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THE RETURN OF THE WITCH (2010年)
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THE RETURN OF THE WITCH
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解説 - THE RETURN OF THE WITCH
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-04-29 00:05:41)

2010年発表の3rd。

店のコメントでは、BEHEMOTHやBELPHEGORなど、デスメタル要素の強いブラックメタル好きにお勧めされていて、私も一口乗ってみたんですが…確かに、パッと聴いた感じは明らかにデス寄りのブラック。ただし、多くのデス系ブラックがブルデスのフレーバーが強いのに対し、このバンドはどこかオールドスクールなデスメタルの感触があるのが特徴ですね。特にギターの泥臭い音質がそんな感じ。

また、1曲目を聴いた時からは想像できなかったんですが、4曲目や5曲目など、荘厳で邪悪な耽美さを感じさせるキーボードやピアノを使い、ゴシックデス、もしくはゴシックドゥームの香りを漂わせたり、タイトル曲でNECROPHOBIC辺りにも肉薄するかと思わせるようなメロディック・ブラックのスタイルを演っていたり、意外にも曲のバリエーションが豊富。2曲目の、中近東的妖しさに刑事ドラマの犯人追跡場面のスリリングさを足したような、妙なメロディとか面白いです。

ただ、根幹となるスタイル自体がちょっと地味なんですよね…上記の要素が突き詰められているか、もしくはBEHEMOTH並みに畳み掛けが気持ち良かったりすれば尚良かったんですが。ポテンシャルは凄く高いバンドなのかもしれませんが、このアルバム自体は「最高!」という訳にはいかないですね…。



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