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I Am Above All (Usher-to-the-ETHER)


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I Am Above All

2006年発表の1st。

DRUDKHに在籍していたメンバーによる独りブラックという事ですが、こちらはフォーク色は殆どなく、地下臭く湿った雰囲気のプリミティブブラックという感じですね。音作りは典型的なプリブラのシャーシャー系ではなく、低音も効いた汚く冒涜的な篭もり気味の音質で、ダーティに吐き捨てるヴォーカルとも相俟って、WAR系ブラックにも通じる雰囲気があるように思います。1~2曲目でトラック分けをミスったりしてるのもなんかリアルでいいです(笑)。

DRUDKHと比べてもかなりカルト風味強めなんですが、そのカルト性の按配が絶妙なんですよね。汚らしいRAW音質でありながら、耳に痛い寸前で留めてあるバンドサウンドもそうだし、全体的には決してメロディアスとは言えないものの、要所で沼の底から聞こえるように響くトレモロが、秘匿された宗教のような神秘性を放っている曲作りもなかなか魅力的だと思う。初期BEHERITが大丈夫なくらいプリミティブに慣れ親しんでいる方なら、味わいの深さを感じられる作品だと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-04-02 23:48:11)