この曲を聴け!
チンポリオ・フェラッチィーノさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-249

MyPage

チンポリオ・フェラッチィーノさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-249
0 | 1 | 2
モバイル向きページ 


SYKES - Out of My Tree - If You Ever Need Love ★★ (2008-01-26 11:29:22)

WHITESNAKEというよりむしろG・ムーア的なナンバー。
ほのぼのとした雰囲気はSAVE MY LOVEほど劇的では
ないが心温まるナンバーだ。しかしPLEASE DON'T
LEAVE MEの呪縛はこの曲にも影を落としている。
結局サイクシーのキャリアのハイライトはこの時点
では過ぎ去ってしまったのだ。


TAI PHONG - Windows ★★ (2007-02-17 23:45:00)

カラフルなジャケットが印象的なセカンド。紙ジャケ再発をゲットしたので
評論だがファースト同様美しいメロディがただただ印象的。ファーストに比べると
ポップになった印象を受けるが・・。アナログ版ももっていたが、当時のライナー
のI藤S則先生の思い入れたっぷりの激ペンが微笑ましい。


TAI PHONG - Windows - Games ★★★ (2007-02-21 18:17:29)

SISTER JANE Part2。どこまでもエモーショナルな
ナンバー。どことなく演歌的なのはやはり彼らの中
のアジアの血がそうさせるのか?


TED NUGENT - Cat Scratch Fever ★★ (2008-07-04 19:28:00)

まさに傷だらけの野獣の咆哮が聞けるアルバム。曲はキャッチーさをましており
売れて当然という内容に仕上がっている。日本ではうけるサウンドでは決して
ないが、それでも熱心なファンがいたのも事実だ。アメリカン・ロックのひとつ
の到達点と言えよう。


THE DARKNESS - One Way Ticket to Hell... And Back - English Country Garden ★★ (2007-01-06 12:30:16)

ぶっちゃけ青姦励賛ソング。私も1回やったことがあるが、どうもなじめなかった。みなさんQUEENだと言っておられますが、たしかにその通り。ただQUEENはこんな歌詞は書きません(笑)


THE DOOBIE BROTHERS - Toulouse Street - Listen to the Music ★★ (2009-09-06 23:15:49)

気分が落ち込んだ時、くさくさした時なにを聞くか?私は断然これである。カラっとどこまでも明るいメロディと疾走感のあるリズムはまた明日も進んでいこうという勇気と希望を我々にくれる。最高のバンドの最高のナンバーのひとつだ。


THE FIRM - The Firm - Midnight Moonlight ★★★ (2007-12-18 20:50:37)

確かにこのナンバーの完成度にはケチをつける箇所はない。
ペイジのCIAコンセプトの現代版といってもいい。あるいは
84年版「カシミール」とも言えようか。全盛期のプラント
にこのナンバーを歌わせてもおもしろいかも知れない。
ギターソロからロジャースのヴォーカルがSHE SAY・・と
入ってくる箇所は何度聴いても感動してしまう。


THE MOODY BLUES - On the Threshold of a Dream ★★ (2007-04-02 23:37:00)

彼らほど日本での評価が低いバンドもそうはいない。
「夢の入り口で」と言うタイトルそのもののファンタジックな
内容。かと言って子供だましではない。牧歌的ながらコンセプト
アルバムとしての重厚さは保っている。心癒されるサウンドだ。
ある意味同じプログレッシブロックでありながらキング・クリムゾン
と対極に位置するバンド。このアルバムをプロデュースしたばかり
のトニー・クラークがクリムゾンとの接触を図った事実も興味深い。
結果は・・言うまでもないだろう。


THE POLICE - Outlandos d'Amour - So Lonely ★★ (2007-02-24 23:42:37)

この曲のスティングのヴォーカルこそ真の「叫び」だ。
人の心を震わせる「歌」はザラにある。「叫び」はそうはない。


THE POLICE - Synchronicity - Synchronicity II ★★★ (2006-11-26 23:07:00)

