この曲を聴け!
DISGUSTING BLASPHEMIES AGAINST GOD (2010年)
MyPage

DISGUSTING BLASPHEMIES AGAINST GOD
モバイル向きページ 
解説 - DISGUSTING BLASPHEMIES AGAINST GOD
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-04-06 17:50:33)

2010年発表の2nd。

音楽性はもちろん、カルト臭漂うプリミティブブラック!!!
…で間違いないんですが、内臓が圧迫されて爆縮起こすような、ベースの低音が効きまくった音作りは、ILDJARNのようなノイズ系、DARKTHRONEのようなロウファイ系のどちらのタイプのプリブラとも、ましてやブルータル系のバンドとは一線を画するような圧迫感がありますね。どす黒いはどす黒いでも、暗闇というよりも酸化して真っ黒く変色した血反吐のような、オーガニックな気持ち悪さを伴うどす黒さ。

甘くならない程度にトレモロリフによって味付けがされてますが、このメロディがまた毒々しくて気持ち悪いんですよね…。最初からメロディで押し過ぎず、世界観に聴き手が染まってくるであろう中盤辺りから(グロい意味で)大仰さを増したメロディが多くなってくる辺り、余計性質が悪いです(笑)。太い血ミドロベースとユニゾンする箇所なんて、確実に聴き手を蝕む毒電波出てますもん。膿の海底を這いずり回る蛇のような、薄気味悪さと狡猾さ、冷淡さを備えたヴォーカルパフォーマンスも実に世界観にピッタリ。

出音の質が高くても、オリジナリティがなかったり中庸だったりすると厳しい評価を下す事も多いMetal Maniacs誌でも、「2010年のブラックメタルアルバムの中ではベストのうちのひとつ」というコメントと共に、9点という高評価が出たようですが、それも頷けるカルト性とクオリティを両立させた良質の作品。アメリカのアングラブラック好きなら外せない一枚だと思います。




2. kamiko! ★★★ (2020-05-27 17:03:39)

米産ブラック2010年作
Incantationのオリジナルメンバーが分裂し、ドラマーのPaul Ledneyにより結成されたバンドだが、Incantationが激しいデスメタル路線で
アンダーグラウンドの帝王になっていった反面、Profanaticaは全く異なるアプローチで存在感に幅をきかせている。
元々分裂したキッカケは、演奏様式の違いというよりは、Paul Ledneyの思想を受け入れられなかったことが原因らしい。
そういうワケでProfanaticaのサウンドは、自身を崇拝し、他宗教に冒涜的な世界観が非常に色濃い。また、古くからあるブラックメタルのメイクや
演奏スタイルを伝統的と言えるほど貫いているように見える。特にドラムはブルータル路線に走ることなく、古典のようなスタイルだと感じる。
アンチクリスチャン度が最高潮のジャケデザイン、カルト臭の濃い世界観、古典的スタイルと禍々しいヘヴィさに魅力がある。
Incantationのような演奏力やカッコ良さはナイ。こちらはIncantation以上にタブーに触れるような背徳感と濃厚なカルト臭があり、そこに惹かれるのだ。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示