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netalさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-473

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netalさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-473

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SLAYER ★★★ (2012-06-22 16:18:45)

まさにスラッシュの帝王。自分の生まれる前からこんなクレイジーな音楽をやっているなんて…
彼らが居なければエクストリームメタルシーンは大分違ったものであっただろう。
エクストームメタルやってる人でSlayerの影響を受けていない人はいるのだろうか?


SLAYER - Reign in Blood - Altar of Sacrifice ★★ (2012-06-22 16:08:27)

冒涜的な高めの音程のリフが印象的。
Jesus Savesとセットで聴くべし。


SLAYER - Hell Awaits - Necrophiliac ★★ (2012-06-21 18:32:23)

Slayerの中でもトップクラスに猟奇的な旋律で、聴いていて寒気がする。
終盤の「Heeell」のパートでのTomは本当に悪魔に取り憑かれていたのではなかろうか。怖すぎる…


SETHERIAL - Hell Eternal ★★ (2012-06-20 23:39:54)

王道のファスト/ブルータルブラックであるが、特徴は物凄い暴虐性である。
地獄の業火で聴き手を焼き尽くすかの如くトレモロリフ、邪悪さ十分のハイテンションな喚き声、そして豪速かつ音量十分なブラストで攻めまくり、
ブラストとシンクロしたようなリフなど、ブラックの中でも最もブルータルな部類ではなかろうか。
音圧も凄まじく、聴いていると心身共に削られていく気がする。
正直多少聴き疲れする作品ではあるが、印象的なフレーズも多く、聴いていて退屈になる所もあまり無いので、アルバムを通して聴くに足るクオリティである。

因みに、1st『Nord...』とのカップリング再発盤も出ているが、こちらの2曲目終盤に音飛びと思しき現象が発生しているので注意
(アレンジかもしれないし、自分のだけかもしれないが)。

気に入り度…81/100

おすすめ…Towards Thy Realm


SETHERIAL - Nord... (2012-06-20 17:24:20)

寒々しくブルータルに疾走するスタイルで、時折うっすらと聞こえるシンセもまた寒々しくて良い味を出している。
ヴォーカルのテンションがかなり高く、断末魔の悲鳴のようだ。
①③は10分超と聴き応えのある内容であるが、他の曲も含め曲展開が散漫な印象。
全体的にもう少しコンパクトにした方が良かったと思う。
とはいえ、寒々しいブラック好きにはお勧めである。

おすすめ…In The Still Of A Northern Fullmoon


SATYRICON - Nemesis Divina ★★ (2012-06-19 20:06:45)

冷たく荘厳さに満ち、時に神々しささえ感じるリフ&旋律が素晴らしく、シンセやピアノの効果的なアレンジもそれに拍車をかける。
ラテン語のタイトルに冠せられた「神の宿敵」の名の通り、アルバム全体にわたって世界の終末、そして新たな秩序が構築されていく世界に流れていそうな旋律が支配する。
また、名手Frostのドラムは言わずもがな。曲展開上、1349でのような全開ドラムではないが、ブラストを始め、流石の演奏である。音が引っ込んでいるのが勿体無いけれども。

ここまで書くとややメロディックな普通のブラックで、事実今の基準で聴けばその通りだが、個人的にこの作品に関して面白いと思う点はリフの繋げ方である。
トレモロや刻みの単純なリフレインだけでなく、拍子や譜割を巧みに変えながら展開していく所がフレーズの多彩さ・面白さに貢献している。

…まあ、そこが面白いと言っても全てが気に入ったかと言えばそうでもないし、 強引な展開も多い。
しかしながら、ブラックの基本の一枚として十分聴いておくべきクオリティだと思う。

気に入り度…88/100

おすすめ…Nemesis Divina


SATYRICON - The Shadowthrone (2012-06-18 20:09:43)

Satyriconと言えば3rdが有名だが、この作品ではヴァイキングよりのブラックをプレイしている。
ただフレーズは勇壮なものもあるが、それよりも陰鬱で得体の知れない不気味な感じの方が強い。
3rdに比べるとフレーズや展開力は全体的にまだ少し弱いが、時に3rdに匹敵するものも見せてくれる。
①の中盤からの流れや⑤のエンディングなどは3rdにも引けを取らない。

おすすめ…In The Mist By The Hills


OPETH - Ghost Reveries (2012-06-17 20:43:06)

Keyの加入により妖しさ、幽玄さにますます磨きがかかっている。
メロディも複雑な曲展開も流石はOpethと言える出来である。
ただ、個人的には静の部分が多く、ややメジャー感がつき、デスメタル由来の暗黒性が薄れた点は不満。
良い作品には違いないが、暗黒性は以前に比べると薄いため、そういう作風を求める人にはこの作品は物足りないかもしれない。

おすすめ…Ghost Of Perdition


OPETH - Blackwater Park - The Leper Affinity ★★★ (2012-06-17 15:50:47)

一曲目から容赦無く絶望感をぶちまけてくる。
この曲はOpethの中でも最も優れた展開を持っていると思う。
特にエンディングのギターソロ→ピアノの流れは完璧。


OPETH - My Arms, Your Hearse - Demon of the Fall ★★★ (2012-06-16 14:27:24)

