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BIRDS OF DARKNESS (2002年)
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BIRDS OF DARKNESS
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解説 - BIRDS OF DARKNESS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-08-23 19:06:09)

2001年発表の1st。
ジャケやバンド名に釣られて買った人も多いのではないでしょうか(笑)。
私もその中の一人です。

しかし、中身は「釣られて良かった」と思える内容。
やや丸い感じの音質が、メタルの攻撃性よりも大らかな情景を感じさせてくれるアトモスフェリックなブラックメタルで、アコギやサックス、可憐な女性ヴォーカル等もフィーチャーし、メロディックに聴かせるスタイル。多くのパートで鳴っている、ペイガンに少し鬱系を混ぜたような、土着的でダークな叙情メロのトレモロが、アトモスフェリックなバンドサウンドに実に映えてます。

ペイガン系やアトモスフェリック系が好きならば確実に心地よく聴けるであろう音作りは成されてますが…歌詞を読んだり、ジャケを見たりしなければ全くペンギンが浮かんでこない音は正直どうかと(笑)。奇を衒った部分は、強いてあげれば子供のような声での粘着質な絶叫があったり、ハンドクラップを挿入したりくらいなもの。一部ではトラッドやクラシックを引用したりもしていて、ネタよりも真摯にメロウさを追求しているのが伺えます。

ただ、歌詞はやはりぶっ飛んでますが…適当に挙げると、「俺たちは嵐と共に飛び/稲妻と共に襲い掛かる/人類を絶滅させる為に/奴らが他のもの全てを絶滅させる前に」…この歌詞がペンギンの事を歌っているというのが衝撃ですよね(笑)。ペンギンが地獄の放射能で、鉄の嘴とチェーンソーの翼を持つクリーチャーに変貌する「Mutant Ninja Penguins(from hell)」辺りも凄い。っていうか曲のタイトルからして凄い。

音的には、正直ネタを求めて、インパクトを期待して買ったらがっかりする内容だと思う。しかし、ゆったりとした情景に浸れる、メロディアスでアトモスフェリックなペイガンブラックが好みの方なら、普通に名盤と評価してもおかしくはないと思う。女性Voも入ってますし、ノルウェーのSTORM辺りが好きな方は聴いてみては。



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