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DJAVULENS BONING (Usher-to-the-ETHER)


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DJAVULENS BONING

2009年発表の1st。

SVARTRITのメンバーが在籍という事で、作風はかなり似てますね。
特に聴かせどころとも言える、2本のギターで神秘的なメロディのトレモロリフを掻き鳴らし、それが未加工の生々しさを削がない、RAWさを保った音質のバンドサウンドに乗る音作りは一瞬どっちを聴いているのか分からなくなりそうなくらい似てる。イントロ明けからいきなりそのスタイルが炸裂する展開なので、よりSVARTRITが思い起こされるんですよね。

ただ、こちらは靄系のアトモスフェリックなキーで邪悪さを演出したり、ザラついた、プリミティブな質感のリフと共に疾走したり、展開のパターンが多くムードを重視している感じ。ヴォーカルも狂気よりも病的な感じが強いですし。また、時折狂ったように疾走しますが…これがメジャーな音質でないからこその、生々しい狂性が感じられて素晴らしいんですよね。ヤケクソでドラムしばき倒してそうな。

7曲目ではクリーントーンにトレモロを掛けてるのか、他ではあまり聴けない、ある意味雅やかとも言えそうな響きのインストが聴けたり、神秘的トレモロリフ垂れ流し状態のSVARTRITと比べると、こっちは搦め手も使いつつ、要所で神秘トレモロを爆発させる感じでしょうか。どっちにしても、トレモロ含有率はブラックでもかなり高いので、神秘主義的なムードのメロブラが好きな人なら気に入るかと。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-08-20 20:34:35)