文句なく今年最大のニュース。「Burns Like a Star」12/18紙ジャケット、SHM-CDで 再発とのこと。およそHMを愛する人なら必ず1枚は購入するように! 私は3枚買います。このコメントをしている間も興奮が止まらない。28年越しの夢が とうとう現実に。12/18は会社を休んで朝一でショップに行く覚悟である。
7年ぶりのアルバムはクラシックのフィールドにまで踏み込んだごった煮路線。もっとも 本人に言わせれば「同じギターでプレイしたまでだ」となるのだろうが。それにしても老成という言葉とこれほど無縁な音もない。オーケストラをバックに従えようがどうしようがベックはベックなのだ。この当たり前のことをいまさらながらに思い知らされる。OVER THE RAINBOWを聞くとき私には確かにその向こうの世界が見える。
この曲も含めWAITING FOR THE ROARアルバムは完全にT・マニング が仕切っている。Synやオーケストラの導入による壮大なまでの 音作りは「これがFASTWAYのやることか?」と当時思った記憶が あるがやはり曲のよさに救われた。しかしE・クラークの戦術転換 もあたることなく彼らはLAメタルの渦の中に巻き込まれていく ことになる。ただ彼らにエールを送った少数派もいた事実は 見逃せない。
私にとってWRING THAT NECKといえばこのヴァージョンだ。 ガチですごかった70年の一瞬を切り取った記録がこうして 残されていることに我々は感謝しなければならないし、「LIVE IN JAPAN」ほどキャッチーな出来ではないが、このころの 彼らはまさに音の塊そのままをぶつけて来ている。それを そのまま受け止めてしまうのはかなりの体力がいる。 本当の火花散るプレイとはこのことを言う。