人も多いのでは?


渡辺香津美 ★★★ (2013-04-13 04:51:36)

YMOの最初の世界ツアーのサポートギタリストとしても、鬼のようなギターテクニックを披露していましたね。テクノバンドとしてのYMOが認知されていなかった当時のアメリカでは、田舎の方の会場では渡辺のギターソロが一番盛り上がったなんて会場もあったようです。初期YMOのフュージョン的な音作りにはピッタリでしょう。

ただし同ツアーを収録したライブアルバム「公的抑圧」では、音楽会社の大人の事情で渡辺のギターチャンネルは全部カットされています。

後に発売された「フェイカーホリック」というライブ盤には、収録されているのでそちらを聴きましょう。


山下達郎 ★★★ (2013-04-13 04:46:42)

バブル的なJ-POPの作者と認知されていますが、実際のところ「レコーディングの魔術師」という呼称が似合いそうな感じ。

ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンからの絶対的な影響の下に、現代的に作りこまれた箱庭的な音世界を構築しています。

特徴的過ぎる声質から好き嫌いは分かれると思いますが、大人の都会派音楽マニアのみなさんは、意外と聴いてみるといいかも。


ストレイテナー ★★ (2013-04-13 04:41:43)

洋楽対応の楽曲を作るグループだと思います。一方でJ-POP的な頑固なメロディ志向も持ち合わせているので非常に評価が混乱するところですが、90年代のブリティッシュ・ロックが好きな人なら、一定の評価を与えることができるでしょう。

ただし、洋楽聴きなれた耳からすると個性は無いです。


平沢進 - Sim City - 環太平洋擬装網 ★★★ (2013-04-12 04:02:51)

うつくしいけど、ちょっとこわいめいきょく


平沢進 - Sim City - Kingdom ★★★ (2013-04-12 03:59:45)

Switched On Lotusのバージョンの方が好きな感じもするが、いずれにしても名曲。初期Pに通じるような独特のリズムのメロからは想像もつかないような、圧巻のサビへ突如として展開する名曲。

ライブではいきなりサビから歌うのでびっくりする。


平沢進 - ビストロン - 二重展望3 ★★★ (2013-04-12 03:55:22)

ほぼインストの導入曲だが、一瞬にして平沢の世界に引き込まれる凄まじいトラック。


平沢進 - ビストロン - 巡航プシクラオン ★★★ (2013-04-12 03:54:23)

平沢ソロのイメージも強い名曲。イントロから炸裂する東洋音階のリフが耳に残って離れない。


平沢進 - ビストロン - 暗黒πドゥアイ ★★★ (2013-04-12 03:53:32)

Bメロの開放感が圧倒的な作品。サビの偽装ソプラノの強烈な印象も忘れがたい。


平沢進 - ビストロン - Big Brother ★★★ (2013-04-12 03:52:28)

凄まじい音数で圧倒する、情報量過多な異形の音塊。

どこか平沢自身の佇まいにも通じる独裁者の姿が幻視できる。


平沢進 - ビストロン ★★★ (2013-04-12 03:50:48)

平沢に一人でPやらせた結果がこれだよ!という圧巻のテンションで暴走する超絶作。

90年代のPモデルの文脈に沿った作風で貫かれているが、アレンジはハイテンションの極限に到達し、メロディはPモデルよりずっと豊かだと思う。

小西の楽曲に垣間見えるような「正常さ」が皆無で、徹頭徹尾、平沢の危険な世界観が貫かれている。

ソロアルバムの大人しさに慣れている人にこそ聞いてもらいたい、名作中の名作だと思う。


平沢進 - 白虎野 - 確率の丘 ★★★ (2013-04-12 03:47:15)

平沢ソロの文脈に沿った作品だが、ズバ抜けて完成度の高い名曲だと思う。アレンジの変態性はやや控えめだが、感情豊かなヴォーカルの表現力とメロディが圧倒的。


P-MODEL - P-Model - Speed Tube ★★★ (2013-04-12 03:42:16)

アルバムの冒頭を飾る圧巻のハイスピード・チューン。終盤のロングトーンが人間の領域を超えている。

この曲を友人に聞かせたら、「これ、凄い。まじ、凄い」しか言わなかった。


P-MODEL - 音楽産業廃棄物 - 論理空軍 ★★★ (2013-04-12 03:38:09)

