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REBEL HYMNS OF LEFT HANDED TERROR (2011年)
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REBEL HYMNS OF LEFT HANDED TERROR
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解説 - REBEL HYMNS OF LEFT HANDED TERROR
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-02-06 23:18:31)

2011年発表の3rd。

前作は未聴なんですが、何故かより大手のレーベルに移籍したはずなのに、音楽性が1stと比べてカルト・マニアック・プリミティブな方向に進んでますね。路線自体は割とストレートなブラックメタルに特徴的なヴォーカルが乗るスタイルで、大きな変化はありませんが、音作りが低音のドロドロした感触を強調した、ウォー系プリミティブ風のダーティで冒涜的なものになり、更にカルト臭がキツくなっている感じ。初期BEHERITの汚さを引き継ぎつつ、もう少し音を聴きやすく整えたような印象。

ヴォーカルのパフォーマンスも作風に合わせて変化してますね。精神に異常をきたしたような、歪んだ表現力を持つヴォーカルを重ねたり、自然なエフェクトを掛けたりして更にエグみを引き出す手法は変わらないものの、今作は血の塊と臓物とミミズとウジムシを吐き出しながら叫ぶような汚らしい低音咆哮が重視され、プロダクションによりマッチするスタイルになっている感じ。

また、演奏にSEを混ぜて恐怖心を煽る箇所があったり、ラストの曲ではスラッジ/パワーアンビエント的な引き摺る重さを演出してみせたり、少しだけアヴァンギャルドな要素も取り入れてますね。それが冒涜的で不気味な感覚をより強いものにしてると思う。沼地に沈み込むような音作りも相俟って、同郷のLEVIATHANに近いような薄気味悪さも醸し出されていると思う。

1stとは音の傾向が結構変わってますが、こちらもお勧め。ダーティでオールドスクールな音作りを血腥さ、薄気味悪さの演出に利用した音作りは1stとはまた違った良さがあるように思います。



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