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GO FOR THE THROAT (2010年)
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GO FOR THE THROAT
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解説 - GO FOR THE THROAT
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1. 失恋船長 ★★★ (2016-05-06 14:48:22)

オハイオ州出身ツインギター編成による5人組が1984年にリリースした1st。古典的な手法に乗っ取りつつも当時としては革新的な要素も加味した王道メタルを披露、青臭い部分はあれど、真っ向から挑んだ正統派サウンドは細部に渡り拘りを聞かせており、折り目正しいツインギターからは旨みのあるフレーズも多くミステリアスなムード漂うパワフルな楽曲との相性は抜群の効果も見せ、その相乗効果が今作最大の聴きどころでしょう。ドラマ性を大切にする正統派ならではの醍醐味とも言える広がりのある展開を心得た曲作りも目を見張るものがありますね。単純明快なスピードロックが好きな人には、ミドル主体の堅実さゆえに華やかさに欠けますがヘヴィメタルの本流を極めようとする姿は実に頼もしく好感が持てました。混じりっけなし、アメリカンパワーメタル系の底力を堪能できる一枚ですよ。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-04-05 23:22:55)

地元クリーブランド発のコンピ盤『CLEVELAND METALS』(’83年)に、名曲“GO DOWN FIGHTING”を提供したことが縁でAUBURN RECORDSと契約を結んだSHOK PARIS(コンピ盤の選曲を手掛けたのが後にAUBURN RECORDSを設立するティム・スチュワートだったという)が、同レーベル第1弾アーティストとして’84年に発表したデビュー作。
NWOBHMにアメリカンな解釈を施して再構築。威勢の良いコーラスをフィーチュアして、バラードなんぞには目もくれず迫り来るUSメタル・サウンドは、いかにも肉食系のパワーと重厚感が横溢。“TOKYO ROSE”や“ON YOUR FEET”といったキラー・チューンがギラリと光を放っていた次作に比べると、キメ曲不在の本編はやや起伏に乏しいのですが、それを差し引いてもこの完成度の高さは立派ですよ。
本作の武器は、JUDAS PRIESTお手本の色艶で印象的なメロディを次々に紡ぎ出す2本のGと、グラハム・ボネットとロニー・J・ディオと二井原実をシェイカーに掛けて一気に飲み干したような暑苦しい声質のVo。この二枚看板を前面に押し出した楽曲の数々は、クドイ熱唱が映える④や、ツインG主導で正統派HM然とした盛り上がりを聴かせる⑤、パワフルに突き進む⑥、疾走ナンバー⑩等、バンドの非凡な才能を感じさせる聴き応え十分のものばかり。再発盤CDでは、冒頭で述べた前任Voのバディ・マコーマックが歌う“GO DOWN FIGHTING”がボーナス・トラックとして収録されているのも嬉しいですね。
本作の完成度と評判の良さが認められ、SHOK PARISはメジャー・シーンへと打って出ていくこととなるのですが、それも当然の帰結のように思える充実作。



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