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THE GIFT (1982年)
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THE GIFT
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解説 - THE GIFT
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1. はっちゃん ★★★ (2012-05-02 06:31:12)

ラスト・アルバム。

アップ・テンポでビートの効いた典型的なJAMサウンドはココには無い。
後のThe Style Councilへの布石ともいえるブラック・ミュージックからの影響が本作の正体。
しかも、それはコテコテのソウルやR&Bではなく、白人に擦り寄った音楽性がレーベル・カラーの
『タムラ/モータウン』の影響だったりする。

まあ、彼らがネオ・モッズの旗頭でもある事を踏まえると別に驚くような事ではないのだが、
最後の最後に最高の手札を切ってきた事にまず拍手。

前述したモータウンってのは、ダイアナ・ロスやジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー等、
ブラコン・チャートのみならず白人チャートでも受け入れられた大物を輩出したレーベルだからして
当然英国人にも受けるワケです。

ロンドン・パンクの中でもTHE CLASHやTHE POLICEがレゲエやワールドミュージックに接近して
みたり、このTHE JAMも然りなんだけど
今時のUSメロディック・パンクがパンクというワードに縛られて窮屈そうなロックをやっているのに
対し、上に挙げたバンドの自由度の高さは瞠目に価する。

何かと縛りやルールが多く自由度の低いHM/HRも彼らのスタンスに倣ってみてはどうだろう。



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