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INTER UTERUM ET LOCULUM (2005年)
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INTER UTERUM ET LOCULUM
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解説 - INTER UTERUM ET LOCULUM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-04-17 23:12:11)

2005年発表の1st。
2011年にはこの作品の再レコーディングアルバムも出ている模様。

分離が良い…というよりは、ノイズ質とメロディ質が乖離しかかってるようなギターリフの音色といい、かなりファストなパートでも暴虐というよりはどこか軽快さを感じる軽めの音のドラムといい、音の体裁を整えるよりも、生々しさを重視したプリミティブなブラックメタル。基本左右チャンネルで絡むトレモロ疾走がメインですが、荒れ狂うように刻むパートやドゥーミーに引き摺るパートもあり、この手のプリブラでは結構ドラマ性もある音。

こういう路線の音楽って、リフに込められたメロディのセンスが何よりも重要だったりしますが、このバンドは「持ってる」感じがします。基本ブラックらしい荒涼感や妖しさを感じるメロディがメインですが、時々何故か「和」な印象もあるんですよね…。忍者ゲームの妖術師の潜む夜の森ステージとかで流れてそうな、怪奇な感じ。日本の「あやかし」的な世界観にも通じるような、薄暗い妖しさ。ヴォーカルもがなり系ですが、黒い影を引き摺りながら叫んでそうな、やはり妖しさが感じられる声で良い感じ。

音作りなどは大分マニア向けの印象ですが、ATMFリリースを追ってるくらいのブラックメタル好きで、かつプリミティブ嗜好をお持ちの方ならば、問題なく楽しめるかと。



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