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Quietly, Undramatically (Usher-to-the-ETHER)


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Quietly, Undramatically

2010年発表の2nd。
この作品、アルバムタイトルとは真逆の音ですよね(笑)。

ハードコアのやぶれかぶれさも伴ったファストブラックで、とにかくテンションの高さが半端ないです。ヴォーカルは親の仇が川の向こう岸にいるかのように全力で喚きまくり、ドラムもファストパートの飛ばしぶりが凄まじい。スラッシュビートも多用しますが、ギターの音色・リフの質感がグルーヴ系でなく、最近のバンドに多いバンドサウンドを歪みで包み込むようなタイプなので、意外とオールドスクールな感触は薄め。

この作品、最初はそのやぶれかぶれなハイテンションに圧倒されますが、意外にも曲はドラマティックで緻密なんですよね。アルペジオやギターソロが展開の中心になることもあるし、タイトル曲ではまさかのマイルドなヴォーカルハーモニーまで。そのせいか、ショップではメタルコアとブラックの融合と言われてましたし。

ただ、展開がしっかりしてるのにやぶれかぶれな雰囲気が漂ってるのが、真に凄いのかもしれません。2曲目のリフとリズムの絡みなんて、明らかにしっかり考えられてそうなのに、テンションで合わせているように聴こえるし、所々で聴かれる儚いメロディ+ブラストで攻めるパートなんて、突っ走った挙句消滅しそうな勢いですもん。

個人的には、ショップの謳い文句に「メタルコア」が入ってたので、カルト性は期待できないかと思いつつ買ってしまったんですが、蓋を開けてみれば丁度いい具合にアングライズムを残してくれてる作品で大満足。にしても、ラスト3曲のタイトルがアルバムの作風を象徴し過ぎですよね。「論理無しの」「完全な円」「憎悪が俺たちの中心」…出来過ぎです(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-06-10 21:53:39)