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ECLECTIKA
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The Last Blue Bird
(Usher-to-the-ETHER)
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The Last Blue Bird
2007年発表の1st。
ぶっちゃけインダストリアルだと思ってました(笑)。
バンド名も「ELECTRIKA」だと思ってた(笑)。
家に帰って聴いてみたら、バンド名を間違って覚えていた上に予想していた音楽性と全然違くてびっくり。アトモスフェリックでゴシックな世界観を持つ、シンフォニックブラックでした。
このバンドの音楽性を一言で言うなら、「凄く惜しい」シンフォブラック。
空間系の音やパイプオルガンの音色などを使い、宇宙的なムードを醸し出すキーボードと、泣きのフレーズを弾くリードギター、神秘的な女性ヴォーカルが絡んで醸造される世界観は、この手が好きなら酔いしれたくなるだろうし、時折入るテクニカルなソロも悪くないです。
ただ、肝心のバンドサウンドがメジャー志向でもない、アングラ(プリミティブ)志向でもないどっちつかずな音で、いまいちエクストリームメタルとしての迫力に欠ける上、喉を絞めたような地声で高音絶叫するヴォーカル(グロウルも使うけど、まあ普通)が雰囲気を壊しているのが惜しいです。リフ自体は悪くないんですが…。
瞑想的で美しいインストの3、6、10曲目、女性ヴォーカルが歌い上げる、ほぼ完全にゴシックの世界観の7曲目(タイトルが「Shibuya」)なんかはかなり良い線行っていると思うし、出来ればバンドサウンドの音質とヴォーカルスタイルを見直して、よりゴシック性を強める方向に進化してほしいですね。現時点ではまあまあという感じです。
Usher-to-the-ETHER
★
(2011-04-22 22:00:10)
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