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INTO THE WOODS OF BELIAL
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-03-28 00:38:05)

EMPERORの前身バンドの音源集。91年のデモとEP、リハーサルを収録。
97年にSamothのレーベルからCD化され、2002年に再発されています。

最初期の、4トラックでレコーディングされたEMPERORの音源が余りにもネクロな音質で、それよりも録音時期が前となると、これはもう普通の神経で聴けるもんじゃないだろうな…と思って敬遠してきたんですけど(笑)…これ、めっちゃかっこいいですね。最初期EMPERORと比べると、リマスター効果なのか大分聴きやすい(といってもRAWではある)ことにも驚きました。

スタイルはデスメタル的な汚くうねるリフを伴って、衝動をぶち撒けるように疾走する、WARブラックにも通じるバンドサウンドに、宇宙の曼荼羅とか神秘的な光景が浮かぶ、EMPERORに通じるキーボードを取り入れた感じで、意外にも初期BEHERIT辺りとも遠くない、非常に冒涜的な作風。キーボードを外し、より汚らわしいムードで暴走するリハーサル音源もこれはこれでかっこいい。

そしてIhsahnのEMPERORとは違いすぎるヴォーカルスタイルにもびっくり。吐瀉物を撒き散らすかの如く汚く唸る、低音のグロウルで今の面影は全く無いです。リハーサル音源なんてもうえずき声にしか聞こえないですもん(笑)。初期EMPERORの作品などで、狂気を感じさせる絶叫はしていましたが、こういう「汚い」ヴォーカルスタイルが出来るのにも驚きました。スタイルが違っても、やっぱ彼の声は良いですね。

確かに生々しい音質ではありますが、WARブラックとかを普段聴いている人にとっては何の問題も無く聴ける音だと思う。贔屓目かもしれませんが、このころからやっぱり「持ってる」感じがするんですよね。「Wrath of the Tyrant / Emperor」を含む、EMPERORのアルバムを全て集めているようなEMPERORファンは、こちらも是非買うべきだと思います。



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