これぞポリス版ハードロック!。異常な歌詞と狂ったPVは絶大なインパクトを我々に与えてくれる。サマーズの唸るギター、コープランドの崖っぷちに急き立てられるようなドラム、そしてスティングは病んだ現代社会を絶望し切ったような、しかしわずかな希望を見出したような覚めきった「叫び」を聞かせる。この後の世界を3人はどのように展望していたのだろうか?それは謎となってしまった・・・


THE ROLLING STONES - Let It Bleed ★★ (2008-02-28 11:27:00)

LET IT BEに対抗し「血をながそう」とよびかける不穏なタイトルが
時代を象徴している。B・ジョーンズ脱退、M・テイラー加入、オルタモント
の悲劇と錯綜する人間関係、事件に翻弄されてきた彼らがぎりぎりの
一線で踏みとどまった1枚。劇的な①からアーシーな②に移行するところ、
またグルーヴィーな⑥、ゴスペル風の大作⑨など聴きどころ満載だ。


THE ROLLING STONES - Let It Bleed - Gimme Shelter ★★★ (2007-04-18 22:52:41)

オルタモントの悲劇による60年代の終焉を象徴するナンバー・・というのが一般の見方だが、黒人女性Voやマウス・ハープ
の導入など彼らの志向がスワンプに向いていたのはあきらかで、
その観点から語られるべき名曲である。なんにしてもこのカタルシスは尋常でない。時代を反映させた音なのは確かだ。


THE WHO - Live at the Royal Albert Hall ★★ (2006-11-23 16:40:00)

J・エントウィッスルのベースが文句なくすごい!。生で観といてよかった。


THE YARDBIRDS - Five Live Yardbirds ★★ (2008-02-03 11:15:00)

ここで聴かれる演奏はまさにR&Bがハード・ロックへと進化していく過程を
ドキュメントした貴重な記録だ。前年のサニーボーイウィリアムソンとの
ジョイントをきっかけに白黒の融合が生まれ、その白人からの回答ともいう
べき作品。まだまだラフでクラプトンのプレイもブルース色は薄い。しかし
随所に見られるギターとハープの掛け合いなどは当時画期的なパフォーマンス
と言われ、のちのクリームへと発展していく萌芽が現れている。個人的には
スローな⑥から一転疾走する⑦の流れが心地よい。たしかにスタープレイヤー
はギタリストであったが、のちのハードロックへの必然的な流れと言えよう。


THE YELLOW MONKEY - SICKS - 人生の終わり(FOR GRANDMOTHER) ★★ (2007-02-08 20:04:29)

7分の大作。祖父に捧げられていると思われ。
この曲は・・・ドラマだ。


THIN LIZZY - Bbc Radio One Live in Concert ★★ (2008-04-15 17:58:00)

冷静に聴くとライノットのプレイはヨレヨレだし、ゴーハムのやる気のなさも
すけて見えてしまう。対照的にサイクスのはつらつとしたプレイは耳に残る。
あくまでも資料的な価値としての1枚であって過大な評価は彼らの名誉のため
にもすべきではない。これだけ音圧がヘヴィになってしまうと彼らの真骨頂
である微妙で繊細なニュアンスなど伝わるべくもない。
しかしもはや死に体(完全に死んでいる)バンドの最後の意地だけはひしひし
と伝わってくる。思えばライノットの意地だけで13年間のロックンロール・
デスマッチを戦い抜き、随所で輝きを放ちながら、最後は白い粉の海に葬られ
た彼らの断末魔には涙えを禁じえない。⑥、⑭はまさに鎮魂歌である。


THIN LIZZY - Renegade - Mexican Blood ★★ (2013-11-24 20:34:52)

いかにもフィルらしい男と女の物語をこれまたフィルらしい詰め込みVoで綴っていく。
これはフラメンコ・メタルという新しい分野を開拓しようという意欲的な取り組みなのか。
こんな曲はフィルにしか書けない。


TOTO - Falling in Between ★★ (2007-03-18 22:30:00)

