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落石覚悟 (rakuseki Kakugo) / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘) (Usher-to-the-ETHER)
Uchina / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘) (Usher-to-the-ETHER)
Yayema / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘) (Usher-to-the-ETHER)
Purpurke / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘) (Usher-to-the-ETHER)
能伊勢 (noise) / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘) (Usher-to-the-ETHER)
高砂 (takasago) / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘) (Usher-to-the-ETHER)


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QUEST FOR BLOOD (捜血鬼) - 最近の発言
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Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)


有る意味、まさにペイガンブラックな作品。
日本人的には伝統芸能との融合と言う意味で手を出し難く感じる部分もあるが、
これが実に複雑な展開を持っており、聞かず嫌いは損をする作品に感じる。
むしろ海外からの評価が高そうに感じるが、こけおどしではないアバンギャルド性を
感じる名作だと思われる。

Vlad ★★ (2009-03-31 17:47:00)


落石覚悟 (rakuseki Kakugo) / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)

サビ(?)の雰囲気が、人食い獅子ならぬ「人食い獅子舞」が舞っているようで印象に残る曲。ファストパートは普通のファストブラックよりもファストで、まるで土砂崩れに巻き込まれるかのよう。タイトル通り、落石覚悟の心構えを持って聴くべし。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-04 07:36:03)


Uchina / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)
えいさか、えいさか、えいさか、ほやさ。
…なんてかっこいいんだ…これ聴くと、何で日本にメタルが入ってきた時点で誰もこういうコラボをやらなかったのか疑問だわ…。御囃子調の掛け声も、こういう展開で聴くと「黄泉の扉開闢せり」みたいな雰囲気にしか聴こえないのが面白いです。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-04 07:33:22)


Yayema / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)
明るめなメロディが、どこかサイケデリックな感覚を与える曲。
他の曲は現世と幽世の狭間みたいな音なんですけど、これは向こうに行ってしまってる感じ。あっち側の世界は、人間の脳には多幸感に満ちた幻覚として知覚される…みたいな。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-04 07:30:26)


Purpurke / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)
テクニカルな楽器のせめぎあいは、能楽とメタルのコラボという特殊な音楽という以前に、普遍性のあるかっこよさがあると思う。ほんと、このアンサンブルで何も滾るものがないなら、ロックファンとしてどうかと思う…っていうくらい鬼かっこいいです。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-04 07:27:31)


能伊勢 (noise) / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)

日本の伝統音楽+暗黒メタル=黄泉メタル?
こういう音楽を聴いていると、現世と幽世を繋ぐ世界というのは、案外能の舞台のような風景なんじゃないかと思えてきます。タイトルは「ノイズ」と掛けてるんでしょうか。MERZBOWとも交流があるみたいだし。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-04 07:24:58)


高砂 (takasago) / Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)
テクニカルなアンサンブルをひとしきり見せつけた後の能管ソロが、1曲目にして強烈なインパクトを放ってます。…こういう曲を聴かせたら、今の若者にも日本の伝統芸能がどれだけ素晴らしいものか伝わるんじゃないかと思う。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-04 07:21:16)


Quest for Blood with Yukihiro Isso (捜血鬼 with 一噌幸弘)

日本のブラックメタルバンド凶音のメンバー絡みのバンドが、能楽師である一噌幸弘さんと組みリリースした1stアルバム。2008年発表。

作風は、一噌さんの能管や伝楽笛などの笛が、ブラックメタルサウンドに乗り乱舞する…という内容ですが、ブラストやトレモロリフなど、ブラックメタルの手法は用いているものの、余り「暴虐性」「邪悪さ」にそれらが向かっていかない印象。御囃子調の掛け声などはあるものの、デスヴォイスもほぼ無いですし、割とブラックから離れた音。

むしろテクニカルなアンサンブルで聴き手を翻弄し、能管のような個性の強い楽器が前面に出された音は、プログレ/アヴァンギャルドメタルのファンにこそ受けると思う。アンサンブルの中核にキーボードが絡んでいく音像は、五人一首にも通じると思います。

…こういう伝統芸能的な音楽って、テレビで見たり学校で習ったりする分には、どうも退屈な音楽…というより、現代人と時間感覚の違うライフスタイルを送っている人のみ楽しめる音楽で、自分には縁の無いジャンルだと思ってたんですが…こうやってテンポを現代のロック/メタルに合わせた速いものにして、音像もハードなものにすると十分…というより、一般的なロック/メタルよりも万倍かっこいいです。学校とかで伝統芸能音楽を教えるにしても、こういう現代風にカスタマイズした音を聴かせた方が、絶対子供達も愛着が沸くと思うんだけどなぁ…まあ、白塗りは子供には厳しいかもしれませんが(笑)。

私がこういう事を思うのも、日本人で日本の音楽教育を受けたからで、もし何の予備知識もない外国人が聴いたら、おそらくペイガンメタル、それもかなり徹底したものに聞こえると思うんですよね。PERUNWITやGRAVELANDは、異境描写に徹底する事である程度メタルから逸脱した価値観を持った音を実現したバンドだと思いますが、この音も同じように受け入れられそうな感じがします。なのでペイガン好きにも推薦。

どっちかと言うと、BURRN!やTerrorizer辺りよりもEURO ROCK PRESSを好む層にお勧め。個性的なメタル、和風プログレメタルを探している人ならばマストだと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-03-03 22:03:00)