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BATTLECRY UNDER A WINTER SUN (2002年)
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BATTLECRY UNDER A WINTER SUN
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解説 - BATTLECRY UNDER A WINTER SUN
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2011-02-12 01:07:15)

ツインG(結成当初はトリプルG編成だったらしい)のみならず、ヒステリックなハイトーンを武器に歌いまくるカミソリVoと、ギャアギャア喚き倒すブラック・メタル型Voというタイプの異なる2人のリード・シンガーも擁する6人編成の大所帯バンドが、'02年に発表した自主制作の1stアルバム。
この時点で既に「NWOBHM、スラッシュ・メタル、デス/ブラック・メタルのエッセンスも取り込んだトラディショナルな正統派HM」という方向性が、全くブレずに見据えられていることに先ず感心。
プロフェッショナルな制作環境が整う次作以降と比較すると、音質はチープだし楽曲も荒削り、未整理なハイトーンVoとデス声Voの絡み具合などアレンジ面の詰めの甘さも目に付くが、ともかく勢いと熱さ(暑さ?)は有り余るぐらいに十分。
ドラマティックなツインGの重ね方や小気味良いBの動きっぷり等、IRON MAIDENへの熱烈な憧憬を、猥褻物陳列罪レベルでモロ出しにしつつ突っ走る収録楽曲の数々は後の躍進を予感させるに十分な輝きを放っており、特に、MANOWAR辺りに通じるヒロイックな空気を纏った蛮勇ソング①④、繊細に爪弾かれるアコギが東欧民謡風の物悲しさを漂わすインスト曲⑥から繋がっていく攻撃的な⑦、そして思わず一緒に叫びたくなるコール&レスポンス・パートをフィーチュアする⑪といった楽曲は、メタル者の魂に訴えかけて来るサムシングを備えた逸品です。
元ネタを消化することなくそのまま誇示しちゃうフルチンっぷりも含めて、デビュー作ならではの荒っぽさが微笑ましい1枚。



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