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1.
Usher-to-the-ETHER
★★★
(2011-07-16 00:29:59)
94年発表の6曲入りミニ。
TUBEのファミリーバンドで、しかも角野さんが在籍してるということもあって、出音としては完全にTUBEそのものですよね(笑)。ただし、春畑さんに作曲の主導権が移り、ぎらついた夏感を演出していたTUBEに対し、こっちはデビュー当時~渚のオールスターズ結成期くらいまでのTUBEを思わせる、落ち着いた、ムードのあるポップスで、本隊とは差別化が成されていたと言えるかと。春畑さんが1曲提供してますが、その曲だけは当時のTUBEそのもの。
これだけなら、超良質のものを提供しているとはいえ、単にTUBE風のポップス/ロックという感じになってしまいそうですが…それを許さず、作品を1段も2段も魅力的なものにしているのがヴォーカリスト伊藤”リンダ”一義さんの歌声。
織田哲郎さんの声質にも近い、非常に艶のある上品な声質で、聴いてるだけでうっとりしてしまいます。間違いなく「ギフト」とか「タレント」という言葉で表されるような、天性の素質を持った人。…最近の高音さえ出ればいいみたいな風潮で、オカマみたいな声出して喜んでる人には彼の声を聴かせてやりたいですね。これが「歌」だ。
伊藤さんはLOUDNESSのコーラスにも参加していたようですし、メタラーにもそこそこ受けが良かった春畑さんのソロ「J’S THEME」のヴォーカル版もあるし、意外とメタラーも聴けるアルバムかもしれません。TWINZERの生沢さんもゲストで歌ってますしね。
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