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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - 最近の発言
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Kanto 宣戦布告 Kansai

関東のバンドと関西のバンドが対峙する構図のオムニバスアルバムだと思っている。ちなみにアナログ盤しか存在しない1985年リリースの企画モノだ。

収録曲とバンドは下記に
1.Slayer - Shoot Down Tokyo
2.Slayer - Hurt Angel
3.麗's - Requiem
4.麗's - Resurrection
5.Storm Bringer - ラブ ファイヤー
Side B
6.Virgin Killer - Midnight Lady
7.Virgin Killer - Break Down
8.Pandora - Kiss and Kiss
9.Pandora - Romance Messenger
10.Storm Bringer - ダークスカイ


関西勢がSlayer (OCTAVE-4,若干17歳新生登場) Storm Bringer(ダークなHEARTに熱い想い) Pandora(KOBE LAST HERO)
関東勢が麗's(AGE16' HARD ROCK ROMANCER debut) Virgin Killer (女学生を覚悟しな) 
ちなみに()の文章はジャケットに載せられた各バンド紹介文である。

若い本当の新人と、ある程度キャリアのある若手バンドによるオムニバス。全員17歳と思わないし、16才のハードロックロマンサーは誰なんだ言う気になる点が多すぎるのだが、出している音は日本じんらしい叙情派ハードサウンドである。○○風が満載なので、まるで○○みたいだと、天下統一した気分で大口を叩くメディア論者は空気を読んで自ら出禁してくれ。

まずSLAYERであるがツインギター編成の5人組、これぞジャパニーズメタルなShoot Down Tokyoで幕開け、小気味よく刻まれるリズムと甘めの歌声、さざ波ヴィヴラードは気になるが、上手いことやり切ってくれる、歌詞も80年代的だ。何もかもが懐かしい、これを楽しめるオールドスクール大好きマニアならば、なんか嬉しくなるだろう。もうこういうの新譜ではきけんもね。Hurt Angelは日本らしい叙情派ハードポップソング。こういうのは欧米では目に掛らない。

麗's はキーボードを効果的に使いスケールの大きさを見せつけた、構成もちょいクドめだが聴かせてくれるRequiem。そして甘い歌声を活かしたドラマティックなハードナンバー、北欧風味を上手く乗せジャパニーズメタル万歳な叙情派様式美スタイルを確立。若さよりも渋みと完成度に驚きますね。ハードロックロマンサーに偽り無しです。

RAINBOWスタイルのラブファイヤーを披露してくれたのはStorm Bringer。バンド名からも漂う音楽性、ここまで聴いて男性シンガーは皆、似たようなアプローチの歌とメロを披露することに驚く。これが80年代中期のジャパニーズメタル問題なんだなぁと感じる。個性不足は否めないが各バンド、楽曲で色を付けている。このバンドもキーボード入の5人組だ。

⑥⑦を担当するのは関東の女性シンガー大沢恵子を要する正統派メタルバンド。スコーピオンズ風味とジャパニーズメタルを上手く掛け合わせたスタイルは、バンド名に恥じない。NWOBHM風味も取り込みキレのあるリフワークとハードなリズムで安定感を見せつけた。歌い手も一番安定感がある。

神戸のラストヒーローは⑧⑨を担当。参加バンドの中で一番迫力が足りない。歌い手も一番弱い。丁寧に積み上げた楽曲は日本人らしい情緒があるのだが、薄っぺらい音のせいでアマチュア臭が漂ったのはマイナスだ。この手のオムニバスあるあるの、各自の音を寄せ集めたが故の問題だが、もう少し工夫して欲しい。このまま発売した方に責任を感じる。

ラストは再びStorm Bringer。その前2曲が弱かったので、ラストはガツーンと決めて欲しかったが、そういうタイプの曲ではなく甘いメロウな曲であったが、彼らが悪いわけではない。ジャパニーズ様式美メタルとしては上々の出来映え、フルートのような音色がアクセントになっている。


この作品。未CD化だ。レーベルもよく分からない。それだけに再発なんて考えられないし、そもそも当時でも売れたのか?という疑問が強いが、とにかくマニアしか手は出ないだろう。

