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EVE OF DESECRATION (2010年)
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EVE OF DESECRATION
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解説 - EVE OF DESECRATION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-07-15 00:16:37)

2010年発表の3rd。

ヴォーカルの太っちょなルックスになんか愛らしさを覚えたりしてたんですが、音は愛らしさの欠片もない、殺伐極まりないファストブラックですね。荒涼感のある爆走にインパクトのある叙情メロを絡めて行く手法は、Legion在籍時のMARDUKにかなり近いスタイル。「Slay the Nazarene」を連呼する曲があったり、「Into the Fathomless Depths」というインストがあったり、スウェディッシュブラックへのリスペクトは並々ならぬものがありそう。

スローパートでは不気味さも醸しだすMARDUKに対し、この作品はミドルパートでは叙情メロが中心(と言っても8割強は爆走ですが…)なのもMARDUKと異なるポイントですね。音質はMARDUKの諸作よりもやや乾いた、多少RAWな音ながらメロウなベースがしっかり聴こえたり、聴きづらさは特にない感じ。ヴォーカルはLegionよりも喉を絞めた、感情表現豊かな感じですが、最も声が乗ってるときはかなりLegion似だと思う。

個人的に、このアルバムで特筆すべきはそのテンションの高さだと思う。
爆走パートでの破壊神っぷりも然る事ながら、アルペジオやメロウなリードフレーズ、ギターソロで聴かせるパートであっても、絶対に聴き手を休ませないという意志が伝わるくらい常に全力投球でそれを聴かせようとしている感じ。一応、OP、ED以外に2曲インストを挟んでますが、リスナーに箸休めの機会を与えた事を反省するかのように、すぐさま殺気3割増くらいでカチ込んできます(笑)。

しかも、そのテンションが約65分、15曲続きますからね…こういう音が好きでない人なら確実に飽きる、私でさえちょっと疲労感があるくらいなんですが…このバンドは出し惜しみなんてシャバいことはしないのでしょう(笑)。これだけの尺があって実験に走らない、アホの一念な作風が実に素晴らしい。これはファストブラック好きは聴かざるをえないかと。



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