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THE END STANDS SILENT (2011年)
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THE END STANDS SILENT
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解説 - THE END STANDS SILENT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-05-30 22:37:21)

2011年発表の5th。

変拍子も使用する、有機的なアンサンブルと、シューゲイザー系にも通じる儚げなメロディも交えて展開する、やや前衛的なメロディック・ブラック。一部リフの歪みに間断を入れる部分等もあり、少し実験的な感じ。変拍子パートはVED BUENS ENDE辺りの影響を僅かに感じさせたりもしますが、このバンドはVBEのような不気味さは殆ど感じられず、非常に洗練された表現としてそういうアンサンブルを取り入れている感じがしますね。

また、メロウで清浄なトレモロリフで疾走するパートはシューゲイザー系のブラックにも通じるものがありますが、このバンドの場合、メロディの儚さや清浄さが何故かマイナスの感情を掻き立てるんですよね。ノスタルジーに浸っているというよりは、人生を後悔した挙句天に召されていくようなイメージが思い浮かんでしまいます(笑)。

この手のブラックとしては、ベースがかなり前に出ているのも特徴で、変拍子パートでのアンサンブルをより流動性の高いものにしていたり、メロディの儚さを更に強調してみせたり、リフの歪みに表情を与えたりと大活躍してます。個人的にはアコギと絡むパートが特にグッと来る。絶望したような呟きと、Ihsahn風の絶叫を使うヴォーカルも好印象。

感性的にポストブラック・シューゲイザーブラックとかなり共通するものを感じられる作風ですが、メロディックブラックとしてのスピードやドラマティックさもしっかり残してくれているので、エクストリームメタル好きにも取っ付きやすい作品だと思います。



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