似たような曲調と歌唱スタイル。個性は薄めだが、それが日本の様式美メタル系ということなのだろう。資料としては実に貴重な一枚である。そして年に1回は通して聴きたくなる一枚だ。

くれぐれも類似性と稚拙な面を攻撃する輩は出入り禁止でお願いしたい。こういう音は好きモノ以外には受け入れられないものがある、その小さい共感性を大切にするマニアと楽しみたい作品だ。でもこれ、オークションサイトでは結構な値段が付いていたんだよね。いるんだよなぁ。好きモノがさぁ。まぁメディアに踊らされないヤツがホンモノですからね。

失恋船長 ★★★ (2024-11-17 18:01:22)


Lost Memories Featuring Fumina Hara, Richie Kotzen / Mikazuki in Rock
鉄甲機ミカヅキのエンディングテーマ
リッチー・コッツェンがゲスト参加して渋いギターを披露しています
ここで歌うのはドラマにも出演していた原史奈さん
正直歌が上手いとは言えない
女子高生のカラオケレベルだが曲そのものは良く出来ている
裏で鳴るオーケストレーションも効果的
そして終盤でリッチー・コッツェンの色気あるギターを堪能出来る
物足りなさはあるのだが
まぁTVのエンディングテーマだし主役は原史奈でしょうからね

失恋船長 ★★★ (2024-06-07 22:29:12)


Crescent Moon / Mikazuki in Rock

シャ乱QのHatakeさんが作曲した本格的なメタルソング
参加メンバーも豪華
歌詞と歌を担当したのはドン・ドッケン
そしてギターでポール・ギルバートが客演という
衰えの出たドンではあるがHatakeさんが真正面からメロディックメタルを書いてくれたおかげで耐えられる
キーボードの使い方も効果的
ちなみにポールはこの曲のストリングスアレンジを効かしたインストでも大活躍である
個人的には名曲中の名曲だと思っている

失恋船長 ★★★ (2024-05-22 12:40:02)


N.w.o.b.h.m Rarities(HMR Singles)

TWISTED ACE 、SOLDIER 、JAGUARの3バンドがHeavy Metal Recordsからリリースしたシングル盤をひとまとめにしたコンピ作。こんなレアものが配信されていたとは驚きですが、正直NWOBHMマニアでもなければ食指は動かない地味なラインナップ。唯一スピード狂にとってJAGUARが知られている程度なのだが、この貴重なシングル盤をひとまとめにしたアイデアはマニアにとってはたまらんものがあり、特にJAGUARの曲はロブ・レイスが歌っていたラインナップのモノだ。

各バンド2曲の6曲入のコンピ盤。30分にも満たないランニングタイムだが、これが実に心地よい時間ですよね。最近のCDは詰め込むだけ詰め込むから、頭から最後まで聴くのが難しい、その出来不出来の差が作品のクオリティを下げていると言える。
そういう時代と逆行する仕様、4バンドにする事だって出来たはずだが、タイプの異なる3バンドを揃えることで作品に個性を見いだしている。その聴かせ方が最大のポイントだ。NWOBHMマニアは勿論だが、本当の意味でNWOBHMを知りたい若い人にこそ知って欲しい一枚。

そもそもNWOBHM自体が日本では正しく伝わっていない。NWOBHM四天王なる妄言、ワイルド・ホーシズをNWOBHMに組み込んだのか世界広しと言えば日本だけだろう。ムーブメントにのり売り込もうとしたレコード会社と、その手先のメディアの悪行だ。
キャリアのある二人をNWOBHMに組み込むなど失礼にも程がある。アイアンメイデンが火をつけたのは間違いない。パンクの台頭により停滞するハードシーン、上手い演奏を競うハードロックバンド、一曲もながいからなぁ。
それとは真逆だったのがパンクだが、スティーブ・ハリスが否定しようともパンクからの影響も取り込み、新鮮な音を届けたメイデン、彼らのスタイルは一つの雛形となり多くのフォロワーを産む。既にデビューをしていたSAXONも2枚目のアルバムではバイカーズロックの称号を得る、Tygers of Pan Tangなど早い段階でアメリカのレコード会社と契約、こういうグループがシーンの中では比較的知名度が高いのだが、いずれもムーブメント勃発前から活動&デビューを果たす、純粋にNWOBHMの影響を受けてデビューしたのが、今作に参加しているバンドだ。

