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ASHLANDS (2011年)
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ASHLANDS
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解説 - ASHLANDS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-05-10 21:14:06)

2011年発表の2nd。
試聴してかっこよかったので、早速買ってきました。

販促シールによると、「DISSECTIONやWATAIN、OFERMODのファンにお勧め」らしいですが…個人的にDISSECTIONとは少し毛色が異なる(あそこまでメロデスに近くない)気がしますが、しっかりメタルとしての重厚感を残しつつ、ブラックメタル本来の毒気や邪悪さを振りまいていくスタイルは、後ろ二つのバンドとは確実に通じるものがあると思う。

個人的にOFERMOD(のTiamtuアルバム)は、重厚な邪悪さを醸しつつも、少し展開に勿体をつけた部分も感じられてしまったんですが…このバンドは、ブルータルな疾走や禍々しいトレモロなど、ブラックの毒気を含むフレーズを矢継ぎ早に繰り出してくれる、分かりやすい邪悪さがあるのがいいですね。特に、膿んだ傷口を掻き回すかのような、ダーク極まりないトレモロがブラック好きにはたまらないです。

そして何気に良い仕事をしているのがTalonのヴォーカル。
どこか狂気じみたがなり声で、スローな曲では息を吐きながら…というか、毒霧を吐きながら叫んでいるような粘着質さを、ファストな曲では歯切れ良さを感じさせ、パートに合った歌い方をしてくれるのが素晴らしい。特に「Coal Mirror」でのホイッスル音や喘鳴も交えたパフォーマンスは凄まじい存在感。

ただ、試聴では分からなかったんですが、WATAINとかの作品と比べると音が微妙に小さいのがネックなんですよね…。クリアながら、ブラック特有のシャー音をある程度残す事で、地下臭さを消さない音質自体は悪くないんですが、なぜ音量をもう二目盛りほど上げてくれなかったのか疑問。個人的に音が小さい作品は、音が粗い・汚い作品より苦手なので。

…と言っても、私のような神経質なリスナーでなければ、音の小ささはそこまで感じないかと。DISSECTION辺りの基本バンドから、もう一歩踏み込みたい人にはうってつけではないでしょうか。



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