AORで括るTOTOとハード路線で括るTOTO。両者捨てがたいが「HYDRA」や「ISOLATION」
がフェイバリットの私にとっては物足りなさは感じつつもウキウキしてしまうTOTOが
帰ってきた印象だ。ルカサーとペイチのせめぎあいの中からこそ名作は生まれる。


TOTO - Isolation - Carmen ★★ (2007-12-09 22:55:11)

TOTOらしからぬスリリングな魅力に富んだナンバー。
プログレ的要素も濃いがもっとも彼らがHRに接近した
瞬間と言えよう。時あたかもLAメタル全盛期前夜。
シーンの波動が彼らにこの異色作を書かせたのか?
J・ポーカロのDもへヴィでストロングだ。ルカサーは
言うまでもなくはまりまくっている。


TRIUMPH - Just a Game - Lay It on the Line ★★★ (2010-01-17 19:59:43)

TRIUMPH流パワー・バラードの真髄がここにある。ワイルドなムーアのVOではなく繊細なエメットに任せたのは大正解。彼等の出世作であると同時に代表曲。ライブでのエメットの壮絶なプレイも必聴だ。


TRUST - A LIVE TOUR97 ★★ (2008-05-05 23:03:00)

97年に行われた彼らのツアーの模様を生々しく捉えた実況盤。彼らの
ライヴの凄さは日本人は体験できなかったが、フランス語の歌詞でもその
リアルな雰囲気は伝わってくる。ゲバラの肖像画をバックドロップに配し
ているのを見ても彼らが世間に訴えかけていくポリティックなメッセージ
を感じ取れるのではないか?繰り返して言うと歌詞は全編フランス語なの
でとっつきにくいかも知れない。がパンク的アティテュードはひしひし
と伝わってくる逸品である。決してNWOBHMのフランスに咲いた徒花と
いうだけではない!


TWISTED SISTER - Love Is for Suckers - Hot Love (2008-01-28 23:35:25)

ディレイを効かせたGリフがモダンさを演出するナンバー。
TSらしからぬ出来と当時は思ったりもしたが、改めて聴く
とノリのよいなかなかの構成だ。ただPVのおばちゃん顔の
モデルはどうにもいただけない。


TWO - VOYEURS - I AM A PIG (2008-02-28 19:39:33)

この曲に限らず水準以上のことはやっているアルバムだ。
しかしやはりというか惨敗を喫しメタル回帰へとロブを
決意させたという意味では貴重なアルバム。
自虐的タイトルに秘めた決意とは?もう10年たったら
再評価したい曲だ。


The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced - Third Stone From the Sun ★★ (2008-05-10 11:31:46)

かぎりなくLSD的、瞑想的でジャーマンロック的な肌合いも感じ
られる作品。アシュ・ラ・テンプルなどに与えた影響も大きい。ジミのギターはたしかに宇宙と会話、交信しているし、我々もジミと交信していることが感じられる。
ただのユートピア思想ではなく真のリアリズムに満ち溢れた壮絶
なナンバーだ。


The Jimi Hendrix Experience - Live at the Fillmore East ★★ (2007-03-24 22:15:00)

band of gypsys として有名なライブの完結編と言える作品。
エキスペリエンスが表現できなかった強靭なファンクネス、
R&Bへの回答と言ったものをジミは欲していたのだろうか?
ギターは濃厚かつシンプルだ。ごたごたが続いて集中できなかった
面もあったようだがそれを微塵も感じさせない。やはりこの
プロジェクトのキーワードはファンク、ソウル、R&Bの融合だ。


The Jimi Hendrix Experience - The Cry of Love - Angel ★★★ (2007-11-06 23:35:18)

この曲の投稿がないとはどうしたものだろう。
譬えようもない美しさに満ちた名曲。やがてせまる
非命を予告するがごとき悲しみとエモーショナルな
ギターはジミファンのみならず全ロックファンが
静聴すべきだ。


U.K. - Live In Boston ★★ (2007-11-15 23:22:00)