短命に終わったNWOBHMだが、その影響を受けデビューしたバンドは玉石混交、膨大な数存在する、英国以外に目を向ければ更に数は増えるだろう。今なお続くNWOBHMムーブメント生み出す落とし子たち、その精神性は永久に続くだろう。そういう音楽性に寄り添うインディペンデンスなレーベルも存在していますしね。

失恋船長 ★★★ (2023-06-10 22:23:55)


An '80s Metal Tribute to Journey

1.Don't Stop Believin' - Mickey Thomas
2.Who's Crying Now - Bobby Kimball
3.Send Her My Love - Kip Winger
4.Open Arms - Tommy Shaw
5.Any Way You Want It - Jack Russell
6.Faithfully - Robin McAuley
7.Wheel in the Sky - Kelly Hansen
8.Girl Can't Help It - John Corabi
9.Only the Young - Mark Knight
10.Lovin', Touchin', Squeezin' - Chaz West
11.Be Good to Yourself - Ralph Saenz
12.Lights - Stevie Rachelle
13.Separate Ways - Kelly Hansen

上記アーティストが参加したJOURNEYのトリビュートアルバム。収録曲もさることながら参加メンバーが激アツだ。オープニングを飾るSTARSHIPのミッキー・トーマスのなりきりぶりには驚きです。クリソツですよね。
次に登場するボビー・キンボールは個人的にはチョイと合わないなぁと思いますが、各のパフォーマンスで魅了、単なるカラオケ大会で終わらないのは皆、個性があり実力があるという事の証。
あーだ、こうだと言いながら楽しむのが一番ですね。ロビン・マッコリーなんて持ち歌のように気持ち良く唄っていたなぁ。
必殺の名バラードを歌うのはMr.ロマンティック、トミー・ショウでしょう。合わないわけがない。
ジャック・ラッセルも意外にフィットしていた。Wheel in the Skyはケリー・ハンセンじゃない方が良かったかも、あの切ない焦がれるような哀愁を醸し出したスティープのパーフェクトなパフォーマンスと比べると物足りない、でも誰がやっても本家には勝てないけどね。ケリー・ハンセンは素晴らしいパフォーマンスで期待に応えましたよ。これで文句言われたら可哀想でしたね。

失恋船長 ★★★ (2023-01-20 14:16:17)


Tribute to the Scorpions(Six Strings, Twelve Stings)

1.Here I Am (Rock You Like A Hurricane)
Kelly Hansen

2.Still Lovin' You
Steve Whiteman

3.Falling In Love
Marq Torien

4.Big City Nights
Kevin Dubrow

5.Blackout
Stevie Rachelle

6.No One Like You
Jizzy Pearl

7.The Zoo
Joe Lesté

8.Steamrock Fever
Phil Lewis

9.In Trance
Kory Clarke

10.He's A Woman, She's A Man
John Corabi

11.Holiday
Paul Shortino

12.Lovedrive
Taime Downe

上記楽曲が収録されたスコーピオンズのトリビュートアルバム。2004年にMausoleumからリリースされています。タイトルの下に参加シンガーを記入していますが、これが興味をそそるラインナップ。L.A界隈でくすぶる中堅からベテランが一堂に顔を揃えます。
概ね有名な曲ばかりを選んでいるので聴きやすいでしょうし、オリジナルとの比較も簡単と親切ですが、大きく期待を裏切るような展開はありません。
バックを支えるメンツのリードギターでジョージ・リンチが参加、ここはマニアにとっては最大のポイントでしょうね。ベタな曲をジョージがどう料理するのか、選曲はギタリスト目線ではありませんからね。それだけに筋肉ムキムキ男のカミソリギターを存分に味わえます。強引さも込みでジョージ印満載。リズムギター担当はブレットボーイズのジョン・モーリス、ドラムとベースはL.Aガンズからチャック・ギャリック、スティーブ・ライリーの二人、身近なところで済ましていますが、演者が変わればニュアンスがここまで違うとは驚きましたね。
やはりアメリカ人に欧州産の泣きは理解されないという事でしょう。そのニュアンスの違いが合わなければイマイチとなるでしょうが(合わないヴォーカルもいるしね)トリビュートアルバムの楽しみ方としては、これは大ありでしょうね。
やっぱりお国柄ってあるんだなぁ。カヴァーしてもあの味は出ないモノね。
それにしてもポール・ショティーノは何を唄っても自分のカラーに染め上げますね。ケヴィン・タブロウの押しが強いわぁ。

