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Dawn for the Living

ジャーマンスラッシャーの記念すべき1st。無頼なスピード感や荒涼としたメロディはUS勢のスピードメタルからの影響もあるが、ツインギターの絡みなど正統性の強いスタイルを基調としているのも印象的、剛毅に打ち鳴らされるリズムプレイの直情的な絡みと相まって、非常に冷徹でクールなサウンドに聴こえる。
特性の異なるツインギターコンビの持ち味が激しく火花を散らす事で、盛り上がりも確実な展開があったりと、興奮するツボを押さえているのが、やはり殺伐とした無機質さが不穏な空気を生み出し、聴き手の不安を煽り被いつくす。
今となっては古典スタイルとなるのだろうが、摩擦度の高いリフワークと性急なビートの絡みは、スラッシュメタルかくあるべきな魅力が満載、唄い込めるシンガーの存在のおかげでスラッシュはちょっとと思う、スピード/パワーメタル系のマニアにも勧める事が出来る名盤だ。こうして改めて聴くと、意外にフックのある展開があり耳馴染みも良い、またスラッシュ由来の先の読めない展開、その鋭い感性が聴き手の好奇心を擽り続けるでしょう。

失恋船長 ★★★ (2019-10-12 20:39:49)


Dead End

ドイツはフランクフルト出身の4人組が1989年にリリースした2nd。タイトで鋭いリズム、ツインギターが繰り出すキレのあるリフとメロディックなソロ、喚き散らす事無くキッチリと歌い込めるシンガーの力量、どれもとっても及第点を超えており、パワー/スラッシュHM/HR系のバンドとしての質の高い演奏と楽曲を披露。ややこじんまりと纏まったサウンドプロダクションのせいで少々薄味に感じる面もあるが、攻撃性の高いリフとリズムのもつ躍動感の心地よさ、暴れ倒すツインリードの緊張感漲るスリリングなプレイの応酬に飲み込まれ、歌い込めるシンガーが破綻をきたす事無く楽曲を牽引と、バランス感覚に優れており、アッパーな①に始まり、アイデアを凝らした④、バンドサウンドの真骨頂を味わえる⑦、パンキッシュなノリを堪能できる⑧の面白さと、ありがちな○○のフォロワーで終わらない高いスキルを存分に生かし、豊富なアイデアを武器に最後まで飽きる事無く聴かせてくれるでょう。
2014年にはボートラ9曲入りで再発盤も出たジャーマンスラッシュを語る上では外せない一枚、ビックネーム以外のスラッシュに興味がある人には是非とも手にとって欲しい一品ですね。

失恋船長 ★★★ (2016-12-19 14:19:04)


Dead End

アンドレアス・マーシャルが描いた北欧メロデスを彷彿とさせる美しいジャケット絵と
カレ・トラップのプロデュース。Blind Guardianでおなじみの組み合わせから想像される
音とはかなり違った印象を受ける個性派ジャーマン・スラッシャーの2nd。
なんせドイツ発でありながら、音自体はかなりアメリカ寄り。

再発盤には「Flotsam & Jetsam,Realm,Sacred Reichのファン向け」のシールがw
マニアック過ぎるだろw全部アメリカのバンドじゃんか!この中ではSacred Reichに
一番近いのかなぁ?都会色の濃いクールなスラッシュメタル。相当アメリカのスラッシュ
メタルに精通してないと、こんな音は作り出せない。Realmの様な構築性もあるのかな。
演奏力は相当高いし、ヴォーカルも抜群に上手い。曲も相当に練り込んでるし。悪いとこなし。
2曲目のクールさと、インストの7曲目の美しさには唸らされた。名盤すよコレ。

私が聴いてるのは2014年の再発盤だけど、ライナーには(リズム・ギターの)「ラリオに捧ぐ」
の一文が・・・悲しいなぁ。(最近、メンバーが逝去してる作品ばっか聴いてる気がする・・・。)

cri0841 ★★★ (2014-08-10 17:25:47)


Agent Orange / Dead End
イントロを聞くだけでもう最高です。
その内日本盤が出て欲しい。これはリマスター再発希望だ!

るみゃ ★★★ (2014-02-03 20:56:32)


Dawn for the Living

ドイツはフランクフルト出身の4人組が、METAL HAMMER誌元編集長のチャーリー・リンが興したNO REMORSE RECORDSから'88年に発表した1stアルバム。
OPからガツンとカマしてくれるキラー・ソング①が判り易い形で示す通り、タイトでキレのある演奏力を生かし、徹底的に刻みまくる速射リフやドラマティックなメロディを奏でるツインG等のヨーロピアン・スラッシュ然とした要素と、しっかり歌うVoに、陰に篭らずカラッとスポーティな疾走感といったアメリカン・スラッシュ的な要素とが組み合わされて畳み掛けるサウンドは、このデビュー作の時点で実に立派な完成度を誇る。
後のアルバムに比べると、Voの歌唱スタイルは歯切れの良さよりも荒っぽさの方が勝っており、また、次作以降のアートワークを手掛けるアンドレアス・マーシャルの洗練にはまるで及ばないチープなジャケット・イラストの存在も相俟って、GRINDERのカタログの中では最もスピード/スラッシュ・メタル色が濃厚に感じられる内容で、取り分け1stアルバムを発表した頃のHEATHENを思わせる③は本作でしか聴けないタイプの名曲。それとGが勇ましいメロディを奏でる⑦も、思わず昂ぶらずにはいられない逸品ですね。
本当、このバンドのアルバムにはハズレがないな。

火薬バカ一代 ★★★ (2011-08-06 00:18:51)


Agent Orange / Dead End
SODOMの名曲を思わせるタイトルだが、実際、同レベルの名曲。
行進のリズムに併せてBがハジかれるイントロだけで体がウズウズしてしまいます。
ハイテンションに畳み掛けて来るVo、キレのあるGリフも最高だが、
何と言ってもこの曲の肝はステファン・アーノルドのタイトなドラミング。
もー気持ちいいったら。

火薬バカ一代 ★★★ (2011-04-03 20:38:04)


Dead End

ドイツの4人組スラッシャーが、デビュー作に引き続き名手カレ・トラップをプロデューサーに迎えてレコーディング作業を行い、'89年に発表した2ndアルバム。
アンドレアス・マーシャルが手掛けた美しくも不気味なアートワークはデス・メタル調なれど、本作で披露されているのは、シニカルな声質(哄笑が良く似合う)と抜群のリズム感を武器に切り込んで来るVoと、鋭利なGリフを小気味良く刻むG、痛快且つリズミックに疾駆するB&Dsとが一分の隙もなく畳み掛けて来る、キャッチーでタイト極まりないスラッシュ・メタル。
ドイツというよりはアメリカ寄り・・・それもベイエリアではなくNY派を思わせる硬質感とノリの良さを兼ね備えた作風ながら、Voが歌うメロディやGが紡ぎ出す翳りを湛えた旋律には、ヨーロピアンな美意識とドラマ性が宿る。
スピードで一点突破を狙う多くのジャーマン・スラッシュ勢に比べると、その速さは常識の範囲内に収まっているのだけれど、とにかく演奏にキレがあるため体感速度は実際のスピード以上。
ハイエナジーな①⑤⑥、緩急の効いた②④、切れ味抜群の③、ドラマティックなインスト曲⑦、ファニーな異色曲⑧・・・といった具合に、聴いてるだけで運動中枢を刺激され猛烈に頭を振りたくなる、辛抱堪らん名曲がズラリ揃った捨て曲なしの大名盤。
一日も早いリマスター再発を願う。

火薬バカ一代 ★★★ (2011-04-03 09:09:11)