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ANTIK (2009年)
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ANTIK
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解説 - ANTIK
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-02-26 23:27:01)

2009年発表の2nd。
2011年のデジパック再発盤にはボーナスで4曲を追加。

すみません、これ、最初聴いたとき笑っちゃいました(笑)。
だって一曲目から、卒業式の証書授与で流れているような、やたら甘酸っぱいメロディが…(笑)。しかもオープニングだけかと思いきや、一曲通してそんな感じのメロディですからね…しかも拍を強調するように汚くガナるヴォーカルにザカザカ刻むリフに、そんなメロディのまま演奏のヴォルテージが上がっていく展開がまた面白過ぎる。正直この1曲だけで掴みはバッチリでしょう。

スタイルとしては、ミッドテンポ中心のロック的な力強いリズムにヘヴィな刻みリフが同期し、そこにいかめしくダーティな吐き捨てヴォーカルとゴシック的な耽美さを持ったキーが重なる、個性派なシンフォブラック…という感じですが…如何せんメロディのキャラが立ち過ぎててなんとも(笑)。

例の1曲目だけでなく、初っ端から妖精の王国に誘われるような3曲目、卒業式的な甘酸っぱさとダークファンタジーの大仰さが交錯する5曲目、インダストリアル要素も強くいかめしい雰囲気で展開すると思いきや、ファンタジーの主人公の旅立ちシーンのような派手なメロディが登場する6曲目など、印象深いメロディのある箇所を上げていったら全曲レビューをせざるを得なくなるほど、メロディが「濃い」のが特徴。

ただ、ギターワークやリズム面でのブラックメタルらしさはかなり希薄なので、シンフォニックブラックの熱心なファンは逆に違和感を感じるかも。個人的には同郷の個性派バンド、EISREGENがシンフォブラックを始めたような独特な音で、かなり気に入ってしまいましたが。ブラストにトレモロに大仰クラシカルなキー…みたいなものが好きな方には勧められませんが、派手なメロディやキャッチーな展開が好きな方、意外にクサメタラーにもお勧め出来るかもしれません。



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