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MEANLESS PROPAGANDA
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解説 - MEANLESS PROPAGANDA
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2011-07-19 20:37:43)

荒っぽい疾走感や衝動性の発露と、プログレ・メタル寄りの理性的な曲展開とが同居した英国型スラッシュ・メタルを聴かせてくれる、東京(多分)出身の5人組が'91年にEXPLOSION WORKSから発表した1stアルバム。
中学生の美術部員が授業中に描いたようなジャケットはかなりしょっぱいし、モコモコと不明瞭な音質はデモテープ・レベル、オマケに息も絶え絶えなVoのシャウトは迫力不足だしで、正直「マイナー・スラッシュ」の謗りは免れぬ本作なれど、どっこい、楽曲自体のクオリティはこれが舐めたもんじゃない。
特に、切り立ったGリフの削り出しから、劇的なネオクラ・ソロまで滑らかにこなす、剛柔両面併せ持ったツインGの存在は本編の肝。
非力な喚き型Voと、やや未整理で締まりに欠ける曲展開に足を引っ張られつつも、それらを差し引いて尚、叙情的なインスト小曲①や、そこからブランクを空けずに炸裂する②、アグレッシブな疾走パートと劇的なインスト・パートの二部構成からなる名曲③、メロウな前半からギア・チェンジしてテンションを上げていく⑦、本編最速のスラッシュ・ソング⑧といった、流麗な且つドラマティックなツインGの存在が映える楽曲の輝きが失せてしまう事はない。
EXPLOSIONには是非ともリマスター再発をお願いしたい1枚であります。




2. 失恋船長 ★★★ (2011-07-22 10:06:39)

MEANLESSってなんやねん、造語ですか?といわれたバンドで覚えています
1991年リリースの1st。低音の軽さに迫力不足な感じは否めないがツインギターが繰り出すフレーズジングは魅力的で随所に印象的なフレーズを奏で曲展開の複雑さと相俟って独自のカラーを打ち出しています。スラッシュだからバカッぷりビートで押し切るようなことはしません、Voのドスの効かせた歌声は現ソリチュードの杉内を思い出させなくもない。東京のバンドだけにコテコテ感も薄くVoを抜きにすれば日本のバンドとは思えないでしょうね。もっとしっかりとした環境でレコーディングされたら化けていたバンドかと思います。欠点は多々あれどクランチなリフ、アッパーな楽曲の中に盛り込まれるドラマ性は聴き手を納得させるものでしょう。久しぶりに聴いたなぁ。僕がこの手のサウンドを愛せなくなったら家にあるCDの90%は廃棄しないといけません。愛すべきB級スラッシュの楽しみ方を見つけてください、叙情的なインストナンバー①や複雑な展開がカッコいい⑦突貫メタルで終わらない流麗なギターが絡む⑨等、聞かせてくれますよ



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