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DENTRO DEL MANTO GRIS DE CHAAC
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DENTRO DEL MANTO GRIS DE CHAAC
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解説 - DENTRO DEL MANTO GRIS DE CHAAC
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-10-13 21:55:42)

2010年発表の2nd。

このバンドの作風も、民族メロディや民族楽器を導入した、ペイガン/フォークブラックと言えますが…それらが全編に渡り乱舞するクサメタラー向けの作風ではなく、基本は苛烈なメロディック・ブラックを演りつつも、要所で民族楽器やパーカッション等を導入し、異教的な感覚を演出するスタイルですね。特に疾走パートのテンションが凄まじく、異境なムードとも相俟って聴き手を深淵に引き込まんばかりのパワーを感じます。

また、メキシコのバンドという事もあってか、「ペイガン」の演出部分にフォルクローレっぽさが感じられるのも特徴ですね。ただフォルクローレって、哀愁と陽気さが混在してる印象なんですが、このバンドの音楽には全く「陽気さ」はないですね(笑)。「哀愁」も、全て邪悪さや陰鬱さに変換された上で出力されているような感じ。ペイガン系の中でも、邪悪さ・陰鬱さはかなり上の方だと思う。

ヨーロッパ産のペイガンブラックとは一線を画すムードを持ったスタイルを持ったバンド。メロディックブラックとしてもかなりクオリティの高い音ですし、邪悪なムードも濃いですし、流石Candlelightが目を付けるだけはあります。



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