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...DEN AHNEN ZUM GRUSSE... (2003年)
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...DEN AHNEN ZUM GRUSSE...
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解説 - ...DEN AHNEN ZUM GRUSSE...
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-10-24 23:37:02)

2003年発表の1st。
フルアルバムとしては一枚目ながら、良くプロデュースされた音の、割とメジャー志向なペイガン/フォークメタルですね。

メロデスとメロブラの要素を備えたメタリックな音を基本に、民族調のメロディを乗せる路線。この手のペイガンメタルではメロデス要素の強いバンドが多い印象で、このバンドも刻みを多用したリフ捌きや、硬く整った音質などはメロデスっぽいですが、ヴォーカルの絶叫やDISSECTIONを思わせるアコギなどはかなりメロブラの要素強め。全体的には、メタルの熱さより情景の冷たさが強く伝わる辺り、メロブラの色がやや強めかな…と思います。

ただこのバンド、メロディは確かになかなかクサめなんですが、お祭り系の明るいメロ+笛などの民族楽器スタイルではなく、あくまで冷厳な音色のシンセによってメロウなトラッドメロを奏で、身を切るような物悲しさを演出する路線なので、SVARTSOT辺りのバンドと比べると即効性は高くはないかも。ただ全編渡ってシリアスなムードで、戦場の冷ややかな空気が伝わるような感触があるのはいいですね。時折入る威厳のあるヴァイキング歌唱も戦場に響く凱歌のようで雰囲気たっぷり。

知名度は高いとはいえないバンドですが、ペイガン/フォークが好きならば押さえておいて損はないかと。このキャッチーなんだけど冷厳さもあるメロディ、なかなか聴き応えあります。



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