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My War (1984年)
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My War
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解説 - My War
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 朱雲 ★★★ (2011-05-22 22:08:04)

1st、2ndは凄いと聴いていたが、
はい、なるほどですね、格が違い事がわかりました。

ガサガサしていて、ハードコア匂いがしながらも、
それでいて、印象に残るリフ、そして、ヘンリー・ロリンズの咆哮。
この二枚看板は、なんか圧倒的な感じがする。
早い曲だけじゃない、遅い曲も凄いんだから、勢いだけのパンクじゃないことがよくわかる。




2. ですら ★★ (2012-01-01 14:56:53)

グランジ勢に多大な影響を与えたハードコア・パンクバンド、Black Flagの2NDアルバム。
直情的ハードコアだった1ST「Damaged」に比べると、ずいぶんとミドル/スローパートが増量されています。一曲中に微妙なタメを作ってギアチェンジしたり、ミドルでゴリゴリ押していったり、リズムに起伏を持たせるのに余念がないようだ。
一部にはBlack Sabbathにインスパイアされたと思われるリフもあって、メタル好きにも楽しめるアレンジとなっている。
純粋なハードコアが聴きたい人は1STを、メタルからの流れ者さんはこの2NDを聴くのがよろしいかと。ヘンリー・ロリンズ(Vo)のパンキッシュな咆哮が聴ければ大体どの曲もいけるでしょう。「Can't Decide」がいいね。



3. 失恋船長 ★★★ (2024-03-09 07:41:27)

SSTレコードの創始者であるギタリストのグレッグ・ジン率いるバンドのフルアルバム。SSTと言えばグランジ/オルタナムーブメントの立役者として知られ、このバンドが与えた影響は計り知れないものがある。ヘンリー・ロリンズが加入してからバンドは更に音楽性を強化。パンク/ハードコアとして聴くと随分と違和感がある。
何故ならばスピード感よりも重心低く迫るヘヴィな音像、そのナマっぽさはまさにオルタナティブ、ジャンルを超越した音を既に確立している。正直パンクスなら戸惑うサウンドだったろう。サバスから影響を受けたと言えるドゥームソングが後半に顔出す展開など、まさに賛否を巻き起こす楽曲だ。
ワタクシ如きが伝聞程度の知識でパンク/ハードコアを語るなどおこがましいので割愛するが、このバンドの姿勢そのものがパンクだろう。ジャンルを超越したところで勝負するリアル主義。ターゲットを絞らない事で予定調和を踏み外す事により試聴する側を混乱させる裏切りの連鎖、私の戦争というアルバムタイトルを言い得て妙だと思えてきた。
こういう音を評価するのは難しい。1984年にアメリカでドゥームをやるという勇気というか時代に逆行する姿勢には最大の賛辞を送りたい、しかし、パンクスにとっては苦痛だろう。真逆じゃないか、一曲も長いし、そりゃないぜっていいたくなるよね。
パンクとメタルの融合、この時代だからこそ出せる音だろう。

流行り物に飛びつく節奏のないミーハーな人間などんなジャンルにもいる。このバンドはそんな輩に冷笑を浴びせていますよね。
だから今でも通用するんですよね。時代に左右されない音を出すことの偉大さと心構え。誰だって成功者になりたいが適当な嘘を並べて人気者の側に付く事の滑稽さ、それをサウンドに込めている。



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