もともとBBCのラジオ・ショウの音源で、昔から有名だったそうである。
私は存在のみ知っていたのだが、めでたくオフィシャルでのリリースと
なった・・・・が・・・・・
まずかなりラフだ。アグレッシブというよりもラフ。これまでのUKの
繊細なサウンドを期待すると泣きをみることになる。さらにホールズ
ワースとブルフォードのやる気のなさはどうしたことだろう。2人は
この直後に脱退しているのでさもありなんというところか。
そのなかでジョプソンの奮闘振りは見事だ。資料的要素の他に彼の
プレイを聞くだけでも価値はある。
いずれにしてもマニアは買うのだろう。しかし彼らの本領が発揮されて
いるライブではないことは確かだ。


U.K. - U.K. - Thirty Years ★★ (2009-11-01 23:10:06)

イングランドの鬱蒼とした針葉樹林の中を車で走りぬける際のBGMに最適というべきか。ウェットンの最高のヴォーカルが聴けるナンバー。間奏の変拍子パートもらしい出来だ。歌詞は極めて暗示的。ロックのもつ熱を、興奮をどんどん冷ましていく感覚がたまらない。


UFO - Obsession - Pack It Up (And Go) ★★ (2013-04-03 20:55:22)

この曲のキモはA・パーカーの重い後ノリドラムにあるが、フィルとマイケルの
掛け合い、ラストのマイケルの壮絶なソロなど聴きどころも多い。
これぞまさにブリティッシュロックの醍醐味だ。


UFO - Strangers in the Night ★★ (2008-04-04 15:26:00)

フィル・モグのヴォーカルはブリティッシュ的だが、HOT'N'READYでは
やや不安定さが目立つ。しかし演奏はさすがにこなれている。大酒のみ
でジャンキーの集団であろうが(マイケルだけではない)するべきこと
をきちんとやっているのはさすが3大ブリティッシュHRバンドのひとつ
である。入魂のLOVE TO LOVE,のりのいいOUT IN THE STREET~ONLY
YOU CAN ROCK ME 緊迫感あふれるLIGHTS OUT がフェイバリット
だ。多くの人が指摘するように失踪直前の追い込まれたこの時期だから
こそマイケルのギターは神々しいまでの輝きを見せている。ぜひこの時期
のマイケルを見たかった。


ULI JON ROTH - Beyond the Astral Skies ★★ (2008-06-22 11:16:00)

当時B!誌他の雑誌で軒並み絶賛され、METAL初心者だった私は乏しい小遣いの中から
清水の舞台から飛び降りる覚悟でこのアルバムを購入した。中ジャケのイラストが
いきなりUFOでサウンドがこれであるからMETALというより宗教音楽?と思ったのを
明瞭に記憶している。EMIと契約し日本でも一気にブレイク・・・とはいかなかった
のはやはりこのサウンドの難解さが原因だったか。しかし今の時代であればその永遠
の宇宙観は理解できる人が多いのではないか?当時スカイ・ギターの存在が知られて
おらず誰もが度肝を抜かれたG・ソロはいま聞いてもぶっ飛ぶ。
聴くたびに宇宙への感謝の念が沸いてくるアルバムだ。


ULI JON ROTH - Earthquake - Still So Many Lives Away (2009-09-21 12:59:43)

ぼーっとして聴いていると思わずはっとさせられる瞬間がある曲があるがこの曲もそんなひとつ。gソロではそれまでのだれた雰囲気が一掃される。それ以外では特筆すべき部分がないのが残念だがこのgソロは静聴に値する。


URIAH HEEP - Demons and Wizards ★★ (2012-06-30 23:27:57)

当時ロンドンを席巻していた黒魔術ブームにどっぷりはまった作品。
悪魔主義というが、それはサウンドや歌詞の一部の部分だけで大胆なアコースティック
路線はヘンズレー主導のサウンドに完全に脱皮したことを物語っている。
しかしこの路線が100%受け入れられたかといえば・・・彼等の最高傑作であると
いう意見に何等異論はないが、短期間でシーンの頂点から去っていった予兆も垣間見られる。