Opethにしては短い6分台の曲。
いつもより恨みや憎しみを感じるMikaelのヴォーカルと憎悪渦巻く邪悪なリフには圧倒される。


OBSCURA - Cosmogenesis - The Anticosmic Overload ★★ (2012-06-15 22:00:06)

浮遊感のあるリフとギターソロが印象的で、混沌と秩序のどちらでもない別の上手く言葉にできない何かを感じさせる。
バックでうねりまくるベースも不気味。
このアルバムの中では比較的聴きやすい曲。


NOKTURNAL MORTUM - To the Gates of Blasphemous Fire (2012-06-14 23:48:14)

作風は、大雑把に言えば初期Emperor+ヴァイキング/ペイガンといった感じだろうか。
特にキーボードが印象的で、動き回る部分が多く、装飾ではなく主役だと思えるほどである。
メロディの質は高く、民族音楽風のフレーズや荘厳なフレーズを巧みに操っている。
ただ、特にアルバム後半で時折フレーズがキャッチーすぎて、シンフォニックブラックとしての威厳を減じているのは残念。(そこが良いという人もいるだろうが、あくまで個人的に)

おすすめ…Bestial Summoning


MOONSORROW - Kivenkantaja - Raunioilla ★★ (2012-06-13 17:34:04)

イントロのフレーズ、そしてエンディングに同じフレーズを更に壮大に聞かせるパートが素晴らしい。
もちろん勇壮感溢れる本編も非常に良い。


METALLICA - Master of Puppets ★★ (2012-06-11 20:43:22)

2ndに比して、より長尺で入り組んだリフと展開を持ち、へヴィさも増した。
リフの冷徹さや冗長さの面で自分は2ndの方が好きだが、これも良いアルバム。最初はこちらの方が好きであった。

メタルで最も有名な作品で、基本の一つ。
もしで未聴の人がいたら、取り敢えず聴いておくべき作品である。

気に入り度…83/100

おすすめ…Master Of Puppets


MAYHEM - De Mysteriis Dom Sathanas - Freezing Moon ★★ (2012-06-10 15:27:46)

中盤のスローパートが身震いするほど怖い。月明かりも星の光もない永遠の夜を想起させる。
ギターソロも妖しさ全開で素晴らしい。


GRAVEWORM - As the Angels Reach the Beauty (2012-06-08 15:32:46)

イタリアのシンフォニックブラック/ゴシックメタルバンドの2nd。1999年。

シンセ及びストリングスのメロディが泣きまくっており、アルバム全体を通し、濃密で耽美な雰囲気を味わえる。ヴォーカルの悲痛感溢れる叫びも聴きどころ。
ただ時々メロディがキャッチーになってしまい、耽美性を少し減じてしまっているのは個人的にマイナスポイント。
その部分もより耽美的であればなお良かったとは思うが、全体としてみれば良い作品であることに変わりはない。

おすすめ…A Dreaming Beauty


EMPEROR - Prometheus: The Discipline of Fire & Demise ★★★ (2012-06-07 21:51:23)

全ブラックメタルの頂点に君臨するEmperor。そんな彼らの現状の最高傑作にして最終作がこのアルバムである。

2nd以降、純粋なブラックからの脱却を模索し始めた彼らの叡智の結晶という事もあり、サタニックな邪悪さ等を伴うものではない。
プログレッシヴシンフォニックブラックとでも言おうか。
何が印象的かというと、どれか一つに絞って挙げるのが難しいほど聴き所満載であるが、敢えて言えば、ギターハーモニクス入りのリフだろうか。
あまりにも巧みにリフに埋め込まれたハーモニクスが独特の激しさと響きを加えている。
更にそれが刻みリフ等と共に実に緻密で複雑なフレーズを形成し、しかもそれに全く違和感がないというのも凄まじい。
シンセやオーケストレーションも上手く多用されており、凄まじい荘厳さ、不安感を煽りまくる。
この点は彼らが1stから徹底している点であり、この作品でもそこはぶれていない。

これを聴くと、解散しなければまだまだ名盤を生み出し続けただろうに…と思わざるを得ない。
Ihsahnは当時持てる力を全て出し切ったということなのだろうか…
それ位しないとこのレヴェルには到達しえないのか…
何にせよ、 ブラック云々のジャンルを超越した神盤である。

気に入り度…∞

おすすめ…In The Wordless Chamber


EMPEROR - Anthems to the Welkin at Dusk - The Loss and Curse of Reverence ★★★ (2012-06-05 21:11:05)

中盤の「This agony~」の、全楽器が一体となって襲いかかるパートにいつも心が持ってかれる。
混沌の中に渦巻く虚しさや苦痛が感じられる。


EMPEROR - In the Nightside Eclipse - Intro/Into the Infinity of Thoughts ★★ (2012-06-04 18:25:52)

リフやヴォーカルは勿論、特にキーボードがあまりにも邪悪。しかも邪悪なだけでなく、高貴で美しい。
「Weaker and weaker, one by one」と威厳ある叫びと7分半からの疾走パートが圧巻である。
ベスト盤に入っていないのは不思議である。


DRUDKH - Autumn Aurora - The First Snow ★★ (2012-06-01 14:12:12)