プログレ直伝の余りにも有り得ない進行が凄い神曲。ただの実験曲に終わらず、エンターテインメントとしてしっかりとしたカタルシスを持っているところはさすが。


P-MODEL - 音楽産業廃棄物 - Moon Plant Ii ★★★ (2013-04-12 03:36:44)

ゆっくりしたペースで、これだけ人を惹きつけるリフとリズム。さすがと言うしかない。一時期この曲が延々と頭の中を回ってしまって困った。


P-MODEL ★★★ (2013-04-08 21:13:11)

90年に二度目の再結成をして以降は、以前の前衛ニューウェーヴ志向は完全に消え去り、電子音バリバリの文字通りの「テクノポップ」になっていった。

平沢ソロが一気に作風を固めていくにつれて、Pモデルの音楽性もよりメロディアスで複合的な要素を持つようになり、完成度が一気にアップしたように思う。

しかしこれだけの神曲を連発しながら、チャートアクションではほぼ完全無視を決め込まれていたとは、なんたるオーパーツか。

デビュー以来三十数年、今やっとオーバーグラウンドに再び顔を出した平沢。この機会にP-MODELの輝かしい変態テクノの歴史も掘り返すべし。


MOEBIUS-PLANK-NEUMEIER - Zero Set ★★ (2013-04-08 21:08:41)

まあドラムが生なんで、さすがにハコでは無理かと思うけど、それが逆に特異性になっていて、今聞いても個性的という感じがする。ジャケットもかっこいいね。


FENNESZ ★★★ (2013-04-08 21:06:55)

YMOのサポートとして度々ステージに上がっているので、日本でも有名だと思う。しかしソロアルバムの至高の美しさに比べれば、YMOメンツとの交流など正直どうでもいいとしか思えない。

特に坂本とのコラボは完全に失敗としか言いようのない退屈さ。

一人でもっともっとアルバムを出して欲しい。


ATTACK - Revitalize ★★★ (2013-03-03 01:44:38)

ちなみに本作の後に一枚だけ出して姿を消したリッキー・ヴァン・ヘルデンですが、どうもYoutubeに自分の楽曲をアップロードしているっぽいです。アカウントは、まんまRickyvanHeldenです。履歴を見ると7ヶ月前にもアップロードしているので、とりあえず生きてはいます(笑)。

コメント欄でファンの質問にも少しだけ答えたりしているっぽいので、近況が気になる方がいたら、覗いて見ては?

…いないか。


ATTACK ★★★ (2013-03-02 23:16:06)

いやちょっと待て、ヘリコンよりはかなりマシなバンドのような気がするんだが、気のせいか? …気のせいかも。

まあ~、あんまりと言えばあんまりなB級要素が満載のバンドですが、何より曲が書けるんですよね。コンセプトに技術が追いついていないだけで、基本的に「良いヘヴィメタルとは何か」が良く分かってる人だと思うわけです。

だからちょっとくらいヘタクソでも我慢して聞けるし、何度か聴いてるとかっこよく聞こえてきたりもするんだと思いますYO!


STS 8 MISSION (2013-02-06 01:39:34)

ヘブンズゲート全盛期の来日に前座で帯同していたそうですね。ヴォーカルが死去したので、もはや再結成は望めませんが、メロスピ・バブル時代の輝かしい記憶を思い起こさせるに充分なバンドではないでしょうか。

小気味良い疾走感はいいのですが、楽曲の練りこみが足りず、どうもサビが無いみたいな局が多いのが難点です。しかしリフの方は結構センスがあって、ワクワクさせてくれるものがあります。

B級好きの方々に聞いてもらいたいバンドです。


冷たい熱帯魚 ★★ (2013-02-03 23:57:35)

普通の映画なら絶対に二の足を踏むところで、さらにアクセルを底まで踏み抜く圧倒的なバイタリティを持った作品だと思う。それだけに見る人によっては、嘔吐を催すくらい強烈な場面がいくつもある。

作品の構成には甘さも残るし、一部のシーンでは作品全体のリアリティ・レベルと乖離している。つまり完成度という点では、他の名匠の作品群に遥かに劣る。その意味では名作ではないかもしれない。

