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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-06-23 07:39:11)

2008年発表の2nd。

年季の入ったブラック好きにも衝撃を与えるほど暴力的だった、ANTAEUSの「Blood Libels」でもドラムを叩いていたZvnが中心という事で、やはりブルータル極まりない仕上がりになってますね。

ファストパート中心にド迫力で畳み掛ける展開、DEICIDEやIMMOLATIONに通じるゴリゴリを通り越してゴツゴツしたリフに血腥いメロディを絡めるギターワーク等、出音はほとんどブルデス。数曲でANTAEUSのMkM氏がヴォーカルで参加していますが、彼の怒りを込めて吐き捨てるスタイルは、この作風にもよくマッチしてます。

メンバーがアンダーグラウンド出身の割には、音が良くプロデュースされているのも特徴で、日本盤が出ているバンドと比較してもなんら遜色のないほど重さ・分離の良さに優れた音だと思う。メロディの良さ(血腥さ・気味悪さの演出的な意味で)や演奏の切れもあって、あとなにか個性があればDEICIDEやIMMOLATIONとも勝負できる音になりそう。

ちなみに、何故かジャケは青空(に黒い影)。おそらく、日常っぽい風景を歪める事で不条理な気味悪さを表現したかったのかと思いますが…普通にミスマッチですよね(笑)。そういう気持ち悪さよりも、もっと肉体的ブルータリティの強い音ですし。ブルデス・サタニックデス好きにお勧め。



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