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ECLIPSED SUN PATH (2010年)
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ECLIPSED SUN PATH
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解説 - ECLIPSED SUN PATH
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-08-05 22:40:17)

2010年発表の1st。
TRISTやHAPPY DAYSにも関わったRH-がアートワークを担当。

まずオープニングがピアノとSEによる、かなり本格的に鬱世界に入っていくようなものだったので、本編入った瞬間ずっこけそうになりましたね(笑)。プリミティブ並に軽い、今にも消え入りそうな音。作風としては陰鬱なメロディを配した、鬱系に属するタイプですが…この手としては珍しくトレモロの頻度はそう高くなく、代わりにアルペジオや空間系のキーボードを多用してますね。音質とも相俟ってかなり儚い音になってます。

また、2曲目などでは最近のSATYRICONを平らに平らに、平べったく薄く延ばしたような鬱メロの平坦リフも用いられていますが…これが鬱ブラックが「バンドサウンドによるアンビエント音楽」「トレモロリフ中心のフューネラルドゥーム」というスタイルに落ち着く前の、初期FORGOTTEN WOODS辺りの鬱ブラック黎明期を思わせる感触があって、この手が好きな人には実に美味しい出来。デモのような音質がまたその周辺のバンドを思わせるんですよね。

正直、この軽い音が駄目という方も多いかと思われますが、逆にハマればかなり陶酔出来るであろう一枚。ひたすらに暗くて儚い世界観を繰り広げています。



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