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FOREVERMORE (2011年)
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FOREVERMORE
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解説 - FOREVERMORE

2011年3月9日、Frontiers Recordsよりリリースされた11thアルバム。
新たにMichael DevinとBrian Tichyが加入した編成でレコーディングされた。David Coverdaleによれば、バンドが2003年に再結成された時にも、Brian Tichyを起用する計画があったという。
キーボーディストのTimothy Druryは、本作では正式メンバーではなくゲスト扱いで参加しており、また、Coverdaleの息子のJasper Coverdaleもレコーディングに参加している。

Recorded:Snakebyte Studios and Grumblenott Studios & Villas, Lake Tahoe, Nevada and with "additional work" at Casa Dala, Sherman Oaks, CA
Producer:Los Bros Brutalos (David Coverdale, Doug Aldrich, Michael McIntyre)
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. H・W ★★ (2011-03-16 02:30:39)

まずは、70年代から活躍し、あの「BURN」とかを歌ったシンガーが、未だにこういうバシバシなアルバムを作ってくれることに感謝しよう、と、最近そう思う。

それはさておき、内容のほうだが、彩り豊かなホワイトスネイクの歴史の中では、どうしても埋もれがちに思えてしまう、少し平坦な印象のあるアルバムだ。
演奏は派手だし、パワーに溢れているが、曲を印象付けるフックが少し足りない。結果、「派手だが地味」という、言ってる本人もなんだかよくわからないところに落ち着いてしまうのである。

たぶんこれは、個人的に以前から「大きい当たりのファールを連発するタイプ」だと思っているダグ・アルドリッチの作曲センスによるところが大きいのではないかという気がする。
ダグのギター弾きとしての才能に疑いの余地は無い。
このアルバムでも、安定感抜群、情感に溢れるすばらしいプレイを聴かせてくれているが、作曲家としては、歴代、デヴィッドと組んできたコンポーザーたちの足元にも及ばないと、きついようだが断言する。

まあしかし、もうこういう、コテコテのHRを作る人材自体が貴重ではある。
すぐに代わりは見つからないだろうし、デヴィッドは歳も歳だし、うーむ。




2. zeppagain ★★ (2011-04-01 23:47:35)

前作「Good to be Bad」の延長線にあたるアルバムで基本的には前作の流れ+初期ホワイトスネイクのブルース色を加えたような印象を受けた。①⑤⑪などのナンバーは初期のホワイトスネイクにモダンさを加えたような感じがした。
もちろん80年代を彷彿させる③⑫のようなギンギンのロック色が濃い曲もあれば④のような絶品バラードもあってバラエティに富んでいて全体的に良い作品に仕上がっている。

また今作のデヴィッドの声は張りと深みが増したと思うし、ギターとリズム隊も前作よりもしっかり主役のフロントのボーカルを支えていてこれからのライブも十分期待できる仕上がりだ。

ただアルバムのジャケがワンパターンな気がする...



3. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2011-11-12 15:44:04)

 個人的には、印象的なリフでグイグイ引っ張っていく曲が多い前作が好みなのだが、本作も十分聴き応えがある。特に⑨以降の流れは圧巻で、本編ラストのタイトルトラックはとどめの一撃である。そのスケール感といい、緩急のつけ方といい、申し分ない。
 前半も、DCのヴォーカルメロディで聴かせる曲が主体なのだが、これが味わい深い。二人のギタリストもとても良い仕事をしている。
 もし、本作がWhitesnakeのラストアルバムになったとしても、DCは“最後までアーティストとして一切手を抜かなかった”と胸を張れるだろう。だが、本作の充実は、当然のことながら次作を期待させる。
 ラストはまだしばらく後ではないか。本作を聴いて、そう思う。希望的観測ではなく、それは確信に近い。

 




4. もぶるーるず ★★ (2012-02-05 22:51:47)

前作の方が好きだが、これも出来は良い。やや初期に回帰したようなところもある。ただやはりサイクスとのコラボを聴いてみたい。最近再結成が流行ってるし、どちらもいつ引退してもおかしくない年齢だし、最後に一枚…って無理ですね。



5. ポッキン ★★ (2012-03-10 14:13:49)

悪くない。が、曲は地味。かっこいいリフやソロも結構あるのに印象に残らない。
最低でも2曲はキラーチューンと呼べる曲がほしいなあ。

付け加えて言うと、これは個人的な好みかもしれんがギターの音色が曲に合ってない気がする。
音圧も太さも申し分ないのだが、デジタルくさいというか、マルチエフェクターからライン録りしたようなすごく人工的な音色。
レブ・ビーチは元々わりと人工的な音作りする人だったが(ピックアップもEMGだし)
ほとんどダグ一人で録った前作もほぼ同じ音作りなので、これはダグ主導によるものであろう。
せっかくレスポールカスタム使ってるのにもう少しトラディッショナルな音色に出来んもんかのう。
これがこのアルバムを無機質な印象にしている一因のようにも思える。

あっ、でもタイトルチューンはかっこよかったよ。



6. 失恋船長 ★★★ (2019-07-01 16:32:37)

ここ数年におけるカヴァーデイルの精力的な活動には驚かされる。本当に、この世代の人たちの体力的なポテンシャルの高さに驚愕ですよ。のっけからスライドギターが登場と、ミッキー・ムーディー的な匂いは発散。昔の空気を出しつつも若々しいサウンドを引っ提げているのが今作の最大の聴きどころだろう。
ZEP風味もあるし、自分達のイメージを忠実に現代的にアップデート。多種多様なファンがいる中で最大公約数の答えを見つけるのは難しいが、彼らはその難題に対して優等生は答えを出してきた。
その中でも分厚過ぎる音像は一番の賛否を生みそうだし、オーガニックと言う言葉とは程遠い、高須クリニックな若返りが全編に漲り脂っこさと嘘くささを感じさせているのが評価を分ける最大のポイントだろう。
そこが旬と転べば、今作は実にすばらしいものになるが、TVを見る度に顔が変わる深田恭子や栗山千明に違和感を感じ話が入ってこない私には、いささかやり過ぎ感は否めない。

それでもクオリティの高さを有しているのが、このバンドの強み。叶姉妹並のゴージャス感もバンドの売りなんだろう。曲単位で聴けば違和感が少なめなのも聴かせ方の上手さの証拠だ。老いとの向き合い方ってのは難しいなぁと感じる。ロックスターの末路。多くのレジェンド達がどう終焉を迎えるのか、今作を聴くと深く考えさせられる。



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