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THE ORDER OF VRIL
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解説 - THE ORDER OF VRIL
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-12-18 17:39:27)

2009年発表の2nd。

CDを再生すると、まずRAWでオールドスクールな感じのリフ捌きと、ギエエ系のひしゃげたヴォーカルが出迎えてくれ、「なるほど、このバンドはこういう路線か…」とストレートなプリブラだと理解しかけたんですが…意外にもそこにクワイアやチャーチオルガン系の、荘厳なキーボードを重ねてきました。しかもアルバムを通じてこの2つの使用頻度はかなり高く、常に雰囲気を演出している感じ。

ただ、ちょっと異質だと思うのは、ここまで高い頻度でキーボードの装飾を用いておきながら、あまり(というか殆ど)これらがメロディらしいメロディを弾かない事ですね。ペイガン思想を持ったバンドらしく、民族っぽい叙情性を込めたメロディや、北欧プリブラ風の荒涼感のあるメロディも出てきますが、その殆どはギターの方に振ってる感じ。キーはあくまでムードの演出に用いている辺り、なんだか硬派な感じがします。

基本的にはプリミティブブラックのスタイルですが、クワイア風のキーは近年のGRAVELANDのような異教的スケール感をもたらしているし、チャーチオルガンも冒涜的に響いていて結構独特の雰囲気を持った作品だと思う。個人的にはアルバムを通じてもう少し変化が欲しかったところですが、まあ根がプリミティブブラックなので全然OKでしょう。



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