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MALFORMED SEED (????年)
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MALFORMED SEED
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解説 - MALFORMED SEED
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-08-17 23:40:48)

2000年発表の2nd。
Soundholicから日本盤も発売されています。

荘厳なキーボードを曲全体に配した、シンフォニックブラックのスタイルですが、キーは主にオルガン系のアトモスフェリックな音色でバンドサウンドを包み込むような使われ方がメインで、曲の展開はデスメタル的な重さを伴う、リフの方が担っている感じです。リフの重さが際立つ作りで、帯には「ドゥーム的ヘヴィネスとアトモスフェリックな空間の融合」と称されてますね。

ヘヴィなリフ+空間系キーという作りなので、劇的なメロディを求める向きには合わない可能性もありますが…それでも、荘厳さを保ったまま畳み掛けるパート、オカルティックなキーの下でトレモロが蠢くパート、キーボードが空間演出の領分を越えてドラマティックなメロディを弾くパートなど、聴かせ所での爆発力は素晴らしいと思う。

ただ、このバンドも「引き」を魅力的に聴かせる能力がイマイチですよね…特にヘヴィなリフの圧力メインで押しているパートは、リフ自体がダイナミックで印象に残るものを弾いてたり、ドゥーム的な重さがキーの荘厳さと交じり合い、絶望的なムードが醸し出されたりしている部分はいいんですが、そうでない部分は正直退屈と紙一重だと思う。


そうは言っても、そんなパートが続くわけではないし、聴かせ所も多いしで差し引きではプラスだと思う。しっかり音を作り込んだ、クオリティの高いサウンドは日本盤が出るのも納得できます。



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