ま、あまりのヘンズレーのやりすぎにバイロンとボックスが嫌気したということであろう。
素晴らしくも残念なアルバム。


VAN HALEN - 5150 - "5150" ★★★ (2007-03-17 22:38:51)

この曲は脱退した役者のことを歌っていると当時一人で解釈していたのだが、本当の所はどうなのだろうか?20年たって彼らは切り捨てた役者と再びよりをもどす・・・


VANDENBERG - Alibi ★★ (2009-10-04 16:53:00)

評価の難しい作品。個々の曲は1stや2ndに決して引けをとるものではないのだが・・・
要は売れるか売れないか結果のみ問われるシビアな業界では結果として「失敗作」の烙印を押されてしまった。たしかに過剰とも思えるVOハーモニーや「彼等」が「この曲」をプレイする必然性に乏しい楽曲群(パンチも弱い!)、リスナーが和田アキ子が結成したHRバンドと勘違いしてしまったなど問題もなくはないが当時の状況を考えると彼等は遅かれ早かれこの路線しかいく道はなかったのだ。HRバブルに踊るアメリカという巨大な渦に単身切り込んでいったバンド。その切り札としてはやはり「プラスα」がなかったという一言に尽きてしまうのか・・
しかし所々で見せるエイドリアンのgはその中でも異彩を放っている。特にKAMIKAZEは彼の心意気を見せるとともにひとつの集大成といえるのではないか。


VIKING CROWN ★★ (2008-07-05 20:13:00)

ジャケット(特に内ジャケ!)と言いブルータルとアンビエントが
交錯するアルバム構成と言い根底はブラック・メタルのパロディでは
あるが質は高い。ただし意図的な音質の悪さには最初はビックリする
だろう。当時のANSELMOの彼女OPAL"BIG MAMA"が参加している。


W.A.S.P. - The Best of the Best - Animal (f××k Like the Beast) ★★ (2008-02-17 17:21:23)

デビュー時に意識的にポップでキャッチーな音を選択した
彼らの代表作。彼らの戦略については伊藤正則氏の著「ヘヴィ・
メタルの逆襲」に詳しいがライヴとサウンドを分けて考える
というのはやはり後のマリリン・マンソンの元ネタがここに
あったことを再認識させてくれる。デビュー直後の来日ライヴ
を見たが、この世のものとも思えぬ背徳感に溢れたステージ
であった。(ついでにピーのお姉ちゃん方のかっこも・・)


WANG CHUNG - Mosaic ★★ (2014-09-12 23:58:30)

無国籍デュオが放ったヒット作。凝った作りの①のPVはご覧になった
方も多いと思うが実は全編爽快かつ壮大なメロディに溢れた傑作だ。
ルックスがあまりに個性的なため損をしているが「聞かず嫌い」の最たる
バンドだと思う。丁寧に造られた至高のサウンドは歳月が経過しても
何ら色褪せることはない。


WHITE LION - Pride ★★ (2007-08-28 10:19:00)

これぞ究極のLAメタル。LAメタルのひとつの完成形。LAメタルの保守本流を
守りながらこれだけのヒットを飛ばしたバンドは実はそう多くない。バブルの
時代の徒花となってしまったが、これだけの完成度のアルバムを作ったことは
HM/HRの歴史の中で色褪せるものではない。


WHITE LION - Pride - Tell Me ★★ (2007-08-28 10:23:59)

究極のLAメタルアルバムからの究極の一曲。流麗なGソロ、華麗なコーラスワーク、甘い歌詞・・ここにはLAメタルを構成するすべてがある。


WHITE LION - Pride - Wait (2007-08-28 10:35:59)

J・BON JOVIが二日酔い状態でレコーディングしたかのようなVoはさておき、この曲もLAメタルの王道だ。ヒットもうなづけるパーフェクトな仕上がり。しかしどうしても感想は「あのころはよかった・・・」になってしまう。時は1987年。もう二度とあのころのようなよき時代は訪れない・・


