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WALTZING MEPHISTO (2003年)
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WALTZING MEPHISTO
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解説 - WALTZING MEPHISTO
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-12-29 22:55:07)

2003年発表の2nd。

アルバム始まって間もなくの、アトモスフェリックなキーボードを鋭利なトレモロ疾走で切り裂いていくパートや、メロデス風のメタリックな刻みリフを聴いて、「このバンドはこんな感じか。なかなか良さそう」とか思ってましたが…良くも悪くもその時の予想は外されましたね。パートによってシンフォ要素の取り入れ方がガラッと変わる、ややアヴァンギャルド寄りのシンフォブラック。

前述のアトモスフェリック系以外にも、クラシカルな音色でクッサいメロディをバラ巻いて見せたり、シアトリカルで前衛的なムードを醸し出して見せたり、キーの使い方のパターンが多く、曲の展開は非常にドラマティック。…曲によってはキーボードを完全に脇に追いやって、メロデス/デスラッシュ寄りの曲まで演ってたりしますし、千変万化という言葉が似合う作風だと思う。

中でも驚いたのは、MAYHEMの「Freezing Moon」のカヴァー。IL BALLETTO DI BRONZOの「Lerzo Incontro」とMIKE OLDFIELDの「Tubular Bells」を含むという形式にも驚きますが、まさかMAYHEMのリフにピアノの合いの手が入る、シンフォなカヴァーを聴かせるとは…。「シンフォはブラックと認めない」みたいな人が聴いたら怒りそうですが、これはこれで非常に面白いので個人的には全然アリ。

ただ、曲自体やシンフォ要素の取り入れ方のセンスは高いと思うんですが、色々拡散し過ぎてて徹底してない感があるのが個人的にはネックかも。不条理系な音にしてはメタリック過ぎるし、宗教的というにはメロディが綺麗すぎる、という感じで。ただユニークな音を出している事は確かですので、個性派好きは是非。



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