曲の間ほぼずっと単一のフレーズの繰り返しだが、飽きはこない。
むしろ晩秋が終わり、冬に突入するということを表現するのに一役買っている。
曲調も過度に寒々しくはなく、アルバムの流れに合っている。


DISSECTION - Storm of the Light's Bane - Unhallowed ★★★ (2012-05-28 11:55:07)

このアルバムは良メロディの宝庫だが、この曲は特に良いメロディを持っていると思う。
特にイントロのブリザードリフと中盤の艷やかで悲しいギターソロが素晴らしい。


DISSECTION - The Somberlain ★★ (2012-05-27 15:29:47)

日本盤ライナーノーツのフレンドリーな口調は兎も角、ハイクオリティなメロディックブラック/デス。
大名盤たる2ndは猛吹雪を彷彿とさせる極寒さを特徴とした作品であったが、今作では寒々しさはブラックにしては標準レヴェルで、邪悪さもそれ程ではない。
代わりに、陰鬱で夜や悪夢を想起させる旋律が多いわけだが、あくまで「2ndに比べて」メロディの質が異なるだけであり、1stにして抜群のメロディセンスを発揮している。
後半の物足りなさや曲展開の粗さ等気になる点もあるが、2ndと同様にメロブラ好き必聴の1枚である。

気に入り度…85/100

おすすめ…The Somberlain


DEATH - Symbolic - 1,000 Eyes ★★★ (2012-05-26 15:54:28)

サビの美しくも悲しいリードに「衆目の目に囚われている」哀愁が集約されている。
「We are enslaved now」の叫びとツーバス連打のエンディングもドラマティック。


DARKTHRONE - Transilvanian Hunger - Transilvanian Hunger ★★ (2012-05-25 14:30:12)

アルバム中最も単調で、寒く、荒涼とした曲。
展開がなくとも、リフだけで曲が成り立つことを証明してみせた曲である。


CRYPTOPSY - None So Vile - Phobophile ★★★ (2012-05-22 22:06:06)

イントロのピアノ→ベース→本編の流れは見事。
うっすらと叙情的で荘厳さすら感じるフレーズも良い。
名曲ぞろいのアルバムの中でも最高の一曲。


BURZUM - Burzum - Spell of Destruction ★★ (2012-05-20 18:18:00)

終盤のカウントの叫びは本当にヤバイ。
人間が持ちうる全ての負の感情が集約されているかのようだ。
彼の精神状態は演奏時どうなっていたのだろうか…。


AT THE GATES - Slaughter of the Soul ★★★ (2012-05-18 23:53:40)

(メロデスにしては) 辛口なリフがこのアルバム最大の特徴。
ダークさを孕んだ冷徹さが素晴らしく、しかもその刻み方も多彩であり、アルバム全体を聴き通すにあたって飽きさせない工夫も十分である。
加えて、最小限度に組み込まれた慟哭メロも曲に彩りを与えており、メロデスの肝である叙情性の面でも魅せてくれる。③のトレモロを含めたギターソロ等は悶絶ものである。

一方、疾走感を煽るタイトなドラミング、激情的で魂のこもったデスヴォイスも素晴らしい。
冷徹なリフや泣きメロとの相乗効果によりアルバムのテンションをより高めている。

一曲平均で3分強、リフのシャープさ、疾走感、そして慟哭のメロディという研ぎ澄まされた武器をもって小細工無く進む様に、
Slayerの『Reign In Blood』にも似た潔さを感じる(インスト2曲は無くても良かったとは思うが)。
メロデス、デスラッシュ好きにはマストである。

気に入り度…92/100

おすすめ…Blinded By Fear


ARCTURUS - The Sham Mirrors (2012-05-17 19:53:44)

Hellhammerらブラックの大御所達が集うバンド。
なのだが、今作はブラストが無かったり、⑥以外でデス声が無かったりと、ブラック要素は殆ど無い。
美麗なシンセ・ピアノやGarmの多彩なヴォーカルを軸にした、スペーシーなアヴァンギャルドメタルである。
各人の高い演奏力と時に奇抜なヴォーカルやアンビエントで魅せてくれ、アンニュイさを孕む芸術性と壮大な宇宙を思わせる。

…ただ、自分の趣向の問題だとは思うけれども、感性には訴えるが聴いてて昂ぶる所がさほど多くなく、間違いなく良盤以上と言えない部分もある。
折角の美麗なパートが尺や繋げ方の問題で味わいきれないだとか、アンニュイさやアグレッションが要らないだとか、そういう所に少し勿体無さも感じた。
5.のイントロの、星の瞬きを其の儘音にしたかのような超美麗なエレキピアノとか、そういう所をもっとフィーチャーしていた方が個人的には良かったかも。

まあそれに関しては個人の趣向の問題で、ジャンルに関わりなく様々なリスナーに聴かせられるアルバムであるとは思う。

おすすめ…Star-Crossed


AGALLOCH - Ashes Against the Grain ★★ (2012-05-16 17:27:55)

