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RAKBLADSVALSEN (2007年)
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RAKBLADSVALSEN
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解説 - RAKBLADSVALSEN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-04-30 20:48:50)

2007年発表の3rd。
34分を超える大作を含む4曲からなる作品。

LIFELOVERでは鬱ブラックを主体としながらも、ロックなリズムやアーバンな雰囲気、不条理な空気感などを演出する、ポスト鬱系みたいな音を創っていた( )ことKim氏ですが、こちらのバンドでは混じりっ気なしの、いわば「ピュア・ディプレッシブ・ブラック」みたいな音を出してますね…正直、鬱ブラックは決して嫌いじゃない私ですら、日によっては聴いていてマジで辛くなるレベルです。

2曲目以降は、悲痛なメロディであったり、哀愁・寂寞な空気感だったりといった、分かりやすく浸れる、ある意味「逃げ道」があるので(比較的)聴きやすくはありますが、問題は目玉である1曲目の34分半の大作。曲の殆どを地味かつ、精神を暗い部屋に閉じ込めるような鬱屈したリフと、気だるいミッドテンポのコンボが占めていて、聴いていてリアルに落ちそうになります。

ただ、Kim氏の、ヴォーカリストやシンガーを超え、パフォーマーやアクターの域に入ったかのようなヴォーカルは、エクストリームメタル好きなら感じ入るものがあるかも。ただ感情を込めて泣き叫んでいるだけでなく、ホイッスル音を綺麗に出せていたり、何気に「巧さ」をも感じさせるんですよね。

そういう訳で、鬱ブラック初心者にはお勧めできないアルバム。陰鬱なメロディが好きだから鬱系を好むという、メロブラ的な聴き方で鬱ブラックを聴いている方には辛い作品となるでしょう。逆に、これを聴いて「大好き!」と心から思ったら、マジに鬱ブラックが好きなブラッカーだと思います。



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