しかし、映画において、人生において、ごたく抜きの本質論をここまで徹底して直球で表現した映画が今まであっただろうか?グロ耐性のある人なら一見の価値アリかと。

最近コーヒーのCMで、でんでんがこの映画と全く同じと思われるキャラで出演しているのが笑えるが、このキャラクターは実は団塊の世代全体に共通する雰囲気を突き詰めたものであるように、僕には思える。


AQUARIA ★★★ (2012-12-30 09:07:43)

凄いバンドです。素直に夢中になれる素晴らしい楽曲。

そして適度に予想を裏切ってくる曲展開などの小技のサジ加減もにくいですね。メロスピ好きなら聴いておいて損はないバンドだと思います。


AQUARIA - Shambala - Liberty ★★★ (2012-12-30 09:05:29)

バンド名のなんとなくB級っぽい感じを見て、あんまり期待せず聞いてみたら、こいつはすげえ掘り出し物!

演奏やVoも上手いですが、何よりサウンドがしっかりしていて、ドラマティックこの上ない。曲は複雑な展開も見せますが、ふわっと不安定になった直後に、ガッツポーズ必至のウルトラ王道フレーズを叩き込んできたりなど、聞き手の心理を知り尽くしているかのような仕事ぶりに思わず拍手!

メロスピ好きなら聴いておいて間違いない名曲だと思います。


高橋幸宏 - ニウロマンティック ★★★ (2012-10-13 09:42:40)

高橋幸宏の歌謡ニュー・ウェーヴとも言うべき退廃的な世界観が頂点に達した名盤。そのダンディズム溢れる歌声は、そこはかとなく自嘲気味な英語詞の効果もあいまって、世界基準に到達するハイセンスぶり。

都会的なセンスという点で、YMOの他の二人には出せない味を持った作品だろう。


高橋幸宏 ★★★ (2012-10-13 09:39:11)

サディスティック・ミカ・バンドのドラマーとしてイギリス・ツアーも行ったが、当時はさほど注目された存在とは言いがたかったが、ソロ・デビューを経てYMOのドラマーとして一躍日本中の人気者になり、その影響力は二度の世界ツアーによって世界のロック・シーンにも及ぶこととなった。

YMO最大のシングル・ヒットであるRYDEENを作曲したこともさることながら、バンドのファッションも含めたニュー・ウェーヴ的側面を一身に背負っていた点も見逃せない。

ソロではその世界観が徹底的につきつめられ、ダンディかつ植民地主義的なデカダンスも感じさせるその音楽性は、見た目の線の細さからは計り知れないほど強固で大胆である。

また、自らを自嘲的に「太鼓持ち」と称するぶっ壊れたユーモア感覚もなかなかのものだが、細野晴臣と坂本龍一という日本音楽史上屈指の天才奇人の仲を取り持つ上でも重要な役割を果たし続けている。

再々結成以後の現在のYMOのエレクトロニカ的な音楽性を主導しているのも、暗に高橋であると思うのは僕だけではあるまい。


PERSUADER - The Hunter - The Hunter ★★★ (2012-10-13 08:56:52)

ハンズィに似せていないときのこのVoは、当たり前だが全然ハンズィには似ていないが、いかんせん楽曲がある時期のブラガに思いっきり影響されまくっているので、やっぱりどこかブラガっぽい感じもしないでもない。

で、それは置いといてこのアホのような疾走感はどうだ。メロスピ、メロパワのファンにも、大爆走B級スラッシュ好きにもそこそこアピールしそうなヤケクソ具合も感じるし、疾走系のメタルが好きな人なら一聴の価値がある楽曲に仕上がっている。


PERSUADER - The Hunter ★★★ (2012-10-13 08:54:27)

ブラインド・ガーディアンの完コピ・バンドとして、本家のドラマー、トーメン・スタッシュまで加入して作り上げられたSavage Circusの前身とも言うべきこのバンド。

ハンズィ・キアシュに激似だったSavage Circus時代とは全く違う金切りハイトーン・ヴォイスで大爆走する痛快なメロディック・パワー・メタル作品だ。突進型の音楽性で、音程の上下が少ないため、ある種のメロディック・スラッシュという受け取り方も充分に可能だろう。

ともかく爆発的な加速力、テンションの乗り方は、往年のAngel Dustを思わせる若気の至り感。疾走系パワー・メタルの王道とも言うべき作品だ。


ベルリン 天使の詩 ★★★ (2012-10-13 08:47:03)

