大ティモ&マトスを中心にしたスーパーバンドのデビュー作。 ストラトの楽曲をマトスが歌っているような格好で、Voを生かす曲作りはさすがティモ・トルキと感心してしまう。マトスとの相性も良好のよう。 メロスパーならば、疾走曲(1)(3)(5)、シンフォニックなクワイヤにド派手なソロが聴ける9分半の大作(7)などはガッツポーズものだろう。 1曲選ぶなら(1)Fields Of Avalon。アングラの“Carry On”とストラトの“Glory Of The World”を合体させたようなメロスピだ。 ただ前半に疾走曲やアップテンポナンバーが集中し、後半ダレるのとメンバーの定規で測ったような演奏が少し残念。“Hunting High And Low”の焼き直しみたいな(2)(9)があるのも気になった。 ここら辺は次回作以降の課題だろう。 ともあれ大ティモがまたシーンの前線に戻って来てくれたのは嬉しい限り。