失恋船長 ★★★ (2022-05-24 12:30:54)


Maniac / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1
有名な映画の挿入歌
映画は見たことなくても聴いた事ある人は多いでしょうね
シンセポップを見事にハードサウンドへと変貌
メロディラインが強いオリジナルの味を生かしたアレンジもきまっています
二人のシンガーによる掛け合いも見事に華を添えていますよ

失恋船長 ★★★ (2021-05-26 19:54:34)


Wouldn't It Be Good / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1

女子が好きな胸キュン映画の胸キュンナンバーやんかぁ
押しの強いロックヴァージョンになっていますが
サビでパッと開ける展開にキュンとなるよねぇ
コーラスの重ね方もイイ
キーボードの使い方も悪ないぞ

失恋船長 ★★★ (2021-05-26 19:49:01)


St Elmos Fire / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1

ジョン・パーの曲ですよ
懐かしいことをしよるなぁ
そよ風に吹かれながら遠くを見つめますよ
少々暑苦しいヴァージョンになっていますが
懐かしいです
メタル懐メロ大会に足を踏み入れた気分です
藤本朗が唄っていたナツメタル思い出したな

失恋船長 ★★★ (2021-05-26 19:45:21)


The NeverEnding Story / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1

なつかしいなぁ
ファンタジーに心を躍らせた子供時代を思い出します
単なるカラオケ大会かも知れませんが
ワタクシは素直にこの世界を受け入れます
懐かしいでぇ

失恋船長 ★★★ (2021-05-26 19:40:53)


Far from over / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1

オリジナルを唄うのはスタローンの双子の弟フランク・スタローンの曲
映画は見た事はありませんが曲は知っています
この切迫感のあるリズムが好きですね
歌メロもフックがあってよい
オリジナルの味を残しつつ切れ味の鋭さを増しハードテイストを強めています

失恋船長 ★★★ (2021-05-26 19:38:41)


The Power of Love / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1
オリジナルはヒューイ・ルイス
軽やかな80年代的なエッセンスとソリッドなハードテイストの融合
名作を思い出させる好カヴァーですよね

失恋船長 ★★★ (2021-05-26 19:34:28)


No Easy Way out / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1

ロバート・テッパーが歌っていた『ロッキー4 炎の友情』主題歌を
SOILWORKのビョーン“スピード”ストリッドをシンガーに据えてカヴァー。
最初にレコーディングされたアルバム作りにおけるキーとなった楽曲だそうで、
両者の声質が似通っていることもあり、殆ど違和感なく楽しめます。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-05-25 23:00:49)


Maniac / At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1
映画『フラッシュダンス』挿入歌。オリジナルを歌っていたのはマイケル・センベロ。
ここではSOILWORKのビョーンと、KAMELOTやTHERIONのリネア・ヴィクストロムが
Voを分け合っています。疾走感溢れる曲調に、憂いを帯びたメロディと
ロック・アレンジがズバリはまった個人的にはアルバムのハイライト・ナンバー。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-05-25 22:50:56)