1988年ドイツ映画。

前作「パリ、テキサス」でカンヌ映画祭を制したヴィム・ヴェンダース監督が挑んだのは、一転して自国の最大の暗部でもある西ベルリンでの全編ロケ作品だった。

といって政治色ばかり強い理屈っぽい作品では全くなく、中年を迎えた天使が人間の女性に恋をして凋落していくファンタジックな作品だ。

人間として生きることの儚さと美しさを、手で触れるほどのリアルさで思い知らせてくれる、映画史上最高の作品だと思う。

初めて見てから十数年、いまだにこの映画を超える感動に、僕は出会っていない。


COWBOY BEBOP ★★★ (2012-10-13 08:43:36)

1999年にテレビ東京で抜粋版が、WOWOWで全編が放送されたアニメ史上屈指の名シリーズ。洗練された台詞回しや、圧巻のSF的世界観、当時としては先進的な3DCGを大胆に取り入れた背景、キャラクターの動きもシリーズ物とは思えないほど緻密でダイナミックだ。

ともかくアニメーションの素晴らしさをこれでもかとてんこ盛りした娯楽超大作とも言うべきシリーズだ。その大人びた雰囲気から、お子様お断り感が漂うが、良い意味で中2病魂を熱くさせてくれる耽美的な要素と、スッポ抜けたようなギャグが絶妙にかみ合っており、結果的には全世代にオススメできる。

結局この斬新すぎる作品が、99年アニメ界最大のヒット作となったのは、本当に驚くべき、だが当然のことである。


ASH RA TEMPEL - New Age of Earth - Sunrain ★★★ (2012-10-13 08:38:03)

時代を先取りしすぎて宇宙の彼方へとぶっ飛んで行く桃源郷のごとき音世界。もはや完璧すぎて何も言うことが思いつかないレベルの名曲。

ウルトラ・サイケ・・・

そうウルトラ・サイケなんだよ うああぁぁ


ASH RA TEMPEL - New Age of Earth ★★★ (2012-10-13 08:36:13)

冒頭の一曲で、ともかく全員が宇宙の彼方へと吹っ飛ばされる永遠の名盤。

ただ音がオーパーツ級に先進的であるだけでも凄いのに、さらにここにたち現れるサイケ感は、もはや全時代のロックを見渡しても比肩すべきものがないほど個性的なものではないか。

ロック史上最高の名盤の一つとして名前を挙げたい作品。


ROVO - Flage ★★★ (2012-10-13 08:33:30)

変態的な構成が突き抜けると、逆にそこには神がかった「王道感覚」がたち現れるというロック・ミュージックの裏法則を、ここまで完璧に形にしたアルバムは、世界中を見渡してもほとんど存在しないだろう。

聴いていると陶酔のあまり、徐々に体から力が抜けて思わず失禁してしまう。


ROVO ★★★ (2012-10-13 08:30:51)

世界的にライブトロニカとも呼ぶべきフリーキーな電子音楽が流行していることを敏感に感じ取った日本の精鋭たちが作り上げたのは、よりによってそのうすぼんやりしたジャンルのようなものを、最もハッキリと形にした異形の音宇宙だった。

このツイン・ドラムとエレクトリック・バイオリンの天上的な調べを聴けば、誰もが昇天必至である。


U2 - Zooropa ★★★ (2012-10-13 08:25:10)

U2史上最も曖昧模糊としたコンセプトと音像で発表された問題作。

水底でゆらめき、ときどき煌くような不思議な透明感を感じさせるサウンドが素晴らしい。この独自の世界観は今までのU2の音楽性と確実にリンクしてはいるが、良い意味でどこか無責任な自由さも伺える。

耽美的と言ってここまでふさわしいアルバムもそうそう無いだろう。冒頭のZooropaはロック史上屈指の精神的キラーチューンだろう。


U2 - The Unforgettable Fire ★★★ (2012-10-13 08:21:15)

ブライアン・イーノとのファースト・コンタクトによって、U2史上最もアッチの世界へぶっ飛んだ、完全に内省的な作品が誕生した。派手な楽曲は一つもないが、前作までの良い意味での荒削りな感覚すら消えうせ、ひたすら自らの持つ音楽性の最も陰性の部分を追求している。

それがただ地味なだけの実験作に終わらないところが、U2という業の深いバンドの末恐ろしいところ。名曲Prideがアルバムの一部でしかないと思わせるほど、個々の楽曲が喚起する感情の奥深さが凄まじい。