アメリカのフォーク/アトモスフェリックブラックメタルバンドの3rd。2006年。

様々なアレンジを効果的に用いて雄大ながらも侘しい雪原を忠実に描いた前作に比べ、今作はアレンジは控えめで、アコギと小曲のサンプル位である。
メタリックなバンドアンサンブルが中心で、音も以前より分厚く重厚になった。
その恩恵か、 雰囲気としては悲哀や儚さの色がより強く、①や⑦等に如実に現れているようにメランコリックさも増したように思う。

但し、亡霊のような掠れヴォーカル、疾走しないドラムの性で攻撃性は殆ど生じていない。
ブラックと言えどそういった要素を抑え、情景を淡々と描くようなスタイルには個人的に好感が持てる。
10分近い曲ばかりではあるが、終始濃密な雰囲気を味わえ、ダレもない。
また少なくなったとはいえ、美しくも物悲しい雰囲気を醸し出すアコギ等、アレンジの上手さは相変わらずである。

気に入り度…87/100

おすすめ…Not Unlike The Waves


SLAYER - Reign in Blood - Jesus Saves ★★★ (2012-05-12 14:19:23)

何よりヴォーカルが滅茶苦茶速い。機関銃ヴォーカルとでも言うべきか。
この曲のテンションと早口はなかなか真似できないだろう。
徐々に疾走感を増していく展開も冴えている。


EMPEROR - Anthems to the Welkin at Dusk - With Strength I Burn ★★★ (2012-05-09 18:06:01)

中間部の台詞のパートが妖しく、厭世的でたまらない。
非常にドラマチックな曲で、後半の疾走してからのエンディングは本当に良い締め方だと思う。


OPETH ★★★ (2012-05-09 16:28:01)

公式サイトによると、ミカエルが頭を8針縫う怪我をし、ミネアポリスでのライブをキャンセルしていたらしい。
ざっと英語を読んだだけなので、間違ってたら御免なさい。
まあとにかく、今後の活動に支障はないようで一安心です。


DISSECTION - Storm of the Light's Bane - Where Dead Angels Lie ★★ (2012-05-06 20:04:09)

スローテンポだが、その分綺麗なメロディがより際立っている。
イントロのツーバス連打パートや「Die!!!」という叫びの後のパートのトレモロの使い方が素晴らしい。


DARKTHRONE - Transilvanian Hunger (2012-05-06 18:28:04)

低音質&起伏の少ない展開というプリミティヴブラックを代表するアルバム。
他の要素を一切排した寒々しい闇が空気を支配する。
また、低音質といっても、一曲ごとの長さもアルバム全体の長さもさほど長くないことが相まり、聞き辛さはない。むしろブラックにしては聴き易い方。
ただ、プリミティヴにこんなこと言うのは野暮かもしれないが、個人的はその単調さは聴き込んでいくと飽きに変わってしまった…
あくまで好みの話なのでこれから聴こうとする人はあまり気にしないで下さい。

ちなみに、後半4曲の作詞はBurzumのカウント。

おすすめ…Transylvanian Hunger


THULCANDRA - Fallen Angel's Dominion (2012-05-04 17:45:56)

簡潔に言うと、雰囲気はほぼDissectionの2ndまんま。全体としては「Storm~」に、ヴォーカルは「The Somberlain」に近い。
ただちゃんと彼らなりのカラーはある。Dissectionに比べてスラッシーなリフが多く、邪悪さが際立っている。
一方で、凍えるような美しさは(あくまでもDisssectionと比較すれば、であるが)やや薄く、これを個性と見るか、後継者としての力量不足と見るかは意見が分かれるかもしれない。

おすすめ…Everlasting Fire


SWALLOW THE SUN - The Morning Never Came ★★ (2012-05-04 14:58:28)

フィンランドのメロディックデスドゥームメタルバンドの1st。

メランコリックなリフとこれまたメランコリックだが美しいキーボードとでじわじわと攻めてくるデスドゥーム。
明確なオリジナリティは無いものの、両者のバランスが絶妙な上、
ただ徒に沈み込む様なスローパート一辺倒で押すのではなく、無慈悲な刻みや儚い美メロ等も絶妙に絡めてくる御蔭で、アルバム全体を通して飽きることなく聴き通せる。
絶望とまではいかないまでも、それらが醸し出す陰鬱な雰囲気は、仄かな美を湛えたジャケットの廃屋の如しである。

気に入り度…86/100

おすすめ…Silence Of The Womb


SUMMONING - Stronghold (2012-05-03 23:20:53)

オーストリアのアトモスフェリックブラックメタルバンドの4th。1999年。

キーボードが比較的前面に出たアレンジで、アルバム全体がかなりアトモスフェリックなものとなっている。古代ローマにでもトリップしそうな音。
ブラストや邪悪さはないが、喚きヴォーカル等ブラック的要素もちゃんとあり、トレモロリフも使い方が上手いなと思わせるところも随所にある。

おすすめ…A Distant Flame Before The Sun


SLAYER - Seasons in the Abyss - Seasons in the Abyss ★★ (2012-05-02 14:11:13)

スロー~ミドルテンポで6分超というSlayerの中では異色だが、展開も悪くないし、不穏なムードは健在。
血なまぐさい感じはなく、静かな狂気を感じさせる。
あとはデイヴのドラミングの盛り上げの上手さが光る。