At the Movies the Soundtrack of Your Life Vol.1

PRETTY MAIDSのクリス・レイニー(G)が発起人となり。PRETTY MAIDSの他にSOILWORK、HAMMERFALL、KING DIAMONDらのメンバーを集めて立ち上げられた、80年代を代表するメガヒット映画の主題歌をメロハー・アレンジでカヴァーするプロジェクトのデビュー作。'20年発表。
コロナ蔓延によるロックダウンの影響でツアーに出れず、仕方なく自宅で映画を見ていた時にアイデアを思い付いたそうで、チョイスされているのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ビバリーヒルズ・コップ』『ネバー・エンディング・ストーリー』等々…いずれも映画館やTVの洋画劇場でヘビーローテーションされてきた有名作ばかり。その主題歌ともなれば曲名は知らずとも一度はどこかで耳にしたことがあるお馴染みのメロディ揃いゆえ、懐かしさに思わず頬が緩むというもの。無論ノスタルジーだけに留まらず、改めて聴き直しても楽曲は優れモノが多く、特にビョーン“スピード”ストリッドが歌う①(『ロッキー4 炎の友情』)、疾走感溢れる曲調の上でフックの効いた哀メロが踊る②(『フラッシュダンス』)、ロニー・アトキンスやブルース・キューリックも参加している⑧(『マッドマックス3 サンダードーム』)、ボーナストラック扱いなのが勿体ないぐらい秀逸な出来栄えの⑫(『ステイン・アライヴ』)辺りはお気に入り度高め。
タイトルに『Vol.1』と入れているぐらいですから、今から第2弾が楽しみな1作。まだまだ『トップガン』とか『フットルース』とかベタなところが残っていますが、個人的には是非『ストリート・オブ・ファイヤー』の“今夜は青春”をお願いしたいところです。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-05-24 23:35:10)


Stargazer by Rainbow / Monsters of Rock

誰が聞いても生粋のロックンロールシンガー、グラハム・ボネットの声に中世ヨーロッパの世界は似合わない。
ましてこのテイクはグラハムのがなりが目立ち曲の良さを殺している。
多くのRAINBOWファンが認知するグラハムじゃないで有名なテイク。ましてやシンガーとしてタイプが違い過ぎるロニーと比較するのはナンセンス。どこかで書いてあったグラハム賛歌の受け売りを、ここで当てはめたんだろうが間違っている。

また大したファンでもない奴に限って注目を集める為に過度の表現を用いる。だから皆から嫌われる。
RAINBOWファンは勿論だが、全メタルファンに謝罪するべき愚行だ。

正直者 (2020-10-30 22:01:03)


Break the Spell / Hell Comes to Your House

典型的なパワーメタルの曲調にガナるタイプのVoが乗る♪
サビはなかなかかっこいいよ!

HIGASHI ★★★ (2020-09-27 07:49:28)


Hell Comes to Your House

個人的には初めてディスクユニオンへ行き、そこでかかっていたLPを衝動買いしたのがこの作品だったので、結構思い入れがある。買った当初は相当気に入ってガンガン聴いてました(笑)
今の時代でこの収録バンドを見ると、有名バンドが多くて、手を出しても不思議ではないように思われるかもしれないが、上記の各バンドの参加曲を見れば、どのバンドもまだブレイク前の作品からの収録が多いことはわかって頂けるかと思う。84年の時点ではMETALLICA、ANTHRAX、MANOWARも誰も知らないバンドのうちの一つだった。
むしろ日本の2バンドの方が当時は名前の通りが良かったように記憶している。
収録曲については上記のバンド5バンドに加えて、EXCITER、HELLIONがお気に入りでした。
当時風に言うならパワーメタルとかスピードメタル調の曲が好きでしたね。
あと実家にLPがあるので、確認してないが、TSUNAMIはTSUNAMEって綴ってあったような?「ツナメ?」津波を英語にすると「ツナメ」になるのか?っと当時悩んでたのが懐かしいですね(笑)

HIGASHI ★★★ (2020-09-27 07:47:24)


Mikazuki in Rock

フジ系で放送された特撮ヒーローもの『鉄甲機ミカヅキ』のサントラ。
下記が収録曲

1.Crescent Moon
2.Theme For Kazeo
3.AIT Theme Orchestral Intro
4.AIT Theme
5.Lost Memories Theme
6.Lost Memories Strings
7.Black Moon Symphony
8.Nana
9.Idom
10.Devil Inside
11.Lost Memories Vocal