U2 - How to Dismantle an Atomic Bomb ★★★ (2012-10-13 08:14:16)

行ってみればU2流の「様式美」的な楽曲がギッチリと隙間無く詰め込まれた作品といえると思う。ここでは若さに任せて突っ走っていた初期や、巨大な世界を背負って歌っていた全盛期とは全く違った余裕が伺える。

いうなれば娯楽超大作。

U2というバンドのポテンシャルの臨界点へ挑んだかのような、いわゆる「良い曲」がテンコ盛り状態の名作だ。


U2 - Achtung Baby ★★★ (2012-10-13 08:10:20)

社会問題を背負って戦う道をいったん外れ、完全に内省の聖域と引きこもったU2の音には、驚くべきことにまた別の世界が開かれていた・・・。

信じられないほど快楽主義的な陶酔的サウンド・プロダクションにため息が出る。また、数曲において珍しくエッジが本格的なギターソロを披露しているが、それがまた涙が出るほど美しい・・・。

夜明け前の近未来都市に鳴り響くかのようなスケールの大きいサウンドに乗せて歌われるのは、その印象とは正反対とも言える極めて個人的な感情の手触りたち。

そのアンビバレンツに「人間」の二文字を感じずにいられない。


U2 - The Joshua Tree ★★★ (2012-10-13 08:03:19)

いわばシングル用とも言うべき冒頭の三曲だけでもはや歴史的名盤決定とも言うべき作品だが、本格的に凄まじいのは実は内省に傾いた後半ではないか。神秘的で沈潜したその世界観は唯一無二のもの。こうした真に素晴らしい作品が2500万枚もの売上げを達成したということは、世界のロックファンに真に良心というものがあるということを思わせる。

身震いするほどの完璧なアルバム!!


U2 ★★★ (2012-10-13 07:59:55)

世界で一番売れているロックバンドに対して、何をいまさら書くことがあるだろうかと思って書き込みを躊躇してきたが、やっぱり僕はこのバンドの大ファンだ。出してきた全てのアルバムが名盤であると思うし、個性的な音作りに対する絶対的な自身、そして何より楽曲に込めた魂の熱さが違う!!

アイルランドの荒野、あるいは近未来都市を思わせる寒々しい音像の中心をつんざくボノの余りにも感情のこもりまくったロング・トーンの美しさはロック史上最高のアンサンブルだろう。

ダンス要素の無い音楽がほとんど一位になることのないアメリカのヒットチャートも、U2の音には勝てないっ!毎度のことながら一位!当然だ!

奴らのサウンドはどんな時代においても、人の感じうる感情の頂点を示している!!


外道 - 不明 ★★★ (2012-10-13 07:41:54)

「香り」のヤケクソめいた破壊力にはマジでしびれる!!

時代がかった不良の野次とかは大友克洋の漫画みたいで面白い!!

そして荒っぽいリフに乗って「げーげーげー!外道!!」と吐き捨てるヴォーカルはもう完全にイッてしまっている。


細野晴臣 - 泰安洋行 ★★★ (2012-10-13 07:34:34)

マーティン・デニーとヴァン・ダイク・パークスからの影響を隠すことなく出しつつも、沖縄音楽を初めとする日本固有の音楽をもごった煮にしたそのサウンドはもはや分類不能。

時代の空気を敏感に感じ取ったサイケデリック風味が、確実に作品の統一感を強化するのに役立っている。

一聴した印象でレイドバックした民族音楽と決め付けてはならない。音のディテールに注意深く耳を傾ければ、そこに通奏低音のような異様な緊迫感が流れていることに必ず気付くはずだ。


細野晴臣 - コチンの月 ★★★ (2012-10-13 07:29:43)

横尾忠則との共同名義だが、実質的には細野のソロアルバムである。また、坂本龍一と高橋幸宏のYMOメンツが既にレコーディングにおいて顔をそろえている。

ジャーマン・プログレからの影響が顕著な異形の名盤。サイケデリックの極致を行く音楽性は、現代のエレクトロニカと、そのベクトルを同じにしているようにも思えるが、1978年の時点でここまでのビジョンを見ていた音楽家が世界中にどれだけいただろうか?

ある意味ではYMO以上に先進的で宇宙的な境地に達している奇跡の作品!!!


