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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2012-03-18 15:22:59)

WOLFと言う名のバンドが沢山ありますが元々はBlack Axeと言うバンド名で活動していた彼らが、ベルギーのMAUSOLEUMレーベルから1984年に1stアルバムをリリース。所謂NWOBHMなわけですが直線的なノリと湿り気たっぷりなメロディラインとの絡みが独自の色合いと時代性を感じさせ、ペシャンペシャンの軽い音質もなんのその、ツインギターが奏でる適度な憂いを帯びた哀愁の英国風メロディアスHM/HRサウンドに僕はグッときましたね。総じて軽いミックスに目眩も覚えますが、曲によって目立ちすぎないキーボードが奥行きを広げ楽曲に鮮やかな彩を添えているのも見逃せませんね。線は細いが淡い情景が浮かぶ英国テイストに望郷心をくすぐられます。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-12-19 00:46:24)

日本や北欧等「WOLF」と名の付くHR/HMバンドは世界中にゴマンと存在しますが、こちらは英国出身の5人組。前身のBLACK AXE時代に発表したシングル『HIGHWAY RIDER』(’81年)が好セールスを記録したことでメジャーのCRYSALIS RECORDSの興味を引き契約をゲット。「もっと売れそうな名前に変えろや」との要請に従い、バンド名をWOLFと改めデビュー作のレコーディングに取り掛かるも、結局出来上がったアルバムはレーベルの手のひら返しにより無情にもお蔵入りの憂き目に。本作はMALSELOUM RECORDSから'84年にリリースされることで漸く陽の目をみることとなりました。
バンド名からゴリゴリのHMサウンドを期待してしまいますし、実際、代表曲“RED LIGHT”みたいなアグレッシブな疾走ナンバーも収められているのですが、ウェットなメロディを紡ぐ2本のGといい、歌唱力的には中の下ながら、侘し気な哀愁漂う魅力的な歌メロを拾ってくれるVoといい、どちらかと言えばこのバンドの本質は、時にKeyを交えつつメロウに聴かせるミドル・テンポの楽曲の方に強く表れているように感じられます。
泣きのイントロだけで目を細めてしまうOPナンバー①、デビュー・シングルでもあった②、コーラスはキャッチーだがメロディは憂いを秘めている⑦、UFOの名曲“DOCTOR, DOCTOR”を彷彿とさせるシャッフル・チューン⑧、きびきびとアルバムを締め括る⑩等々…収録曲の充実ぶりは本作が末期NWOBHM屈指の名盤と評されるのも納得です。
既に英国におけるHMブームが下火となっていた’84年ではなく、当初の予定通りのタイミングでリリースされていればもうちょい話題になったのでは…と、惜しまずにはいられない1枚。



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