SLAYER - Reign in Blood - Raining Blood ★★★ (2012-05-01 23:50:57)

Angel Of Deathと並ぶスラッシュクラシック。
リフがまるでナイフのように切れ味が鋭く、かっこいい。本当に血が降ってきそう。
最後のノイズパート(ソロではない)はまさに暴走という言葉がピッタリだろう。何をやっているかわからないほどカオティック。


SLAYER - Hell Awaits - Hell Awaits ★★★ (2012-05-01 15:57:40)

呪文のようなイントロからミドルテンポの刻み、そして疾走へという展開がかっこいい。
肝心のリフやギターソロも不気味で背徳的。

ちなみにイントロはテープ逆再生によるものらしく、あの呪文は「Join us」を逆さに言っているらしい。


SATYRICON - Nemesis Divina - Mother North ★★ (2012-04-30 15:31:53)

神聖という言葉が正にぴったり。
荘厳極まりないリフはいつ聴いても鳥肌もの。


OPETH - Blackwater Park - Blackwater Park ★★★ (2012-04-29 19:08:32)

約12分とこのアルバムで最長であり、デス声オンリー、ツーバス連打も多く、最も暗い曲でもある。
中間のクリーンパートなんて亡霊がいるんじゃないかって位厭世的。
終盤では、珍しく疾走も聞ける。
「黒水園に二度と陽は昇らぬ」
実に絶望的な最後である。


OPETH - Still Life - The Moor ★★★ (2012-04-29 15:31:24)

私がOpethの曲の中で最も好きな曲。
幽玄なギター&ベース→アコギ→へヴィリフというイントロからエンディングに至るまでの曲展開、7分半頃からのクリーンパートを始めとする慟哭に満ちたメロディ…
あらゆる面で実に秀逸である。


MOONSORROW - Kivenkantaja ★★ (2012-04-26 21:23:50)

疾走せずミドルテンポを主体としたヴァイキングメタル。
豊富なアレンジや戦士を鼓舞するかのようなリズムワークや適度にクサいシンセ等で魅せてくれ、淡々とした感じでも、勇壮一辺倒でもなく、北欧の冬を感じる美しいメロディが光る。
ヴァイキングメタルにさして思い入れのない自分でも良いと思ったので、この手のメタルが好きな人は相当気に入るであろう。
また、豊富なアレンジが光るという意味でプログレ的な趣もある作品故、プログレ好きも気に入りそう。

気に入り度…89/100

おすすめ…Raunioilla


MAYHEM - De Mysteriis Dom Sathanas - Pagan Fears ★★ (2012-04-24 21:23:55)

スラッシュ的な要素も感じる序盤のリフが印象的。
このアルバムでは一番聴きやすい曲では(その後はやはり病んでいるが)。


EMPEROR - Emperor/wrath of the Tyrant (2012-04-16 23:32:59)

デモと93年のEPのカップリング。

まず、とにかく音が極悪。かなりノイジーで、何をやっているのかほとんどわからない所もちらほら。
イーサーンの叫びはもう喉大丈夫ですかと言いたくなるほど狂気に満ちている。
それらが一体となって襲いかかる様は邪悪を超えて、もはやカオスである。
それでも、随所に良いフレーズが聞こえ、曲のクオリティは悪くない。
ブラックメタル黎明期のアングラ臭を色濃く残した作品だと思う。

補足だが、サモスが最初ドラムだったのは意外だった…


DRUDKH - Autumn Aurora (2012-04-16 21:14:45)

ブラストや大きな展開はなく、トレモロリフとキーボードによる繊細かつ雄大なメロディをミドルテンポで奏でている。
同じフレーズの繰り返しによって、アルバム全体がかなりアトモスフェリックなものとなっており、聴いていると陶酔感を覚えてくる。
そういう面ではアンビエントに近い音楽性とも言える。
この手のブラックにありがちな荒涼感はあまりなく、晩秋~初冬という情景の美しさや温かみのほうが鮮明に出ていて、聞いていて心地良い。

ちなみに歌詞は公表されていないようだが、歌詞が分からずとも十分楽しめる作品である。

お薦め…The First Snow


CRYPTOPSY - None So Vile ★★ (2012-04-13 23:31:53)

どのパートも変態的なまでにテクニカルかつえげつない手数を誇り、展開も複雑である。
だがフレーズに意外とメロディックな所もあり、全体としてはそれほど聞き辛くはない(あくまでデスメタルの中では、だが)。
また、ブルータルなデスメタルリフにトレモロやうっすらと叙情的なメロディを巧みに組み込んでいる点が面白い。
そういった所によって、単なるバカテクに留まらない、曲或いはアルバムとして十分に聴かせられている作品になっていると思う。

…とはいえ、バカテクぶりに関しては凄まじいの一言。
特に、今やバカテクドラマーの代名詞、Flo Mounierのドラムは最早笑いが止まらないレヴェルである。
複雑でえげつないフレーズを決めまくっていて、グラヴィティブラストを始め、疾走時のスネアの手数が凄まじいことになっている。
ただそれ以上に凄いのは手数が多いだけでなくて、タイミングやフレーズのセンスも絶妙な所。6.のギターソロの後ろで一瞬鳴る3連の金物など、 かなり効果的だと思う。
他にも複雑なリフ&ソロを弾きこなすギター、要所でビヨンと主張するベース、そしてこれまた有名な殆ど歌詞の聴き取れない野獣デスヴォイス…いずれも変態。

