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RAVEN - 最近の発言
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Stay Hard

過去に発言したのだが、消えていますね。他にもRAVEN関係が消えとるなぁ?何でだろう?

メジャーはアトランティックと契約を交わしてリリースされたアルバム。ハイパースピード/パワーメタル番長とメインストリームとの相性がいいわけがなく、当然、売れる為に色々といじくられている。
彼らにとっては苦難だろうが金になるのは悪い話ではない。そんなせめぎあいと折衷案の中で製作されているだけに中途半端さは否めないのだが、やはり、このバンドらしい弾けるパワーは随所に顔を出しており、妙な色気を出したポップさとの狭間で揺り動くサウンドに評価も分かれそうだが、ホーンセクションとかね、らしくない面はあるんですが、じっくり耳を傾けて欲しい。

隠せないバンドの持つ破天荒さ、ハイパーパワーメタル番長としての風格は、音から溢れ出ていますよ。③なんて、このアルバムだから収録された曲でしょう。
それに、このバンドのエネルギッシュな面ではない顔を際立たせた作風はけして非難されるものではない。

熱狂的なRAVENファンからはイマイチな評価を受けたアルバムだが、もう一度フラットな感覚で接して欲しい。リメイクの⑧だって浮いていないし、エキセントリックな⑨など真骨頂ですよ。
アルバム全部が名曲なんて、そうそうありませんので、気分に合わせて摘まみ食いしてお楽しみください。
意外といい味のアルバムですよ。

失恋船長 ★★★ (2024-03-22 14:28:28)


Gimme Some Lovin' / The Pack is Back
若き日のSTEVE WINWOODがSPENCER DAVIS GROUPに残したこの名曲を、WINWOODが再度大ブレイクした1986年にGREAT WHITEだけでなくRAVENもカバーしてたんですね。当然ですがGREAT WHITE以上にギターオリエントでメタリック、そしてこの時期のRAVENはグラムメタルとのことでちょいアレンジしてそういう作風に仕上げています。これはこれでアリどころかTHUNDERに負けず劣らず聴いてて楽しいカバーですよ。やはり同じUKのバンド、ツボを心得てますね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-03-21 01:59:18)


Destroy All Monsters - Live in Japan

これもFaster than Speed of Lightという3枚組のBOXセットに収録されています。ある意味、聖地と言っても大げさじゃないクラブチッタ川崎でのライブ音源、彼らの熱いステージがそのままパッケージ、ライブならではの臨場感あふれるプレイは、このバンドの専売特許と言えるパワフルなステージを伝えるもの、選曲的に微妙な空気も流れるが、逆に今となっては貴重な時代の音源となるので、別の角度から見るとレア感は相当アップ、何よりスタジオ作よりも魅力的に感じさせたのがポイント。
ライブとスタジオテイクは別なんだぜと高らかに宣言、作り込み過ぎた名ばかりのライブ盤とは一線を画す出来栄えにニンマリします。

失恋船長 ★★★ (2023-05-30 11:43:53)


Party Killers

Faster than Speed of Lightという3枚組のBOXセットをリリース、その内の一枚がこれ。完全に原曲をRAVEN流に仕上げている。妙な色気を出さずに、オリジナルティを尊重するも、けたたましいリズムプレイとド派手はギターでガンガンと迫る彼ららしさを表に出しきりかヴぁー大会に華を添えている。名のあるバンドの曲を真っ向勝負でカヴァーとは驚きますが、楽しそうです。ライブさながらに間髪入れず続くメドレー式の構成も賑やかさを誘発、アイデア勝負で見事に勝ち切りました。
オリジナル盤は自主製作品ですので、貴重な音源だというのも驚き、そしてリリースされた情報が入ってこなかったのも頷けますね。意外としっかり演奏していたなぁ。

失恋船長 ★★★ (2023-05-30 11:34:47)


