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THRONE OF THE DEPTHS (2007年)
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THRONE OF THE DEPTHS
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解説 - THRONE OF THE DEPTHS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-09-07 18:17:16)

2007年発表の1st。

クレジットを見ると、ヴォーカリストが二人いたので、ソプラノでも入れてるのかと思いましたが…実際は裏返り気味の悲鳴と、がなり系の2種類のデス声が掛け合いのような事をやっていて超カオス。それが荒れ狂うドラミングと、それに合わせて暴れる刻みリフに乗ると、最早パニックの様相を呈してきてますね…。

そこに寒々しいキーまで重なるので、見えてくる情景は、まるで世界の終末のよう。リフが荒い刻みから、メロウなトレモロにシフトすると、今度は終末観の中で諦念が漂うようなムードに…そんな展開をみせるシンフォニックブラック。

ドラムが平たい音で、キーとギターノイズがバンドの音を包み込む音像は、メタルとしては微妙でもブラックとしては素晴らしい。この音じゃないと、このカオスでパニックな感じは出せないと思う。今までの文章だと、おそらくとっ散らかった音を想像するかもしれませんが…キーボードのメロディには妖しさ、荒涼感、メロウさがあり、シンフォブラックらしい整合性もきっちりあるのがいいですよね。

ただ、1つ不満があるとすれば、このバンドもいまひとつ「引き」のパートの聴かせ方が上手くない点。特に立ち上がり、1曲目の演奏時間の半分以上を使って、まだカオティックな部分に突入しないのは、いきなりちょっとダレてしまう。とは言っても、寒々しい、邪悪さをしっかり演出したシンフォブラックを演っているので、EMPERORの初期作等が好みの方にはお勧め。



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