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1.
Usher-to-the-ETHER
★★
(2011-08-20 20:26:59)
2009年レコーディング、翌年リリースされた1st。
2nd、3rdも同時発売。ちなみにどの作品も500枚限定らしいです。
ジャケを見ると、いかにもオールドスクールでプリミティブなブラックを演ってそうな感じで、全然メロディックな曲を作りそうにない雰囲気なんですが…実際には、曲の8割がたを2本のギターによるトレモロリフの絡みが覆い尽くした、非常にメロディックな音。時々ペイガン的な勇壮さも顔を出しますが、基本的にはトレモロによる神秘的なメロディが曲を牽引していってますね。
このトレモロ偏重で、尚且つ高音でキリキリと心を締め付けるような音色も使っている辺り、KRALLICEやDER WEG EINER FREIHEITなどのバンドを思い出しますが…前者がポストブラック、後者がメロディックブラックの感性が強いのに対し、この作品は音作りやヴォーカルなどに未加工の生々しさがあって、プリミティブ的な感性を持っていると言えるかも。と言っても音質は悪くなく、寧ろ分離は良いくらいで、生っぽさを感じさせてくれるドラムの音色が心地よくて個人的にはかなりツボ。
しかし、初のフルも含めた3枚同時リリースって凄い自信ですよね…。初見のバンドだったら、どういう路線か分からないし、どれ買って良いか分からずスルーしてしまいそうですもん(笑)。私は取り合えず1stを買いましたが、結局ジャケとイメージが違いましたし…。
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