Walk Through Fire

NWOBHM勢の中でもスピードに特化したサウンドで人気を博した彼ら、メタルバブルの時代でも若干のモデルチェンジを果たしながらも、その勢い重視の破天荒な暴走サウンドを研ぎ澄ましながらアジャストする事に成功。けしてメジャーな存在とは言えないが、この手のスピードメタル勢にとってアイコンとなる存在だったでしょう。
そんな彼らも流石に90年代の波には、抗う事が出来ず活動は停滞、再浮上の兆しもないままに多くの時間を過ごしてきましたが、2009年リリースの今作は、あのハイテンションなシャウトから、傍若無人極まりない暴走スタイルへと帰還。勿論、単に暴れ倒すだけではない、余裕から来る整合感も増量と、その堂に入ったパフォーマンスは圧巻の一言、大人げない激烈さと熟練された一体感が独特の間を生み出している。ここにきて経験値から来る質の高いバラエティに富んだ楽曲を揃えてきた事に改めて唸りましたね。

失恋船長 ★★★ (2017-12-09 13:11:08)


Stay Hard

メジャー・レーベルとの契約を得たは良いけど、「売れるアルバム作らんかい」との執拗なプレッシャーにも悩まされる羽目になったRAVENの苦闘の跡が刻まれる、'85年発表の4thアルバム。
変わらぬハイパーさを誇示する一方で、メロディを丁寧に追いかけるようになったメンバーのパフォーマンスといい、ポップな要素も積極的に取り込み始めた楽曲といい、全体的にキチGUY度は減退気味。NWOBHM由来の暗さやスピード感といったマイナー成分を薄れさせた「アスレチック・ロック」は、前3作を地獄のブート・キャンプとするならば、本作のそれは健全なエクササイズの趣き。そのため表題『STAY HARD(ハードでいろ)』に対しては、全国のRAVENルナティックスから一斉に「お前がな」とツッコミが入ったとか入らなかったとか・・・。
但し、溌剌とハジけるロックンロール風味は元々RAVENサウンドの魅力の一端を担っていたわけで、彼らの個性と、今回打ち出しているキャッチーなサウンドとの相性は決して悪かない。分厚く重ねられた哀愁のコーラスが印象的な③は本作ならではの逸曲と言えますし、持ち前のパワーをメジャー感溢れるアレンジと音作りで料理した①②④等も中々のカッコ良さ。そして終盤に控えるのは、これぞRAVEN!なスピード・ナンバーの名曲⑨。
バンドとレコード会社の猛烈な鍔迫り合いが好結果に繋がった1枚。「RAVEN史上、最も売れたアルバム」との勲章も伊達じゃねぇなと。

火薬バカ一代 ★★ (2015-07-01 22:54:41)


Destroy All Monsters - Live in Japan

当時のレーベル・メイト、オランダのHRバンド、SLEEZE BEEZEとの組み合わせで、'95年に川崎クラブチッタにて行われた一夜限りの初来日公演の模様を収めた実況録音盤。
『ゴジラ』シリーズ第9弾『怪獣大戦争』の米国公開時の洋題を戴いたアルバム・タイトルからして奮ってる本作ですが、前年リリースの9th『GLOW』がモダン・ヘヴィネス方向に血迷ったRAVEN史上屈指の問題作であったこと、更に当時の彼らが迷走の真っ只中にあったこととが重なり、収録曲の実に半数以上が90年代以降に発表された作品からのチョイスとあっては、「盛り上がりたくとも盛り上がりきれねー」というのが正直な心境。この選曲が足枷となり、買ったはいいけど碌に聴かぬままCD棚に放り込んでおりました。
ただ、流石ライブ・バンドとして名を売ってきた猛者だけに、マーク・ギャラガーの緩急自在のGプレイやジョー・ハッセルヴェンダーのラウドなドラミングetc・・・と、トリオ編成の不利をモノともしないド迫力の熱血パフォーマンスはここでも健在。分けても、有り余るエネルギーがシャープ気味のシャウトとなって漏れ出すジョン・ギャラガーのVoは、図太いBランと共に期待に違わぬ存在感を発揮してくれていて嬉しくなりましたね。
ライブだとあのパッとしない『GLOW』からの楽曲さえも5割増しで輝いて聴こえますし、伝説のライブ・アクト降臨にテンション上がる観客との熱いコール&レスポンスがフィーチュアされ、ショウのハイライトを形成する“BREAK THE CHAIN”等、改めて聴き直すと耳惹かれる部分も多々あるライブ盤であることに気付かされた次第。
RAVEN初来日公演の壮絶な盛り上がりっぷりの一端には触れられる1枚かな?と。

火薬バカ一代 ★★ (2012-02-27 23:06:53)