①が戦隊ものらしい高揚感のあるナンバーで幕開け、シャ乱Qのハタケ作曲。唄うはドン・ドッケン、ギターにポール・ギルバートという布陣。この話題性が一部、マニアの間でどんな曲なんだと話題になった。
期待に答えるようなメロディアスなHM/HRナンバーなのだが、ドンの歌が弱い。衰えを隠し切れないドンに残念な気分を味わうが、ポールがキレッキレなので無問題である。
続く②が①のアコギヴァージョンにあれっとなるがポール・ギルバート大活躍、③は何かが始まりそうなオーケストレーションがバリバリに効いたた曲が登場、サントラらしいですよね。
続く④はダグ・アルドリッチ作のインストナンバー、彼のギターも楽しめる軽快なグルーブが心地よく疾走、ハードでロックなダイナミズムを堪能、どう考えても子供向けじゃないのだが、ノリノリで楽しめる。
本当に、特撮ヒーローモノなのに、全然子供に忖度しない音楽が詰まっていることに驚かされるのだが、いったい誰に聴かせたかったのか疑問だらけですが、こちらは大いに楽しんでいます。

⑤ではリッチー・コッチェンが客演、このサントラでは重要ナンバーらしく、続く⑥、唄入りの⑪とアレンジ違いが楽しめます。落ち着いた雰囲気の中ジャジーでムーディーなギターで魅了、ウットリのその世界観に酔いしれます。
⑦はダグ作のインストナンバー、3分以上、モゴモゴ曇り空中継みたいな緩い音がするだけで何も起きないのですが、途中からヘヴィな音像が登場、小さいお子さんを恐怖のどん底に誘うような不気味でダークな曲調に笑いも出るが、ロックな大人には迫力満点のヘヴィロックに唸る。全然子供向けじゃない。
ストリングスな⑧に続き、⑨ではデヴィン・ダウンゼントが大フィーチャー、小さい子供がお漏らしするようなド級のヘヴィロックをお見舞い、親子共々逃げ出しますよ。
⑩も地中深くで何かが蠢きだすようなSEなので、怖い曲が続きます。そして個人的には完全にダレましたよ。
ラストに3度目の登場となるLost Memoriesが唄入りで登場。歌うはグラビアアイドルとして活躍した、キリリとした顔立ちの原史奈さんの登場。完全にアルバムを台無しにしている感はあるのだが(歌詞の世界観もミカヅキに関係あるのか?)ある意味、これが特撮ヒーローのタイアップソングだろうということで、一般的なご家庭にとっては、恐怖が続いたので、一服の清涼剤となったでしょうね。

昔、CDショップで、ドン・ドッケンやポール・ギルバート参加という文字を見て驚いた記憶がある。聴いてみたいという欲求が凄くあったが、一曲の為に3000円近く払うのはキチイと考え断念(たしかフィギアみたいのが付いていた記憶もある)定額制サービスのおかげで楽しんでいます。
とにかく、念願叶って①が聴けたのが嬉しい、前半は機能していたのもうれしかったが、やはりお金を出すには少々厳しいと言わざるを得ないのが、歴史に埋もれた名曲をマニアには知って欲しいですね。坂本英三が①をカヴァーしていますが、あれも良かったなぁ。

失恋船長 ★★★ (2020-08-11 13:59:20)


Cozy Powell Forever

あれ??100%コメントしていると思っていましたよ。とほほ…

柴田直人が中心となり制作されたコージー・パウエルのトリビュート盤に対抗するべく、柴田と世界一不仲の樋口宗孝が音頭をとりリリースされた企画モノ。
個人的に、樋口のドラムプレイからコージーを感じた事がなく、彼もインタビューでジェフ・ポーカロを大絶賛するタイプだ。あのリズム巧者のジェフと、頑固一徹のコージーでは正反対だし、そもそも樋口はワンバスだ。もろにジョン・ボーナムだろうよ。
そんな中でのコージーカヴァー大会に一抹の不安が…そして参加メンバーの畑違い感にも更なる不穏な空気を生み出すのだが、やはり当時としては、お客さんからステージに立つと、氣を貰う発言でファンを戸惑わせ、最終的には俺には神が宿っているらしい発言まで飛び出した事が影響したのか、袖を分かつ事になった高崎晃との共演、所謂オリジナルLOUDNESSがRAINBOW辺りをやるという一点で購入を決意(インドじゃない高崎のギターが聴きたい)。