要は、クオリティの高いデスメタルとバカテクの二度美味しいアルバム。デスメタル必聴盤の一つである。

気に入り度…89/100

お薦め…Phobophile


AGALLOCH - The Mantle (2012-04-11 21:11:42)

USAのフォーク/アトモスフェリックブラックメタルの2nd。

アコギを多用し、仄かに哀愁感のある雄大なメロディをミドル~スローで奏でる、フォーク/アトモスフェリックブラックメタル。
ややノイジーな儚いトレモロや掠れたデス声というカスカディアンブラックにも通ずる所があるが、
ネオフォーク&ポストメタル要素がかなり多めで、この手のブラックの中でもブラック要素は薄い方である。
その分、ジャケットの鹿が佇む雪原のように、暗いけれどもそこに潜む美を感じるといった世界観を純粋に味わえる。

次作と比べると、SEや鹿骨打楽器の使用などアレンジは多様であるものの、全編に亘って貫かれる物悲しいトレモロが無い分、やや淡々とし過ぎとは思う。
そこは個人的に物足りないけれども、好みの問題であり、ネオフォークやアンビエント等が好きな人にとっては寧ろ良いかもしれない。

おすすめ…A Desolation Song


EMPEROR - In the Nightside Eclipse ★★ (2012-04-10 22:40:58)

全体的に音像がやや荒く、特にギターがジャリジャリとノイジーであるが、そのおかげもあって以降の作品より邪悪さが色濃く出ている。
この頃は以降の作品とは異なり、Ihsahnは高音で喚きっぱなし(但し⑧等で見事なクワイアも魅せる)、キーボードは大きく動く事のない靄の様な音色である等、
正にシンフォニックブラックの王道。
まだ以降のような孤高の音楽性を示すまでには至っていないが、シンフォニックブラックの最高峰であることは疑いようがなく、
邪悪さ、寒さ、冷たさ、殺気…といった、シンフォブラにおけるオーソドクスな面ではEmperor史上最高である。
凡百のバンドが描けているのが徒に聖なる者を排斥していくただの悪魔だとすれば、こちらは真に排斥すべき偽りの善を残酷だがしかし優雅に排除していく威厳ある魔王のよう。
1stにしてシンフォニックブラックを極めたアルバム。

気に入り度…83/100

お薦め…Inno A Satana


EMPEROR - In the Nightside Eclipse - Inno a Satana ★★★ (2012-04-10 22:24:08)

とにかくキーボードのメロディが冷たく荘厳で神聖である。
ブラストに乗せて全楽器が疾走する後半はもはや人間界のものではない。
悪魔崇拝の神殿があったら流れていそうな曲だ。


DISSECTION ★★★ (2012-04-02 20:36:28)

発言が思ったより少ない…クオリティに反して知名度はあまりないのだろうか。

彼らはブラックと言われることも多いが、トレモロリフやブラストの使用、サタニックかつ冷たいメロディ以外はメロデスにも近いものがある。1stのあのライナーノーツでもデスであると紹介されていた。

そんな彼らの最大の特徴はメロディが邪悪で冷たい、かつ実に美麗であること。これらの要素を、ほぼギターのみでここまで上手く表現できているバンドはそうそうない。


SLAYER - Reign in Blood - Necrophobic ★★★ (2012-03-29 01:38:33)

名実ともにSlayer最速曲(bpm248らしい)。
1分40秒とかなり短いが、効果的なテンポチェンジもあり、内容は非常に濃い。


SLAYER - Divine Intervention - Dittohead ★★ (2012-03-29 01:21:42)

Slayerの中でも最速クラスの曲。
無法状態が題材で、疾走感は正に暴力的である。


MAYHEM - De Mysteriis Dom Sathanas - De Mysteriis Dom Sathanas ★★★ (2012-03-26 17:40:34)

このアルバムはブラックでも屈指の最凶曲揃いだが、その中でも別格に怖いのがこの曲。
悪魔召喚の儀式でもやっているかのような旋律とヴォーカル、いや呪文には本当にぞっとさせられる。
寒々しいリフとベースの不気味な絡みも秀逸。


MAYHEM - De Mysteriis Dom Sathanas ★★★ (2012-02-19 01:30:13)

どこを取っても闇しかなく、全パートが物凄い恐怖や狂気、陰湿さを放っている。
一方で(ブラックにしては)比較的聴きやすく、耳に残るフレーズも多い。
リフとベースの良い絡みも随所に見られるが、それにしてもこれほどの演奏をした二人が対立、殺害に至るとは皮肉だと言わざるを得ない。
Hellhammerのドラムに関して、速さや手数は今の基準からすれば割と普通であるが、
精神崩壊をそのまま音にしたかのようなタムロールなど絶妙なフィルが満載で、物足りなさなど微塵も感じない。
加えてたまに入る(意図か否かは不明だが)不安定な演奏やリズム変化も狂気を誘う。

スタイルこそブラックメタルの基本から大きく外れてはおらず、唯一今なお独特であるAttilaの呪詛ヴォーカルも個人的にはあまり怖さを感じない(但し、曲に合っているとは思う)。
しかしながら、クオリティは非常に高く、ブラックの必聴盤の一つである。

気に入り度…94/100

おすすめ…De Mysteriis Dom Sathanas


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Electric Eye ★★ (2012-02-11 15:36:12)

ヘヴィメタル史上最高のオープニングの一つ!


