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NAMNLOS OCH BORTGLOMD
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解説 - NAMNLOS OCH BORTGLOMD
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-08-31 22:37:24)

2010年発表の3曲入りEP。
ラストの曲はキーボードインストのため、鬱ブラックは実質2曲。
割と曲は長めですが、ボリューム的にはちょっと物足りなさが残るかも。

CDを再生しようとして、いきなり爆音だったので驚きましたが…鬱ブラックにしてはこの音量は珍しい感じもしますが、小さいよりは100倍良いですね。音質自体のほうもしっかりトレモロを際立ててくれて悪くないですし。タイプとしては、物悲しいトレモロリフを音像の中心に据え、スローテンポでミニマルに聴かせる、いかにも鬱ブラックという感じの作風ですね。

ただ、私的にはこの作品、トレモロリフの微妙な変化で展開していく、ミニマルな作風にしてはあまりマニアックさを感じないんですよね。そのリフのメロディの醸しだす、物悲しさや絶望感が、いっそ大袈裟とか大仰とか言っても強ち間違いじゃないくらい強くて、メロディが来た瞬間にこのバンドの作り出す世界観に引き込まれていく感じ。ヴォーカルのノイズにしか聞こえないような、歪みまくった絶叫もそんなムードを更に濃くしてます。

個人的に、鬱ブラックといったらこういう音、という見本みたいな作品。メロディの求心力が高いため、敷居もそんなに高くないですし、鬱系が好きな方ならこのバンドも是非チェックしておいて欲しい所。



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