WHITESNAKE - Whitesnake - Don't Turn Away ★★★ (2007-02-03 21:18:41)

重厚なムードのアルバムのエンディングにふさわしいナンバー。
抑えたメロディはだからこそ美しく上品さをたたえている。
デイヴィット・カヴァーデイルのヴォーカルも賛美歌の如き
神聖さを醸しているし、ジョン・サイクスは目立たないながら
も印象的なメロディラインの上を美しく舞っている。エンディングは偉大な仕事を成し遂げた男たちのほろ苦いロマンティシズムの不器用な表現とでも言うべきか。すべてが感動的な作品だ。


WINGER ★★ (2006-09-13 12:05:00)

新曲ラジオで聞きました!フックのある往年のWINGER節でした。


WINGER - Live ★★ (2007-12-19 23:07:00)

ま、ダウンチューニングなのは仕方ない。予想以上にタイトなプレイだ。
モーゲンステインがいるかぎり、このバンドのライヴのクオリティは保障
されている。キップ様も年相応とは言えセックス・アピールは衰えていない。
この時代に2枚組ライヴを出した彼らの心意気を買いたい。


YARDBIRDS - Five Live Yardbirds ★★ (2008-02-03 11:15:00)

ここで聴かれる演奏はまさにR&Bがハード・ロックへと進化していく過程を
ドキュメントした貴重な記録だ。前年のサニーボーイウィリアムソンとの
ジョイントをきっかけに白黒の融合が生まれ、その白人からの回答ともいう
べき作品。まだまだラフでクラプトンのプレイもブルース色は薄い。しかし
随所に見られるギターとハープの掛け合いなどは当時画期的なパフォーマンス
と言われ、のちのクリームへと発展していく萌芽が現れている。個人的には
スローな⑥から一転疾走する⑦の流れが心地よい。たしかにスタープレイヤー
はギタリストであったが、のちのハードロックへの必然的な流れと言えよう。


YES - Big Generator - Shoot High Aim Low ★★★ (2007-05-09 21:18:15)

過小評価されているこのアルバムの中でもさらに過小評価されている1曲。夜明けの海岸をイメージさせるイントロに透明感溢れる世界がひろがってゆく。歌詞はアンダーソン的な内容だが(高めを撃って狙いは低くとは?)ラヴィンのイエスでのベストワークスのひとつではないか?モダンでソリッドだが、彼らは他の誰にも似ていない。イエスと言うサウンドの1つのジャンルなのだ。80年代でもそれはなんら変化していないことの象徴的1曲。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey ★★ (2009-04-12 16:23:00)

turnerはこのアルバムを自分の仕事の中でベストだと言い切っている。
それには激しく同意。ただしyngwieの立場からすれば自分が100%の主導権
を握れなかったサウンドにはどうしても納得がいかないのであろう(そして
世間の評価も)ねがわくばもう一度二人のジョイントを見てみたい。この
アルバムにはたしかにマジックが働いていた。しかし一方でいまジョイント
しても決してこれだけの傑作を作ることはできないであろうことはわかって
いるだけにむなしく悲しい。
ただひとつ言えることはこの路線を突き詰めていくことがもしできたなら・・
HM/HR界に真の革命を起こせていたかも知れないということだ。


ZZ TOP - Rio Grande Mud ★★ (2007-08-18 11:23:00)

タイトル通りの泥臭いサウンドだが、①などはキース・リチャードも真っ青のギボンズのノリのいいギターが聴ける。しかしこの時代から現在まで彼らの基本線はまったく変わっていないことにまず驚かされる。特にイントロからムーディーな⑤は最高のギターーソロでおすすめ。暑い夏の午後にビール片手にぜひ聴きたいアルバム。


イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) - 浮気なぼくら (Naughty Boys) - EXPECTED WAY/希望の路 ★★ (2007-02-08 20:13:24)

高橋幸宏のロマンティシズムの結晶的作品。
憂いを帯びたメロディは来たるべきもの(散開)を匂わせる・・