MANDRAKE - UNRELEASED MATERIALS VOL.1 ★★★ (2012-10-13 07:21:40)

「テクノ御三家」としてYMOのパチモンのような扱いで登場したバンドのうちの一つ、Pモデルの前身は世界的に見ても稀有なほどのクオリティの楽曲を作り上げた生粋のプログレッシブ・ロック・バンドだった!!!

その事実は僅かにコアなPモデルのファン、あるいは平沢進を師匠と呼び習わす馬の骨どもにのみ知られていたことだったが、本作のCDリリースによって、ついに世にその真実を問うことが可能となった。

震撼せよ!震撼せよ!! ここに日本のプログレ史に燦然と輝く至上のオーパーツの存在を宣言する!!!


MANDRAKE - UNRELEASED MATERIALS VOL.1 - 飾り窓の出来事 ★★★ (2012-10-13 07:17:59)

すさまじいアグレッション、疾走感、そして複雑な展開とわずかに東洋的な歌メロ・・・平沢進はデビュー後も徹底的にトンガっていたが、デビュー前にはもっともっとトンガっていたことが分かる。

初めて聴いたときは文字通り脳天に雷が直撃し、全身が痺れたようなって硬直した!!!なんだこの音は、これが70年代日本のロックバンドだと・・・!??


MANDRAKE ★★★ (2012-10-13 07:15:51)

このバンドがメジャー・デビューできなかった、あるいはしなかったのは、明らかにプログレというジャンルが日本国内で受け入れられる素地が無かったからだが、それにしても、ここまでやった後で諦めたというところに平沢進という男の業の深さがあると言えないだろうか。

ともかく冒頭の一曲「飾り窓の出来事」に尽きる。これを聴かずして日本のロックの歴史を語るなかれと言いたいほどに凄まじい気迫の篭った作品だ。


MANUEL GOTTSCHING - E2-E4 ★★★ (2012-10-13 07:10:35)

この作品が現実には1980年の時点で完成していたという事実の衝撃には、本当に唸らされるものがある。それがウソではないことは、アシュラのSun Rainという曲に、既にその萌芽があることから分かる(この作品は1976年発表だ)。

現代のテクノ・ミュージックの原型であるという言い方ももちろんできるほどにオーパーツめいた作品ではあるが、それ以上にこの清涼感のある天上的なサイケ感はどうだ。ジャーマン・プログレのこうした方向性は、下手をすれば80年代のデトロイトや、90年代初頭のアンビエント・テクノさえ飛び越えて、2000年代直前のエレクトロニカにまで影響を与えているのではないか。

僕にはそう思えてならない!!必聴あるのみ!!!!!!!


MANUEL GOTTSCHING ★★★ (2012-10-13 07:06:13)

ジャーマン・プログレのジャーマン・プログレらしい部分を全方位的に網羅し、その上さらに完成度においても絶対的にトップだったのは、何をさしおいてもこのマニュエル・ゴッチング氏でありましょう。

現代音楽をルーツに持つミニマルの系譜を継いだ電子音楽によって、デトロイトテクノより十年も前に現在のテクノの原型を作ったのみならず、卓越したギターテクによって、バンドとしてのロック音楽にも革命をもたらした。彼こそまさに天才でありましょう。


平沢進 - Ice-9 ★★★ (2011-12-27 03:36:10)

この人、ギターもくそうめーっす。

でもギターはもう飽きたので弾きたくないそうです。もったいない。


平沢進 - Switched-On Lotus - Switched-On Lotus ★★★ (2011-12-27 03:34:23)

これはヤバイ! 神曲!!
やっぱやってくれますね ^^;

リミックス・アルバムなんちゅーと、大抵のアーティストはよく知らないDJさんとかに仕事丸投げなんてのが多いですが、平沢さんの場合は友達がいな…

まあ事情は知りませんが、多分人件費が足りな…

ともかく素晴らしい。こういう凄い曲を必ず入れてくれるから信頼できる。俺は一生馬の骨!!


平沢進 - Ice-9 - ユーラシア21℃ ★★★ (2011-12-27 03:31:40)

(爆)

Dr.Strangeloveさんの絶妙な指摘どおり、ロバート・フリップの作品に酷似してますね(とくにフリップ&イーノに)。

でも、なんだろう、やっぱり平沢は平沢だと思わせるアレンジがある。かっこいいなぁ。最高!