DISSECTION - Storm of the Light's Bane - Night's Blood ★★★ (2012-01-17 17:08:16)

Dissectionといえばこの名曲。
とんでもなく美しく邪悪なメロディに疾走感と全てが最高かつ完璧。
中盤の静かなアコギから徐々に盛り上がり、終盤また疾走する展開は鳥肌ものである。


EMPEROR - Anthems to the Welkin at Dusk - OPUS SATANA ★★★ (2012-01-10 03:14:39)

オーケストレーションが強調されたおかげで、原曲と比べ邪悪さと冷たさが減った代わりに、荘厳さが増して、原曲とまた違う良さを出している。
ボナストラックではあるが、この曲がアルバムのエンディングでも全く違和感なし。


DISSECTION - The Somberlain - The Somberlain ★★★ (2012-01-06 01:34:30)

Night's Bloodと並ぶDissectionの名曲。
夢の中に出てきたというギターメロディだが、鳥肌が立つほど美しくメランコリックで、まさに悪夢を想起させる。
Dissectionの素晴らしいメロディセンスが最もよく発揮された曲だろう。展開共々素晴らしいの一言。


OPETH - Blackwater Park ★★★ (2011-12-28 22:47:34)

ジャケットの如き黒さ、幽玄さに満ち溢れ、静と動、美と醜の非常に緻密なコントラスト、劇的な展開を味わう内に、意識が別世界にトリップしてしまう感覚さえ覚える。
どす黒くも美しい、死の香りが漂う世界が一部の隙もなく展開されており、アコギ、ピアノなどのアレンジがそれらを引き立たせている。
Still Lifeの時のようなどこか甘美な叙情感は少し薄れたが、代わりに寂寥感が強くなり、それもまた暗黒性を際立たせている。
Mikaelのヴォーカルも実に素晴らしく、威厳溢れるグロウルと甘美なクリーンの使い分けが前作以上に進歩している。

フレーズ、展開共に一切の無駄のない真の神盤。ここまで全てのフレーズと展開がはまっているアルバムは自分は知らない。
Opethの最高傑作、それどころかもはやこれ以上のアルバムに出会うことはあるかと感じざるを得ないほど完璧な作品である。

気に入り度…∞

おすすめ…Blackwater Park


METALLICA - Ride the Lightning - Fight Fire With Fire ★★★ (2011-12-18 01:34:24)

イントロの美しいアコギ―仮初の平和を表すのだろうか―から凄まじく攻撃的なリフへなだれ込む展開が見事。
ギターソロも終末を感じさせ、非常に気に入っている。
Metallicaの曲では現時点で一番激しい曲だろう。


DEATH - Symbolic ★★ (2011-11-05 21:32:52)

テクデスといえどプログレッシヴスラッシュとでも言おうか、そんな感じを受けた。
⑨以外は全て7分未満とそれ程長尺ではないが、頻繁なテンポチェンジ、複雑なリフと曲展開のおかげで非常に難解にも思える。
切り返しの多さやリフの繋ぎに多少難は残るものの、逆にドラマティックな曲展開でも魅せてくれるようになり、更なる進化が伺える。
勿論、Chuckの十八番、時折切れ込んでくる独特の哀愁あるメロディも相変わらず素晴らしく、
凄腕Gene Hoglanのドラムもアグレッシヴでありながら、それだけでなく金物の使い方やフィルも非常に細かく絶妙である。
⑦のバックで鳴っている、光の乱反射の如き繊細な金物を始めとする巧みさが曲に彩りを添える。

という訳で、Deathの素晴らしさを存分に味わえるアルバムであるが、独自性というか、雰囲気としてはどことなく冷たく、閉鎖的であるように思う。
泣きのメロディさえも乾いた感じで、殺伐さが精神に圧迫を強いるようである。
正に⑤のラストにおける印象的な歌詞の如く、「We are enslaved now…」。

気に入り度…90/100

おすすめ…1,000 Eyes


SLAYER - Hell Awaits ★★ (2011-09-28 03:29:09)

リスナーに与える不気味さや恐怖感はSlayer史上最高で、凡百のデス・ブラックをも超えていると思う。
①のサビのトレモロなんて、これだけ聴いたらデスかブラックと思える位のイーヴィルさである。
また、Slayerにしては凝った展開が多めかつ曲が長いが、だれることなく聴かせてくれる。
音質は少し薄くて悪いが、むしろそれが不気味さを引き立たせていて、ある意味では理想の音質とも言えるかもしれない。

1stは過激&高速なNWOBHMといった趣だったが、今作の時点で既にSlayerの音楽性を確立してしまったともいえる良作。
Slayerといえば『Reign In Blood』だけど、この2ndも十分聴くべきアルバムである。

