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BLUTBAD & MELANCHOLIE (Usher-to-the-ETHER)


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BLUTBAD & MELANCHOLIE

2008年発表の2nd。

ドイツ産五人組メロブラ…と紹介されてたので、割とメタリックな音を想像してたので、頭の出音のRAWさでまず驚きましたね(笑)。パッと聴いた感じでは、バンドの各楽器担当が自分の出音がこれで納得したのか疑問に思うほどの粗さだし、ヴォーカルはやたら潰れた、無理矢理声を絞ってる感じだしで、マニアックな独りブラックみたいな音…というのが第一印象。

しかし1曲目を聴き終わる頃には、その印象が全く変わってました。
低音にメロウなメロディが要るようなパートではベースがしっかり前に出て主張するし、ジャリジャリしたノイズ質で寒々しさを演出しつつ、そこにメロディアスなトレモロを入れるギターワークはメロブラ然としてかっこいいし、何よりアナログ感のあるドラムの音が素晴らしい。…あれ、意外と各メンバーの音のバランス良いじゃん、って感じの音。6曲目のピアノインストもメロディセンスの高さを感じさせますし。

…そもそも、ジャリジャリした音質だからパッと聴きRAWに感じるんですが、意外にも各パートごとの分離は悪くないんですよね。曲展開やメロディもメロブラとして高品質なものがあるし、個人的には☆を3つ付けたい作風。ドイツのブラックとしてはGRAUPELやNEGATORより一歩踏み込んだマニアックさがありますが、メジャーなバンドにはない味もあって良い作品ですよ。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-10-30 22:20:33)