思いのほか、樋口がコージードラムを叩き、多くのマニアを驚かせました。フレーズのみならず、あのバカでかい音でも負けないと言うのが樋口の凄さだろう。他にメンバーに関しては、場違いがエグイ、普段からへヴィなバンドで叩いていないし、そんな付け焼刃では無理、コージー役を真矢、富田京子、樫山圭では荷が重すぎる、彼らが悪いのではない選んだ奴が悪い。それは聴けば一目了然だが、彼らのファンが今作を手にして、普段は耳にしないジャンルに興味を持ってくれる事を狙ったのであれば悪いアイデアではないだろうが、コージーマニアには不評だったろう。

そんなメンバー選考もあったのか、全然コージードラムを感じない曲を選んだりと、リスペクト精神を感じさせない作風と参加アーティスト、その知名度選考なのか、柴田直人に対抗したのかは分からないが、実に中途半端なカヴァーアルバムとなった。


下記にて参加アーティストと楽曲を記入。コージーが大嫌いだった⑧⑨を選ぶってどんな忖度が働いたんだとコージーマニアなら憤慨するでしょうね。

でもインドギターな高崎の②の鮮度。華麗なアンサンブルに引き寄せられる③。完コピドラムが楽しめる④。拘りぬいた⑤。こんなシンバルはコージー叩かんよな⑥。リズム隊が好き勝手にやった⑦。同じく好き勝手に叩いているが、石原がマイケルになりきり渾身のプレイで魅了な⑫。など話題性と意外性の組み合わさったカヴァーもあり、コージー云々でない部分で楽しむ事が出来るでしょう。ちなみに、この企画でライブツアーを敢行。沢田泰司の本格復帰などアナウンスされたが彼は不参加。その代わりに山下昌良がステージに立ち、ライブではオリジナルラウドネスが復活しましたね。
でも、そのライブはさらに、死者を冒涜するような内容でイアン・ペイスとジョン・ボーナムの曲をプレイ、次は二人のトリビュートを出しますと宣伝しました。そして挙句にS.D.Iもやりました(激怒)

集金アルバムを作りまくり晩節を汚しまくった樋口宗孝、お互い歩み寄り、柴田直人と作り上げる事が出来たら国宝級のカヴァーアルバムになったろう。樋口のドラムは、それくらいコージー・パウエルを意識したものを今作で叩いていた。


1. Overture 1812 (TCHAIKOVSKY / チャイコフスキー:1812年)
Various Artists.

2. Stargazer (RAINBOW )
Vo. 二井原実、G. 高崎晃、Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 樋口宗孝

3. Over The Top (COZY POWELL)
Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 樋口宗孝

4. Lost In Hollywood (RAINBOW)
Vo. 生沢佑一/二井原実、G. はたけ、Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 樋口宗孝

5. The Score (EMERSON, LAKE & POWELL )
Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 樋口宗孝

6. Kill The King (RAINBOW)
Vo. 二井原実、G. DAITA/石原慎一郎、Ba. 沢田泰司、Key. 厚見玲衣、Ds. 真矢

7. Theme One (COZY POWELL)
Ba. Tony Franklin、Key. 厚見玲衣、Ds. Carmine Appice

8. Ice Cream Cakes (JEFF BECK GROUP)
Vo. 二井原実、G. 高崎晃、Ba. 鮫島秀樹、Key. 厚見玲衣、Ds. 樋口宗孝

9. All Night Long (RAINBOW)
Vo. 生沢佑一、G. はたけ、Ba. 田中丸善威、Key. 厚見玲衣、Ds. 富田京子/樋口宗孝

10. Since You Been Gone (RAINBOW )
Vo. 二井原実、Cho. 牧穂エミ、G. 石原慎一郎、Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 富田京子

11. Slide It In (WHITESNAKE)
Vo. 寺田恵子、G. 石原慎一郎、Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 樫山圭

12. Armed And Ready (THE MICHAEL SCHENKER GROUP )
Vo. 影山ヒロノブ、G. 石原慎一郎、Ba. Tony Franklin、Key. 厚見玲衣、Ds. Carmine Appice

13. The Loner ~ Dedicated to Jeff Beck (COZY POWELL )
G. 石原慎一郎、Ba. 寺沢功一、Key. 厚見玲衣、Ds. 樋口宗孝

失恋船長 (2018-03-20 13:33:51)