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THE FATAL FEAST (2012年)
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THE FATAL FEAST
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解説 - THE FATAL FEAST
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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2012-06-10 01:30:14)

'10年にはWARBRINGER、TOXIC HOLOCAUSTらと共に待望の初来日公演も行っているクロスオーバー・スラッシャー、'12年発表の5thアルバム。
前作『MASSIVE AGGRESSIVE』は社会問題を取り上げた歌詞にしろ、シリアス風味を増した楽曲にしろ、どちらかと言えばハードコア/パンクの色合いが強く出た内容でしたが、今回はアッパーなVo、切っ先鋭く刻まれるGリフ、そして俊敏なリズム・ワークといい、聴いているだけで居ても立ってもいられなくなる「飲めや騒げや」的陽性なノリが復活。
SF映画調のイントロで幕を開いた後は、最初から最後までファスト&タイトにまとめられた楽曲が「イッキ、イッキ」と連続する本編は、まるで新入生を急性アルコール中毒で病院送りにする何処ぞの大学の新歓コンパの如きテンションの高さ。
個人的には、より正統派へヴィ・メタリックな味付けが為されている④⑧⑰といった楽曲が好みですが、シリアス/ユーモア間を軽快なフットワークで行き来する歌詞世界もこのバンド(と本作)の大きな魅力。中でも、ゲロ吐き犯を探す酔っ払いが衝撃の事実に直面する⑤、グリコ・森永事件の怪人20面相について歌った⑬、SFネタで文字通り「人を食った」展開が楽しい⑮(NUCLER ASSAULTのジョン・コネリー(Vo)がゲスト参加)辺りは、歌詞カード片手にアルバムを聴く楽しみを満喫させてくれますね。(はっちゃけた邦題がなくなってしまったのは残念ですが)
3rd『THE ART OF PARTYING』に匹敵する完成度の高さを提示した1枚ではないでしょうか。




2. 失恋船長 ★★★ (2022-07-18 19:39:46)

収録曲の多さの割にランニングタイムが短いというド直球なスタイルが魅力の彼ら、そのどこかネタ感が漂うプロジェクトチーム的な匂いもあり、個人的にはどこか斜めから見てしまうのだが、今回はNuclear Blastからのリリースと言うこともあり俄然興味も沸きました。
その爽快感MAXのキレっぷり、切り刻まれるギターリフの心地よさにウネリます。締め上げたタイトなリズムもクールにキマり、小細工無用なスピード感を倍増、往年のスケーターロックなる言葉が頭をよぎるキャッチーさと親しみやすい暴虐性、良い感じでクロスオーバーされており、ギターソロなんてしらねぇ、スカッとさせてくれよというスピード狂にはもってこいの音楽性でしょう。
このバンド、けして新しい事をやっているわけではないのに常に鮮度が高い。古いアイデアをフレッシュに聴かせる技、ある意味サイドプロジェクトな立ち位置だからこそ、好きな事を思いっきりやっているだけだからな、清さがピュアさに拍車を掛けているのだろう。
38分を切るランニングタイムが丁度良い、そのバランス感覚に共感しますね。以外とメロディがしっかりしている点も見逃せませんね。聴きやすいわぁ。



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