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ORDO BELLICTUM SATANAS (2010年)
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ORDO BELLICTUM SATANAS
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解説 - ORDO BELLICTUM SATANAS
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Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-05-03 09:12:39)

2010年発表の4th。
これはかなりユニークなアルバムですね…。

基本的にはデスメタル的な音像の重さ、ブラックメタル的な邪悪さによって強固な武装が施された、スラッシーで骨の太いエクストリームメタルという感じで、キレの良い吐き捨てデスと重々しいグロウルを重ねたヴォーカルワークや、東欧というより日本人の耳には中近東系っぽく聴こえる妖しげなメロディが曲の威風を引き立ている…という印象なんですが、そんな音を基本に据えながらも、様々な音楽的要素を取り入れ曲によって表情を大きく変える作風が特徴。

最近のSEPTICFLESHを思わせる、壮大で神秘的なオーケストレーションだったり、トランシーなシンセの音色まで飛び出すエレクトロ要素だったり、シンフォ・ゴシック的な美しいメロディだったり、常に「ここでこう来るか」という驚きがある感じ。ブルージーなメロディに合わせて女性ヴォーカルが歌い始めたときなんて耳を疑いました(笑)。個人的には、3曲目の大仰シンフォが好きですね。この路線で一枚フル出して欲しいくらい。

ただ、これだけ色々な要素を取り入れても散漫にならず、どこか一本筋が通っている感じがするのは、根幹のエクストリームメタルとしての音が、極悪さすら感じるほどに骨太だからなのかもしれません。SEPTICFLESHやWALTARIなどが好きな方にお勧めです。



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