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THE SEVENTH SUN (2002年)
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THE SEVENTH SUN
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解説 - THE SEVENTH SUN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-07-27 20:33:53)

2002年発表の1st。
これ一枚で解散したなんて信じられない位、良いアルバムですね…。

路線としては、スラッシュメタルのテクニカルさを十分に引き継いだ、刻み重視の変化に富んだギターリフを中心とした、クオリティの高いブラックメタルに、EBM的な打ち込みパートや、ノイズ・サンプリング、不穏なキーボード等のインダストリアル要素が絡むタイプ。時折ギターの歪みをインダストリアルノイズに近づけたり、(MORTIFERAの)Noktuに近い粘着質ながなり声もハーシュな響きがあったり、音像を上手くインダストリアル要素に溶け込ませる工夫も成されている印象。

このバンドが素晴らしいのは、そうしてインダストリアルを上手く導入しながらも、それを取り去ったとしてもバンドサウンドがマッシブで、十分に聴き応えがあることなんですよね。特に前述のテクニカルなリフや、妖艶なメロディを紡ぎ出すギターワークが素晴らしい。4曲目や8曲目など、バンドサウンドとインダストリアルのバランスが逆転しているものもありますが、基本的にはインダストリアル要素は、EBMっぽいリズムを引きに使ったり、ムードを引き立てたり、バンドサウンドありきで用いられている感じ。しかし決して「なくてもいいもの」ではない所が凄いと思う。

個人的な印象では、KEEP OF KALESSINやANTARES PREDETOR辺りのテクニカルなメロブラを7割、RED HARVESTやVOID辺りのインダストリアルブラックを3割くらいの割合で混ぜたような、意外と他で聴けない優れたバランス感覚のアルバムだと思う。ガチガチなインダストリアルやEBMよりも、エクストリームメタル好きにはこれ位の方が入っていきやすいかもしれません。



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