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My Favorite Things (帰ってきたクーカイ)


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Selflessness Featuring My Favorite Things

My Favorite Thingsは色んな盤で聴けるし、オリジナルバージョンも好きだけど、ここでの演奏は
全く隙が無く、聞き手に異様な緊張感と集中力を求められる。
My Favorite Thingsの決定盤と言ってもいいと思う。
これを聴くには、何かしながら、とか、流し聴きは許されない。
真正面から音楽と対峙して音の一つ一つと、こちらも真剣勝負を強いられる。
そんなコルトレーンミュージックの厳めしさが駄目、っていう人も多いと思う。
自分も若い頃にはコレ聴いて衝撃を受けたクチだけど、歳喰った今聴くと、あまりの緊張感に
おいおい、もっとリラックスしろよ、って言いたくなる。
JAZZが観念的な要素を持っていた「時代」が作った音楽だね。

銘菓ひよこ ★★★ (2014-09-21 21:27:15)


My Favorite Things

 昨日、久しぶりに腰を据えてCD屋を覗いてきた。
 もう、最初から「頭が吹き飛ばされるような、凄い音楽が収められたアルバムを買う」と、心に決めていたので、じっくり見てきた。当然、最初にHR/HMのコーナーを見て(そこでDIAMOND HEADの『Borrowed Time』を見つけた。すぐに手に取ることはしなかったけど)、次にJAZZのコーナーを見た。そこで見つけたのが本作だ。
 ジョン・コルトレーンは『Blue Train』を持っており、たまに聴いてそれなりに気に入っているので、もう1枚欲しいかな、と思ったのだ。
 正直、JAZZのことはほとんど知らない。何枚かは持っているけれど、“テナー・サックスの音が比較的好き”程度のものだ。
 本作を購入した理由には、帯に「ファンの熱烈なリクエストに応え、コルトレーンの代表作で、モダン・ジャズの歴史に残る金字塔的名盤が、オリジナル・モノラル・マスター&24ビット・リマスタリングで、ついに復刻!」とあったことが、まず挙げられる。それに価格が千円だった。
 聴いたら、一曲目で気に入ってしまった。聴くと思わず京都に行きたくなってしまう、あの曲が聴こえてきたからなのだが、それだけではない。どこか憂鬱な空気が流れ、そこはかとなく哀しみも感じられ、みたいな。そしてコルトレーンの演奏は、美しいメロディを奏でているだけでなく、自由闊達なソロもあり、と聴き応え十分だ(ちなみにこの曲ではソプラノ・サックスを吹いている)。マッコイ・タイナーのピアノも、パキパキしているというかシャンとしており、好感が持てる。
 帯に書いてあることが、そのまま納得できることは経験的に言って非常に稀なことなのだが、今回はそのレアな体験が出来た。素晴らしい作品だと思う。頭もほど良く吹っ飛ばされたし。

帰ってきたクーカイ ★★★ (2014-05-14 00:24:57)