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SUICIDE AND THE REST OF YOUR KIND WILL FOLLOW (2009年)
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SUICIDE AND THE REST OF YOUR KIND WILL FOLLOW
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解説 - SUICIDE AND THE REST OF YOUR KIND WILL FOLLOW
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-08-28 21:07:29)

2009年発表の5th。
20分、16分の大作を2曲収録。

3rdではプリミティブブラックの狂気と叙情性に、ハードコアのやけっぱちな感覚を取り入れた強烈なブラックメタルを演っていましたが…何があったのか、今作は鬱ブラックになってますね。しかもスローテンポにメロウなトレモロで攻める、王道のタイプではなく、狂気と鬱感覚を滲ませたリフの作る波に延々と揺られ続けるような、メロウさはありつつもどこか乾いた狂性が強く感じられる路線。

ただし、路線は変わってもヴォーカルはやはり強烈。
「人間はどこまで悲痛で、憎しみに満ちた声を出せるのか」でギネス申請したら通りそうなほど、凄まじく感情の篭った絶叫で、時折嗚咽したりしてるのが痛々しい。一息ごとに持てる憎しみを全て吐き出しきって、それでも後から後から憎悪と怨嗟の感情が生まれてくる…みたいな凄絶さ。

…個人的には、BURZUMやXASTHUR、NORTTなどの鬱ブラックの代表的なバンドって、ドゥームで言うとフューネラル系だと思うんですよね。その点、この作品から感じる、乾いた狂気はスラッジに通じると思う。というか2曲目の音響実験的な部分なんかはそのまんま。Maniacの演ってるSKITLIV辺りとも共通した世界観があると思います。

メロディアスでないリフをミニマルに聴かせる作風は、正直多少取っ付きづらいと思いますが、絶望的な感覚を共有できれば、危険なレベルで嵌まってしまう可能性も孕んだ作品だと思います。



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