気に入り度…87/100

おすすめ…Hell Awaits


DISSECTION - Storm of the Light's Bane ★★★ (2011-09-24 01:54:15)

比較的オーソドクスなメロブラにメロデスにも通ずる流麗なメロディを多く配したもので、個人的な感触としては、メロブラ対メロデス=7:3位かと。
どのフレーズも寒々しく、邪悪で、かつ美しい。これらの要素が奇跡的な融合を果たした実に素晴らしい作品である。
猛吹雪の中で徐々に体温を失い、眠る様に(サタニストとしての)安らかな最期を迎えるといった、Jonの死に様の如しとも言えそうなイメージが喚起される。

実質6曲だが、
・残酷さすら感じるギターの刻みと疾走による烈しさを味わえる②と⑤
・ストレートに寒々しく凍えるブラックメタルである③と⑦
・ミドルによる鬱蒼とした暗黒性とドラマティックさの光る④と⑥
というように曲毎に強烈な個性があり、また各曲においてもテンポの変化やアコギの導入などを巧みに用い、ドラマティックでアルバム全体でも飽きのこない構成になっている。
流麗なギターと言っても派手なギターソロ等は無いが、代わりに必殺の叙情メロが随所に配置され悶絶必至である。
②の6:20からのパートや③の3:26からのパートをはじめ、枚挙に暇がない。

最後に、デスかブラックか、ジャンル分けで論争の起きる事もあるアルバムであるが、
トレモロによるメロディ・バッキング、ブラスト/スラッシュビートによる疾走がメインであること、シャーというギターの音感から、
個人的にはどちらかというとブラックであると言ってよいと思う。
しかしそれ以上に、結局の所ジャンル分けの正当性がどうでもよくなる程の大名盤である事は言っておきたい。

気に入り度…99/100

お薦め…Night's Blood


AT THE GATES - Slaughter of the Soul - Blinded by Fear ★★★ (2011-09-10 23:50:14)

ここまで激情と哀愁とを併せ持った曲はそうない。
リフとわずかなソロだけで圧倒的な激情を味わわせてくれる名曲。


SLAYER - Reign in Blood - Angel of Death ★★★ (2011-09-09 01:06:49)

文句のつけようが全くない伝説的スラッシュ。
グロテスクかつ残虐なリフと狂気に満ちたギターソロに身を任せましょう。


EMPEROR - Anthems to the Welkin at Dusk - Ye Entrancemperium ★★★ (2011-09-04 14:30:59)

Trymの驚異的ブラストと、ただただ圧倒的としか言えない暴虐と神聖さに酔える神曲。


DARK ANGEL - Darkness Descends - Merciless Death ★★ (2011-06-16 23:25:12)

We'll give merciless ... DEATH!
ここのドンのヴォーカル…狂いすぎ…


METALLICA - Master of Puppets - Master of Puppets ★★ (2011-06-09 00:56:18)

ダウンカッティングによる冷徹なリフが冴え渡る。
中盤の心の中の深淵を表したようなギターソロからヘヴィなリフと共にせり上がる展開がドラマティック。


DARK ANGEL - Darkness Descends ★★ (2011-05-24 14:42:21)

スラッシュの中でも最も速く、アグレッシヴな部類に入るアルバム。
bpm200代中盤はザラの暴力的ですらある疾走パートをメインとし、そこにリフの嵐や発狂ヴォーカル、そして名手Gene Hoglanの超絶ドラムが襲い掛かり続ける。
他の有名な曲で例えると、Slayerの最速曲の一つ『Necrophobic』(bpm248)と同等かそれ以上の速さ・アグレッションを誇る。
ゴリゴリとしたリズム隊の音も心地良く、「緩急」のつけ方も上手い。

リフに関して、ベイエリアの様にクランチの効いたリフではなく、音の壁の如く密度の高い蠢く感じのリフである。
また、ドラムの疾走においても、高速スラッシュビートが余りの速さにブラストに漸近しつつある。
そういった点から、 スラッシュではあるけれども、デスメタルに片足を突っ込んだようでもある。

強引な展開など気になる点もあるが、(スラッシュにおける)暴虐性、スピード共に究極に達した、「スラッシュの裏名盤」。
「とにかく激しいスラッシュが聴きたい」という人にお薦めである。

気に入り度…86/100

おすすめ…The Burning Of Sodom


DARK ANGEL - Darkness Descends - The Burning of Sodom ★★★ (2011-05-24 14:28:22)

超暴力的。全てのパートが完全に発狂している。bpm284らしく、今の基準でも激速である。


SLAYER - Reign in Blood ★★★ (2011-03-23 18:07:47)

猟奇的なリフ、カオスなギターソロ、徹底的に無駄を削ぎ落としスピードとアグレッションにこだわった作風、Tomの狂気じみた早口ヴォーカル&シャウト、Daveのスリリングなドラミング…
あらゆる面で至高のスラッシュである。

自分が最初に手にしたメタルアルバムであり、非常に思い入れが深い。
これを上回るアルバムに今後出会えるだろうか…と初めて聴いたメタルにも関わらずその時は思ってしまった。
エクストリームメタルを聴く者は必ず聴いておくべきアルバムであり、歴史的な30分である。

気に入り度…94/100

おすすめ…Raining Blood