平沢進 - 白虎野 ★★★ (2011-12-23 17:22:32)

嵐のような東南アジア世界が通り過ぎ、前作のポップサイドも再び遠のいたが、今度はSF要素とアレンジの凝集性が異常な反応を見せ始めている。

この引き出しの多さと、それに違和に転化させない整合性の高さ、バランス感覚。平沢の頭脳派の側面が最もよく現れた作品。当然ながら捨て曲なし!


平沢進 - Blue Limbo - 高貴な城 ★★★ (2011-12-23 17:19:19)

壮大で勇壮な作品。魂の底から平和を訴えるメッセージ。そこには仲良し的な共感の輪も、ポリティカリー・コレクトな言葉も全くないが、雄大で透徹した視野と人間としての尊厳の叫びがある。


平沢進 - Blue Limbo ★★★ (2011-12-23 17:16:31)

やっと吹き荒れる「神盤」の連打が収まり、少しずつ人間的なポップサイドが回復しつつある作品。だが、それで「普通」になるほど平沢が業の浅い人間であるわけがない。

ぎっしりと詰め込まれた名曲、メロディの洪水。聞かずに死ねるか。


平沢進 - 賢者のプロペラ ★★★ (2011-12-23 17:13:12)

徹底して美しいアルバム。この時期の平沢は充実が度を過ぎて、もはや紹介する言葉が思いつかないレベルに達している。


平沢進 - 救済の技法 - ナーシサス次元から来た人 ★★★ (2011-12-23 17:11:34)

圧巻。


平沢進 - 救済の技法 ★★★ (2011-12-23 17:10:26)

もはや才能がダダ漏れになって、全方位無敵と化した平沢による完全なる「神盤」。圧巻の世界観、尽きるところを知らぬメロディ、ピュアで神々しい歌声…。一体音楽にこれ以上の何を求めることができるのか?

初めて聞いたとき、あまりの凄まじさに忘我の境地へ旅立ってしまったリスナーも多いはず。


平沢進 - Siren - Siam Lights ★★★ (2011-12-23 17:06:47)

神秘的で沈潜した雰囲気のある圧巻の名曲。聞いていると神々の世界に迷い込んだ気持ちになる。


平沢進 - Sim City - Sim City ★★★ (2011-12-23 17:04:24)

ふしぎな抱擁感の中に身を投げたくなる名曲。エロティックだが、どこか神々しい感じのする、この混在した感覚は平沢だけが表現しうる桃源郷。


平沢進 - Aurora - 風の分身 ★★★ (2011-12-23 17:01:26)

「オーロラ」がいわゆる必殺曲だとしたら、これはよく作りこまれた曲に入るだろう。明快なメロディとストレンジなアレンジが、不思議と融合し、そこに厳かで優しい歌声でひっそりと寄り添う。

ここでも平沢の作り出す世界はゆるぎない。


平沢進 - Aurora ★★★ (2011-12-23 16:59:05)

4th。非常にアンビエント的で沈静した耽美な雰囲気を感じる作品。遠大な大洋に響き渡るような、スケールの大きいサウンドが圧巻だ。このアルバムあたりから本格的に神がかってくる。


平沢進 - ヴァーチュアル・ラビット - 死のない男 ★★★ (2011-12-23 16:56:40)

こういう極まって変態的な曲を、しっかりと聴けるレベルにまで作りこめるところが、平沢の天才たる所以ではないだろうか。本当に何百回聞いても飽きない、すさまじい作品。ジャンル分類不能の超絶展開に失神必至。


平沢進 - ヴァーチュアル・ラビット ★★★ (2011-12-23 16:55:13)

三作目。壮大さも哀愁も相変わらず突き抜けている。随所に見えるプログレ的な変態性も楽しい。特に8の「死のない男」の衝撃的な超展開には、眩暈がする。


平沢進 - サイエンスの幽霊 ★★ (2011-12-23 16:51:53)

壮大さが突き抜けた感触がする。哀愁も深みを増している。名曲もいくつか収録されている。素晴らしいアルバム。


平沢進 - 時空の水 ★★ (2011-12-23 16:49:55)

ソロデビュー作。ソロの作風の基礎は固まっていて、Pモデル未体験者にはこれでも充分衝撃的なアルバムだろう。

だがその後の神がかった時期を知る我々には、平沢の真価はこんなものではないと思える。